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【2026年】SaaS管理ツール比較7選|料金・無料プランと失敗しない選び方

【2026年】SaaS管理ツール比較7選|料金・無料プランと失敗しない選び方

【2026年】SaaS管理ツール比較7選|料金・無料プランと失敗しない選び方

【2026年】SaaS管理ツール比較7選|料金・無料プランと失敗しない選び方

公開日

最終更新日

SaaS管理ツールは、「自社のSaaSとどこまで連携できるか」「シャドーIT(情シスが把握していないSaaS)をどの方法で見つけるか」「料金が自社の規模に合うか」の3点で比べると、導入後に手作業が残りにくくなります。

本記事では、国内で使われている主要7製品を、各社の公式サイトに掲載されている情報(2026年9〜10月時点)をもとに同じ基準で比較しました。目的別のおすすめ早見表、100名・300名での料金試算、無料トライアルで確認すべき項目まで、情シスがツールを選ぶときに必要な情報をまとめています。なお、本記事は比較対象のひとつである「マネーフォワード Admina」を提供するマネーフォワードi株式会社が作成しています。

そもそもSaaS管理とは何か、自社にツールが必要かどうかから整理したい方は、SaaS管理の基本と導入の進め方を先に確認しておくと、比較のポイントが理解しやすくなります。

要点を動画で1分解説

目的別おすすめSaaS管理ツール早見表

SaaS管理ツールは製品ごとに得意分野がはっきり分かれているため、まず「いちばん解決したいこと」から候補を絞るのが近道です。


こんな企業におすすめ

候補になる製品

理由

シャドーIT・シャドーAIを幅広く見つけたい

マネーフォワード Admina

ログイン情報・ブラウザ・デスクトップアプリ・支払い履歴の4つの方法で検知できる

入社・退職時のアカウント対応を自動化したい

マネーフォワード Admina、freee IT管理

入社日・退職日に合わせた自動化に対応し、SAML・SCIMに対応していないSaaSも自動化の対象にできる

SaaSとPCなどの端末をまとめて管理したい

マネーフォワード Admina、ジョーシス

従業員ごとにSaaSアカウントと端末をひもづけて管理でき、キッティングなどの委託もできる

費用をかけずに始めたい

ワスレナイ、マネーフォワード Admina(50ID以下)、applog(FREEプラン)

無料で使えるプランがある(applogのFREEプランはシャドーITの検知・可視化のみ)

オンプレミスや自社開発のソフトウェアも管理したい

OPTiM サスマネ

PCに入れたエージェントで、SaaS以外のソフトウェアも可視化できる

人数が変動しやすく、費用を固定したい

applog(旧デクセコ)

人数帯ごとの定額料金

導入後の定着まで担当者に伴走してほしい

ITboard、マネーフォワード Admina

専任担当者やサポートチームが運用づくりを支援する

BOXIL(スマートキャンプ株式会社)がSaaS管理ツールの導入に携わった1,813人を対象に2025年4〜5月に実施した調査では、シェア1位がマネーフォワード Admina(20.70%)、2位がデクセコ(現applog、11.60%)、3位がジョーシス(11.30%)でした。

SaaS管理ツールを比較する7つのポイント

最初に確かめたいのは、①自社のSaaSとの連携範囲と、②シャドーIT・シャドーAIの検知方法です。この2つが合っていないと、ほかの機能が充実していても手作業が残ります。

① 連携できるSaaSの数と対応範囲

連携できるSaaSの数と、連携したSaaSで何ができるかは、アカウントの可視化と自動化がどこまで及ぶかを決める、最も基本的な比較軸です。連携数が多いほど各SaaSの管理画面に個別にログインして確認する作業が減り、自動化できる範囲が広いほど退職時の削除漏れも起こりにくくなります。

比較するときは、連携の「数」と「対応範囲」をあわせて確認しましょう。

  • 連携の数:社内でよく使われているSaaS上位10〜20個が、連携の対象に入っているか

  • 対応範囲:見える化だけでなく、入社日・退職日に合わせたアカウントの発行・削除まで自動化できるSaaSはどれだけあるか

  • 連携できないSaaSの扱い:API連携に対応していないSaaSや社内システムのアカウントも、CSVの取り込みや手動登録で同じ台帳にまとめて管理できるか

マネーフォワード Adminaは国内トップクラスの数のSaaSと連携しており、入社日・退職日をきっかけにアカウントを自動で発行できるSaaSは220以上、自動で削除できるSaaSは200以上あります(2026年10月時点)。連携に対応していないSaaSやオンプレミスのシステムも、手動登録やCSVの取り込み、Googleスプレッドシート連携で同じ画面に集められます。対応しているサービスと機能は、Adminaの連携SaaS一覧で事前に確認できます。

② シャドーIT・シャドーAIの検知方法

シャドーITの検知方法は製品によって異なり、どの方法を使えるかで「見つけられる範囲」が変わります。

検知方法

見つけられるもの

見えにくいもの

ログイン情報(Google・Microsoftなど)

会社のアカウントでログインしたSaaS

個人のメールアドレスで登録したSaaS

ブラウザ拡張機能

ブラウザでアクセスしたSaaS・AIサービス

ブラウザの外で動くデスクトップアプリ

デスクトップアプリの検知(PCに入れるエージェント)

PCで動いているSaaS・AIのアプリ

エージェントを入れていない端末

支払い履歴(会計・経費データ)

費用が発生しているSaaS

無料プランで使われているSaaS

どの方法にも死角があるため、複数の方法を組み合わせられるかが比較のポイントです。特に生成AIは、個人の無料プランやデスクトップアプリで使われることが多く、ログイン情報や経費データだけでは見つかりません。

シャドーAIのリスクそのものはシャドーAIの情報漏洩リスクと対策の全体像で、DLPやCASBだけでは防ぎきれない理由はSaaS管理の観点からのシャドーAI対策で詳しく解説しています。Gemini SparkやChatGPT Workのように社内のSaaSへ接続して動くAIエージェントも広がっているため、主要AIエージェントの統制ポイントの比較もあわせて確認しておくと、検知の対象に何を含めるべきか判断しやすくなります。

③ 入社・異動・退職のアカウント対応の自動化

人事データを起点にアカウントの発行・権限変更・削除を自動化できるかは、情シスの工数に直結します。確認したいのは次の2点です。

  • 人事システム(SmartHR、freee人事労務など)や、従業員マスターとして使うIdP(Google Workspace、Microsoft Entra IDなど)と連携できるか

  • SAMLやSCIMに対応していないSaaSも、自動化の対象にできるか

IdPによる自動化は、SCIM(ID情報を自動で連携する標準規格)に対応したSaaSに限られることが多く、対応していないSaaSは手作業で残りがちです。SCIMで自動化できる範囲はSCIMの仕組みとSAMLとの違いで、入退社時に情シスがやるべき作業の流れは入退社フローのテンプレートで整理しています。

④ コストと契約の見える化

支払い履歴とSaaSのデータベースを照合できると、情シスが把握していない有償のSaaSまで、支払額をもとに洗い出せます。あわせて、最終ログイン日時から使われていないライセンスを一覧にできるか、契約の更新日を事前に通知できるかを確認しましょう。マネーフォワード Adminaでは、支払い履歴からSaaSごとのコストを自動で集計し、利用状況とあわせて削減の余地を確認できます。ライセンスを減らす具体的な手順は、ライセンスの削減マトリクスと実務の進め方が参考になります。

⑤ デバイス管理とまとめて扱えるか

SaaSと端末を別々のツールで管理していると、入退社のたびに複数の画面を行き来することになります。従業員ごとにSaaSアカウントとPCをひもづけられるか、MDM(モバイルデバイス管理)と連携できるか、キッティングや保管の作業を外部に任せられるかも比較の対象です。SaaSと端末を一元管理するメリットは、SaaS・デバイス統合管理の進め方で紹介しています。

⑥ 料金体系と無料プランの範囲

料金は1IDあたりの月額課金が中心ですが、人数帯ごとの定額制や、全機能を無料で使える製品もあります。自社の人数で実際にいくらかかるかは、後半の「製品別の料金比較と無料プラン」で100名・300名の試算を掲載しています。

⑦ ツール自体のセキュリティとサポート

SaaS管理ツールには全社のアカウント情報が集まるため、提供会社のセキュリティ体制も選定条件になります。上場企業やISMSを取得している企業では、第三者の監査による保証報告書であるSOC2 Type2報告書や、ISO/IEC 27001認証の有無を確認されることが多くあります。あわせて、検知した結果をどう判断し運用につなげるか、導入後に相談できる体制があるかも見ておきましょう。

主要7製品の比較表

7製品を同じ基準で一覧にしました。各製品の公式サイトに掲載されている情報(2026年9〜10月時点)をもとに、「SaaS連携」「シャドーITの検知方法」「デバイス管理」「料金」「無料プラン」の5項目で比較しています。

シェア順位

製品名

タイプ

SaaS連携

シャドーITの検知方法

デバイス管理

料金の目安

無料プラン・トライアル

1位(20.70%)

マネーフォワード Admina

SaaS+デバイス統合管理

460以上

ログイン情報+ブラウザ拡張+デスクトップアプリ+支払い履歴

✅ Deviceプラン(MDM連携・台帳)、キッティングや保管の委託

1IDあたり月額300円(51ID以上)

✅ 50ID以下は永年無料、2週間トライアル

2位(11.60%)

applog(旧デクセコ)

SaaS管理+IT資産管理

非公開(独自DBは2,000以上)

ブラウザ拡張+IdP連携+会計データ

✅ IT資産管理

月額10,000円〜(人数帯ごとの定額)

✅ FREEプラン(検知のみ)、1か月トライアル

3位(11.30%)

ジョーシス

SaaS+デバイス統合管理

350以上

ログイン情報+ブラウザ拡張

✅ デバイス台帳、キッティングや配送の委託

要問い合わせ

要問い合わせ

4位(10.40%)

freee IT管理

SaaS+デバイス統合管理

非公開

ブラウザ拡張

✅ 端末・備品管理、MDM同期

1ユーザー月額300円(年契約、最低50ID)

契約前トライアルあり

5位(7.80%)

ITboard

SaaS管理

非公開

ブラウザ拡張(Google/Microsoftアカウントと連動)

❌

要問い合わせ

要問い合わせ

—

ワスレナイ

SaaS+IT資産管理

200以上

ブラウザ拡張

✅ ハードウェア管理

無料

✅ 全機能が永年無料

—

OPTiM サスマネ

SaaS+オンプレミス+デバイス統合管理

非公開

PCへのエージェント導入

✅ MDM連携

1IDあたり月額250円(税抜、500IDまで)

原則14日間のトライアル

※シェア順位は、BOXILが2025年4〜5月に実施した調査(1,813人、2026年1月18日更新)によるものです。調査時点の製品名はデクセコです。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。

主要7製品の特徴と料金

ここからは、7製品を同じ項目で紹介します。各製品の「確認しておきたい点」もあわせて読むと、自社に合うかを判断しやすくなります。

1. マネーフォワード Admina(マネーフォワードi株式会社)

マネーフォワード Adminaは、国内トップクラスのSaaS連携と入社・退職時のアカウント自動化、4つの方法を組み合わせたシャドーIT・シャドーAIの検知が特徴のSaaS管理ツールです。

向いている企業

  • SaaSを数十〜数百個使っていて、アカウント管理を手作業で回している企業

  • シャドーITやシャドーAIの実態を把握し、社内ルールづくりまで進めたい企業

  • 少人数の情シスで、SaaSと端末の管理をまとめて効率化したい企業

主な特徴

  • 入社日・退職日に合わせてアカウントを自動で発行できるSaaSが220以上、削除できるSaaSが200以上あり、SAML・SCIM未対応のSaaSも自動化の対象にできます

  • Deviceプランで、JamfやIntuneなどのMDMと連携して端末をSaaSアカウントと同じ画面で管理できます

  • 検知後の判断基準づくりにサポートチームが伴走し、人手が足りない場合は専門人材が業務を代行しながら改善・圧縮するAdmina Digital Workforceも選べます

  • SOC2 Type2報告書を3年連続で受領しています

シャドーITの検知方法

ログイン情報、ブラウザ拡張機能、デスクトップアプリを検知するAdmina Tracker、支払い履歴の4つを組み合わせ、ChatGPTやClaudeなど200以上のAIサービスの利用も把握できます。仕組みはシャドーIT・AI検知の機能ページで確認できます。

料金

  • 50ID以下:永年無料(全機能。クレジットカードの登録が必要)

  • 51ID以上:1IDあたり月額300円(個別見積もり)

  • 無料トライアル:2週間

確認しておきたい点

  • ブラウザ拡張機能とAdmina Trackerは、それぞれ端末への導入が必要です

  • デバイス管理の機能は、Deviceプラン(有償)の契約が必要です

導入企業では、退職者アカウントの削除工数を約8割減らしたアジアクエスト株式会社や、約50と見込んでいたSaaSが100を超えていたとわかった株式会社令和トラベルなどの成果が出ています。規模や業種の異なる企業の取り組みは、Adminaの導入事例集でまとめて読めます。

2. applog(株式会社オロ)

applog(アップログ)は、2026年10月に「デクセコ」から名称を変えたSaaS管理ツールです。2,000以上のSaaSを登録した独自データベースと、ブラウザ拡張機能で現場の利用状況を集める方法が特徴で、料金は人数帯ごとの定額制です。

向いている企業

  • 部門が独自にSaaSを導入していて、まず全社の利用実態を把握したい企業

  • 従業員数が変動しやすく、費用を固定したい企業

主な特徴

  • アンケート機能で、利用者にSaaSの要否を確認できます

  • CSV取り込みやカスタム連携で、オンプレミスや社内独自のツールのアカウントも管理できます

  • PC・スマートフォン・SIMカードなどのIT資産も、利用者とひもづけて管理できます

シャドーITの検知方法

ブラウザ拡張機能またはIdP連携で利用中のSaaSを検知し、会計システムとの連携で支払いのあるSaaSも洗い出します。

料金

  • スタータープラン:月額10,000円(20名まで)

  • スタンダードプラン:月額50,000円(100名まで)

  • エンタープライズプラン:月額50,000円〜(人数無制限)

  • FREEプラン:無料(シャドーITの検知・可視化のみ、検知数に上限あり)

  • 無料トライアル:1か月

確認しておきたい点

  • FREEプランは検知と可視化に限られ、アカウント管理や棚卸しは有料プランが必要です

  • 公式サイト内で料金の表記が分かれているため、最新のプランは問い合わせで確認しましょう

3. ジョーシス(ジョーシス株式会社)

ジョーシスは、350以上のSaaS連携とデバイス管理に加えて、キッティングや配送、アカウント発行・削除などの業務代行まで扱う統合管理プラットフォームです。

向いている企業

  • SaaSとデバイスの管理業務をまとめて外部に任せたい中堅・大企業

  • 複数の組織をまとめて管理したい企業

主な特徴

  • 人事情報をもとに、部署や職位に応じた権限でアカウントの発行・削除をワークフローで実行できます

  • API連携がないアプリを連携させるAI連携ビルダーや、AIエージェントを検知する機能も提供しています

  • SOC 2 Type 2報告書とISO 27001認証を取得しています

シャドーITの検知方法

ログイン情報とブラウザ拡張機能から、承認されていないSaaSの利用を把握します。

料金

  • 要問い合わせ(料金表は問い合わせで提供)

確認しておきたい点

  • 料金が公開されていないため、他製品との比較には見積もりが必要です

4. freee IT管理(フリー株式会社)

freee IT管理は、人事データやIdPとSaaSアカウントを自動で名寄せし、アカウントの発行・削除をノーコードで自動化できるツールです。旧称は「Bundle by freee」です。

向いている企業

  • freeeのバックオフィス製品を使っている企業

  • アカウント発行の自動化を優先したい企業

主な特徴

  • SCIMに対応していないSaaSにも、freee IT管理を通してアカウントを発行できる仕組み(特許取得済み)があります

  • 二要素認証の未設定など、SaaSの設定のリスクを検知できます

  • 端末や備品を所有者とひもづけて管理でき、MDMと同期した端末情報も取り込めます

シャドーITの検知方法

ブラウザ拡張機能で、承認されていないSaaSの利用を検知します。

料金

  • 1ユーザー月額300円(年契約・年払い、最低50ID)、初期費用なし

  • 契約前トライアルで効果を検証できます

確認しておきたい点

  • 年契約・最低50IDからの契約になります

  • シャドーITの検知方法はブラウザ拡張機能のため、ブラウザの外で使われるアプリは把握しにくくなります

5. ITboard(アイティクラウド株式会社)

ITboardは、ソフトバンクのグループ企業が提供する、SaaSのリスク低減とコスト削減に絞ったツールです。1社に1名の専任担当者がつき、導入から活用まで伴走します。

向いている企業

  • 情シスの専任担当者がいない、または人手が足りず導入後の定着に不安がある企業

主な特徴

  • 全社・組織別・製品別の利用料金をダッシュボードで確認できます

  • 退職者や未ログインの外部ユーザーなど、削除漏れのアカウントを検知できます

シャドーITの検知方法

Google/Microsoftアカウントと連動したブラウザ拡張機能でアクセス履歴を集め、約1万件の製品データと照合します。

料金

  • 要問い合わせ

確認しておきたい点

  • PCなどのデバイス管理の機能はありません

  • 料金が公開されていないため、見積もりが必要です

6. ワスレナイ(株式会社SHIFT)

ワスレナイは、初期費用・月額利用料がかからず、全機能を永年無料で使えるSaaS・IT資産管理ツールです。

向いている企業

  • 予算を確保しにくい少人数の企業

  • まず現状を把握したいスタートアップ

主な特徴

  • 200種類以上のSaaSと自動連携でき、連携していないSaaSも手動で登録できます

  • 「ワスレナイAI」で、AIツールの利用コストの可視化に対応しています

  • 運営会社のSHIFTはISO/IEC 27001認証を取得しています

シャドーITの検知方法

ブラウザ拡張機能で、未承認のSaaSやAIの利用を検知します。

料金

  • 無料(運用代行などの有償オプションあり)

確認しておきたい点

  • アカウント削除の自動化は、削除のAPI連携に対応しているSaaSに限られます

  • アカウント管理の運用をまとめて任せたい場合は、有償オプションの利用になります

7. OPTiM サスマネ(株式会社オプティム)

OPTiM サスマネは、従業員のPCにエージェントアプリを入れて利用状況を集める方法のため、デスクトップアプリやオンプレミス、自社開発のソフトウェアまで可視化できる点が強みです。

向いている企業

  • オンプレミスや自社開発のソフトウェアが多く残る製造業・金融業などの企業

主な特徴

  • 未承認ソフトウェアの利用を検知し、情シスに通知します

  • MDMと連携し、端末の利用者情報を台帳に同期できます

シャドーITの検知方法

PCに入れたエージェントアプリで、ソフトウェアの利用状況を集めます。

料金

  • 1IDあたり月額250円(税抜、500IDまで)、501ID以上は個別見積もり

  • 原則14日間のトライアル

確認しておきたい点

  • 従業員のすべてのPCに、エージェントアプリの導入が必要です

  • 連携できるSaaSの数は公開されていません

製品別の料金比較と無料プラン

SaaS管理ツールの料金は、1IDあたり月額250〜300円程度のID課金が中心です。ただし、人数帯ごとの定額制や無料で使える製品もあるため、自社の人数で実際の金額を比べることが大切です。

料金体系の比較

製品名

課金方式

公開されている料金

条件

無料プラン・トライアル

マネーフォワード Admina

ID課金

1IDあたり月額300円

51ID以上、個別見積もり

50ID以下は永年無料、2週間トライアル

freee IT管理

ID課金

1ユーザー月額300円

年契約・年払い、最低50ID

契約前トライアル

OPTiM サスマネ

ID課金

1IDあたり月額250円(税抜)

500IDまで。501ID以上は個別見積もり

原則14日間のトライアル

applog

人数帯ごとの定額

月額10,000円〜

20名まで/100名まで/それ以上で3プラン

FREEプラン(検知のみ)、1か月の無料トライアル

ワスレナイ

無料

0円

運用代行などは有償オプション

全機能が永年無料

ジョーシス

非公開

要問い合わせ

—

要問い合わせ

ITboard

非公開

要問い合わせ

—

要問い合わせ

100名・300名で使った場合の月額の目安

公開されている定価をもとに、従業員100名と300名で使った場合の月額を試算しました。

製品名

100名の場合

300名の場合

マネーフォワード Admina

約30,000円

約90,000円

freee IT管理

30,000円

90,000円

OPTiM サスマネ

25,000円(税抜)

75,000円(税抜)

applog

50,000円(スタンダードプラン)

50,000円〜(エンタープライズプラン)

ワスレナイ

0円

0円

※Adminaは個別見積もりのため目安です。オプションや契約条件によって金額は変わります。正式な金額は各社に見積もりを依頼してください。

金額だけで比べると、ID課金は人数が少ないほど、定額制は人数が多いほど割安になる傾向があります。ただし、無料や低価格の製品では、自動化できる範囲や検知の方法、サポートの範囲が限られることもあります。「削減できるライセンス費用」と「浮く作業時間」もあわせて見積もると、費用対効果を判断しやすくなります。

Adminaの全プランの料金と、80名・500名・2,500名での年間費用の試算は、Adminaの料金ガイドにまとめています。プランの内容とIDの数え方は料金ページで確認できます。

無料プランを選ぶときの確認点

無料のプランは、社内にどんなSaaSがあり誰がアカウントを持っているかを把握する段階に向いています。選ぶときは、有償プランに切り替える場面まで見据えて、次の点を確認しておきましょう。

  • 無料の範囲:機能が制限されるのか、ID数に上限があるのか

  • 上限を超えたとき:自動で有償プランに切り替わるのか、手続きが必要なのか

  • データの引き継ぎ:無料期間に整えたアカウント情報や台帳を、そのまま使い続けられるか

Adminaの無料プランは、50ID以下であれば有償プランと同じ全機能を使えるため、組織が大きくなっても同じ環境のまま管理を続けられます。

課題・状況別 おすすめツールの選び方

解決したい課題や自社の状況が決まっている場合は、そこに強い製品から比較すると絞り込みが早くなります。

シャドーIT・シャドーAIを網羅的に見つけたい

→ マネーフォワード Admina

ログイン情報・ブラウザ拡張機能・デスクトップアプリ・支払い履歴の4つの方法を組み合わせて検知できます。ブラウザの外で使われるAIのデスクトップアプリまで検知の対象にでき、検知した後の判断基準づくりにもサポートチームが伴走するため、シャドーAI対策の起点として使いやすい製品です。

SaaSとデバイスをまとめて管理したい

→ マネーフォワード Admina/ジョーシス

どちらもSaaSアカウントと端末を従業員ごとにひもづけて管理でき、キッティングや保管などの作業も委託できます。Adminaは国内トップクラスの連携数と、端末の保管や配送まで任せられるDevice倉庫プラン、ジョーシスは業務代行の範囲の広さに強みがあります。

入社・退職時のアカウント対応を自動化したい

→ マネーフォワード Admina/freee IT管理/ジョーシス

Adminaは入社日・退職日をきっかけにアカウントを自動で発行できるSaaSが220以上、自動で削除できるSaaSが200以上あり、SAML・SCIMに対応していないSaaSも自動化の対象にできます。freee IT管理はSCIM非対応のSaaSにもアカウントを発行できる仕組みを持ち、ジョーシスは部署や職位に応じた権限のワークフローが充実しています。

50名未満で、費用をかけずに始めたい

→ マネーフォワード Admina(50ID以下)/ワスレナイ/applog(FREEプラン)

Adminaは50ID以下なら全機能を永年無料で使え、シャドーITの検知や入社日・退職日に合わせたアカウントの自動化まで費用をかけずに試せます。ワスレナイは全機能が永年無料、applogのFREEプランはシャドーITの検知と可視化に絞って無料で使えます。

300名を超え、監査や取引先のセキュリティ確認に備えたい

→ マネーフォワード Admina/ジョーシス

アカウントと権限の状況を一覧で示せること、利用履歴を出力できること、ツール自体のSOC2 Type2報告書があることが選定の条件になります。権限の設計方法はRBACの設計手順が、取引先から求められるセキュリティ対策の評価基準はSCS評価制度の評価項目が参考になります。

オンプレミスや自社開発のソフトウェアも管理したい

→ OPTiM サスマネ

PCに入れたエージェントアプリで、デスクトップアプリやオンプレミスのソフトウェアまで利用状況を可視化できます。従来型のシステムが多く残る企業に向いています。

現場部門のSaaS利用の実態をまず把握したい

→ applog(旧デクセコ)

2,000以上のSaaSを登録したデータベースとアンケート配信で、利用状況だけでなく利用者から見た要否まで集められます。人数帯ごとの定額料金も特徴です。

情シスの人手が足りず、運用の定着まで支援してほしい

→ ITboard/マネーフォワード Admina

ITboardは1社に1名の専任担当者が伴走します。Adminaは、検知結果を運用につなげるサポートチームの伴走に加えて、専門人材が業務を代行しながら改善・圧縮するAdmina Digital Workforceも選べるため、社内にノウハウが少ない企業でも運用を定着させやすくなっています。

失敗しない選定の進め方:無料トライアルで確認すること

SaaS管理ツールは、資料や比較表だけで決めず、候補を2〜3製品に絞って無料トライアルで自社の環境を実際につないでみることが、導入後のギャップを防ぐいちばん確実な方法です。

候補を絞るまでの進め方

まず、社内でよく使われているSaaSを10〜20個書き出し、その一覧をもとに各製品の連携の対応状況を確認します。次に、「シャドーITの把握」「入退社の自動化」「コスト削減」「端末の管理」のうち、何を最優先にするかを社内で決めてから、早見表と比較表で2〜3製品に絞りましょう。

無料トライアルで確認する項目

トライアル期間は限られているため、確認する項目を先に決めておくと効率よく比較できます。

  • ✅ 自社の主要SaaSを実際に連携し、アカウント情報が正しく取り込めるか

  • ✅ 退職者や休眠中のアカウントが、一覧で見つかるか

  • ✅ ブラウザ拡張機能などを数名に配布し、シャドーIT・シャドーAIがどこまで見つかるか

  • ✅ 人事システムやIdPとつないで、入社・退職のアカウント処理を試せるか

  • ✅ 検知した結果を、誰がどう判断して対応するか、運用の流れを描けるか

  • ✅ 困ったときに、サポートへすぐ相談できるか

見つかったシャドーITを一律に禁止すると、現場はさらに見つかりにくい方法でSaaSを使うようになります。トライアルの段階から「検知した後にどう扱うか」まで確認しておくと、本番の運用にスムーズに移れます。具体的な検知の進め方は、シャドーITの見つけ方と対策で紹介しています。

稟議で伝えると通りやすい観点

稟議では、ツールの費用だけでなく「何がどれだけ減るか」を示すと、経営層の判断を得やすくなります。

  • 削減できるコスト:使われていないライセンスや重複契約の解約で、年間いくら減るか

  • 減る作業時間:入退社のアカウント対応や棚卸しに、毎月何時間かかっているか

  • 減らせるリスク:退職者アカウントの放置やシャドーAIによる情報漏洩を、どう防げるか

  • 対外的な説明:監査や取引先のセキュリティ確認に、どう答えられるようになるか

マネーフォワード Adminaは、企業規模を問わず2週間の無料トライアルをセルフサインアップで始められます。自社のSaaSをつないで検証したい場合は、Adminaの無料トライアルから申し込めます。

よくある質問(FAQ)

Q:SaaS管理ツールの料金相場はどのくらいですか?

A:ID課金の製品では、1IDあたり月額250〜300円程度が目安です。マネーフォワード Adminaとfreee IT管理が300円、OPTiM サスマネが250円(税抜)で、applogのように人数帯ごとの定額制の製品もあります。従業員100名なら、ID課金の製品で月額2.5万〜3万円ほどです。

Q:無料で使えるSaaS管理ツールはありますか?

A:あります。マネーフォワード Adminaは50ID以下なら全機能を永年無料で使え、51ID以上は有償プランになります。ワスレナイは全機能を永年無料で使え、applogはシャドーITの検知・可視化に絞ったFREEプランを用意しています。ほかの製品も、無料トライアルで試せるものがあります。

Q:シェアが高いSaaS管理ツールはどれですか?

A:BOXILがSaaS管理ツールの導入に携わった1,813人を対象に2025年4〜5月に実施した調査では、1位がマネーフォワード Admina(20.70%)、2位がデクセコ(現applog、11.60%)、3位がジョーシス(11.30%)でした。

Q:マネーフォワード Admina、ジョーシス、freee IT管理の違いは何ですか?

A:3製品ともSaaSとデバイスをまとめて管理できますが、強みが異なります。マネーフォワード Adminaは国内トップクラスの連携数と入社日・退職日に合わせたアカウント自動化の対応範囲、デスクトップアプリまで含めた4つの方法でのシャドーIT検知、50ID以下の無料プランが特徴です。ジョーシスはキッティングやアカウント発行などの業務代行の範囲が広く、freee IT管理はSCIM非対応のSaaSへのアカウント発行の仕組みとfreee製品との親和性が特徴です。

Q:大企業におすすめのSaaS管理ツールはどれですか?

A:300名を超える企業では、監査対応に使える利用履歴の出力や、ツール自体のSOC2 Type2報告書の有無が重要になります。マネーフォワード Adminaとジョーシスはどちらも報告書を取得しており、SaaSと端末の一元管理にも対応しています。オンプレミスのシステムが多い場合は、OPTiM サスマネも候補になります。

Q:シャドーAI(生成AIの無断利用)を検知できるツールはありますか?

A:あります。マネーフォワード Adminaは、ブラウザ拡張機能でChatGPTやClaude、Geminiなど200以上のAIサービスへのアクセスを、Admina TrackerでAIのデスクトップアプリの利用を検知できます。ワスレナイやapplogもブラウザ拡張機能でのシャドーAIの検知に対応しており、ジョーシスはAIエージェントの検知機能を提供しています。

Q:デスクトップアプリで使われるSaaSも検知できますか?

A:製品によって異なります。ブラウザ拡張機能やログイン情報による検知では、デスクトップアプリの利用は見えにくくなります。マネーフォワード AdminaはAdmina Trackerで、OPTiM サスマネはPCに入れるエージェントアプリで、デスクトップアプリの利用を検知できます。

まとめ

SaaS管理ツールは、連携できるSaaSの範囲、シャドーIT・シャドーAIの検知方法、料金が規模に合うか、の3点で比べると候補を絞り込めます。最終的には、2〜3製品に絞って無料トライアルで自社のSaaSを実際につなぎ、検知した後の運用まで描けるかを確かめてから選びましょう。

選定を進める前に、次の項目を確認しておくと判断がぶれにくくなります。

  • ✅ 社内でよく使うSaaSを10〜20個書き出し、各製品との連携状況を確認した

  • ✅ 最優先にする課題(シャドーIT、入退社の自動化、コスト、端末管理)を決めた

  • ✅ シャドーIT・シャドーAIの検知方法と、その死角を把握した

  • ✅ 自社の従業員数で、月額と年額の費用を試算した

  • ✅ 無料プランの範囲と、有償へ切り替わる条件を確認した

  • ✅ 無料トライアルで確認する項目と、検知後の運用の流れを決めた

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監修

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