All
SaaS管理
デバイス管理
セキュリティ対策
脅威・インシデント対策
IT基盤・インフラ
情シス業務・組織形成
AI / テクノロジー
プロダクト
イベントレポート
その他
ガバナンス

新着記事

もっと見る

>

>

マネーフォワード クラウド給与の料金・評判と最新機能【2026】

マネーフォワード クラウド給与の料金・評判と最新機能【2026】

マネーフォワード クラウド給与の料金・評判と最新機能【2026】

マネーフォワード クラウド給与の料金・評判と最新機能【2026】

公開日

給与計算は、毎月の厳格な納期に加え、社会保険料の改定や複雑な税制変更へ常に追従しなければならない専門性の高い業務です。従来のインストール型システムやエクセル管理による作業では、転記ミスや属人化、法改正への対応遅れといった限界に直面する企業が少なくありません。

本記事では、小規模なひとり法人から、50名〜300名規模の中小・中堅企業、そして300名を超える上場準備企業まで、それぞれの組織規模に応じた「マネーフォワード クラウド給与」の活用法を徹底解説します。2025年6月の最新料金改定、デジタル給与払いへの対応、他社ツールからの移行手順といった実務に直結する情報を網羅しました。バックオフィス業務の劇的な効率化への一歩としてご活用ください。

クラウド給与計算システムの料金、評判、および法改正への自動対応やシステム連携などの最新機能と導入による業務効率化を解説するインフォグラフィック。

マネーフォワード クラウド給与とは?

マネーフォワード クラウド給与は、企業の給与計算・明細発行を自動化する、シェアNo.1のクラウド型給与計算ソフトです。

【この記事でわかること】

  • 最新料金プランの全容:2025年6月改定に対応した従量課金の仕組みと、自社規模に合ったプランの選び方。

  • 他社ツールとの連携可否の判断基準:freee人事労務・給与奉行との違いや、KING OF TIMEなど他社勤怠システムとの連携設定のポイント。

  • 導入時の失敗パターンと回避策:日割り計算の再現不可・連携エラー・法令適用ミスという3大失敗の具体的な対処法。

  • 法改正への対応状況:定額減税・デジタル給与払い・2026年度税制改正への自動追従の範囲と、人手が必要な作業の境界線。

給与計算から明細発行・振込まで一つのシステムで完結

マネーフォワード クラウド給与は、企業の給与計算業務を根本から効率化するクラウドシステムです。PRONIアイミツの調査(2025年11月時点)によると、給与計算ソフトの利用率第1位(20.4%)を獲得しており、小規模企業から大企業まで規模を問わず広く支持されています。

また、マネーフォワード クラウドシリーズと組み合わせることで、人事や経理部門のデータ転記作業を排除し、一気通貫での業務効率化に貢献します。マネーフォワード クラウド給与を活用することで、管理部門の担当者を悩ませていた給与計算の工数を大幅に削減できます。

2024年〜2026年の最新動向・法改正への対応

法改正やデジタル化の潮流に追従するアップデートはシステム側で自動実施されるため、手動の法改正対応コストはゼロになります。

賃金のデジタル払い(デジタル給与)への正式対応(2025年2月〜)

2025年2月18日、マネーフォワードは「マネーフォワード クラウド給与」および「人事管理」において、賃金のデジタル払いへの対応機能をリリースしました(公式プレスリリース参照)。従業員ごとに「デジタル払いの受取金額(例:100,000円)」を個別に設定でき、PayPayなどの「資金移動業者(デジタルマネー)」の口座へ直接送金しつつ、残額を通常の銀行口座に振り分ける「二刀流」の振込設定がシステム内で完結します。

定額減税および年末調整精算への完全対応

2024年に実施された「所得税3万円・住民税1万円」の定額減税制度(国税庁:定額減税特設ページ)においても、いち早く対応機能をリリースしました。従業員の扶養情報を登録しておくだけで、システムが自動的に減税額を判定・適用。給与明細上にも「定額減税額」が別枠で自動表示され、年末の「年調減税」の精算作業までミスなく自動化できた実績があります。

2025年度〜2026年度の税制・法令改正への自動追従

2025年度の税制改正(国税庁:令和7年分以降の源泉徴収関係の改正;基礎控除や給与所得控除の見直し、特定親族特別控除の創設)に伴い、2026年1月より「源泉控除対象区分」の仕様変更や従業員CSVファイルのアップデートを自動実施しています。また、2026年度に施行された通勤手当関連の非課税枠の変更についても順次対応済みです。さらに、2025年4月より順次施行されている「育児・介護休業法」の改正に伴う時短勤務・残業免除による複雑な給与控除計算も、クラウド勤怠とのシームレスな連携によって正確な給与計算をサポートしています。

賃金のデジタル払い(デジタル給与)における「二刀流」振込の仕組み

▲ 賃金のデジタル払い(デジタル給与)における「二刀流」振込の仕組み

マネーフォワード クラウド給与 特徴:他社製品との比較と連携機能

他社の勤怠や労務ソフトと強力に連携できるオープンな拡張性が最大の強みです。

「freee人事労務」との思想の違い:オープン連携 vs オールインワン

「freee人事労務」が自社システム内で勤怠・給与・労務をすべて完結させる「オールインワン」の思想を持つのに対し、マネーフォワード クラウド給与は自社製品だけでなく、他社製ツール(KING OF TIME、AKASHI、ジョブカン、SmartHRなど)とのAPI・CSV連携が非常にオープンかつ強力です。既に他社の勤怠管理を導入している企業が「給与計算だけを切り替えたい」というケースにおいて、圧倒的にスムーズに移行できます。

基本料金内に「12のバックオフィスソフト」をパッケージ

マネーフォワード クラウド給与は単体契約ではなく、法人向けパッケージプランに含まれます。給与計算の基本料金を支払うだけで、会計、経費精算、請求書、年末調整、マイナンバー管理、社会保険手続きなどのシステムを追加の月額基本料なしで利用できる点が、他社専業ソフト(ジョブカンやジンジャーなど)に対する最大の強みです(対応機能数はプランや時期により変動するため、最新情報は公式サイトでご確認ください)。

社労士・税理士(専門家)との協業ハードルの低さ

日本の多くの会計事務所や社労士事務所が「マネーフォワードの公認メンバー」として管理コンソールを共有する仕組みを持っています。他社ソフトに比べて「外部の士業にチェックアカウントを渡し、オンライン上で計算結果を監査してもらう」というフローが極めて容易です。

製品名

主なターゲット層

強み・特徴

外部システムとの連携性

マネーフォワード クラウド給与

小規模〜大企業(シェア1位)

API連携が豊富、拡張性が極めて高い。基本料金で12のバックオフィス機能が利用可能。

◎(他社製勤怠・人事システムとワンクリック連携可能)

給与奉行クラウド

中堅〜大企業

堅牢なセキュリティ、複雑な規定対応に特化。

〇(同シリーズ内での連携が中心)

freee人事労務

小〜中規模企業

UIが直感的、会計データとの一体運用に強み(オールインワン型)。

△(他社システムとのAPI連携は可能だが、統合型設計のため追加設定が必要なケースが多い)

マネーフォワードとfreeeの設計思想の違い(オープン連携 vs オールインワン)

▲ マネーフォワードとfreeeの設計思想の違い(オープン連携 vs オールインワン)

マネーフォワード クラウド給与の料金

2025年6月1日に実施された最新の料金改定に対応した、従業員数に応じた明朗な従量課金制が特徴です。

2025年6月改定の最新料金体系

マネーフォワード クラウドの法人プラン(給与計算機能を含む)の最新料金表は以下の通りです。最新情報は公式料金ページでご確認ください。

プラン名

月払い(税抜)

年払い(税抜)

特徴・制限

ひとり法人プラン

3,980円

29,760円(月換算2,480円)

1名のみ利用可、年間仕訳数500件まで。小規模なスタートアップ向け。

スモールビジネスプラン

5,980円

53,760円(一括59,136円・税込)

小規模事業者向け(目安3名以下)。基本3名までの給与計算を含む。

ビジネスプラン

7,980円

77,760円(一括85,536円・税込)

中小・中堅企業向け(目安4名以上)。基本5名までの給与計算を含む。複数部門の管理や詳細な権限設定が可能。

従量課金の仕組みと注意点

基本料金プランには、スモールビジネスプランは3名まで、ビジネスプランは5名までの給与計算・明細発行が含まれています。超過人数で「給与の確定処理(Web明細発行など)」を行うと、超過人数に対して従業員1名あたり月額300円(税抜)の従量課金が発生します。休職者など、支給額がゼロでも社会保険料の控除のみが発生している従業員は課金対象となる点に注意が必要です。

対象の従業員が月額300円の「従量課金対象」になるかの判定フロー

▲ 対象の従業員が月額300円の「従量課金対象」になるかの判定フロー

実際の導入事例と具体的なコスト削減効果

企業規模や業務環境に応じた具体的な工数削減やコストカット効果が実証されています。

【事例①】有限会社明石商店(青果卸売業)

  • 規模:小規模(現場労働中心)

  • 導入時期:2024年

  • 課題:紙のタイムカードで打刻し、Excelに手入力で転記。二重・三重のチェックを行っていたが、転記ミスや計算ミスが頻発し、給与業務が完全に属人化していた。

  • 施策:外部の勤怠システム「KING OF TIME」と「マネーフォワード クラウド給与」を導入しAPI連携。

  • 成果:打刻から給与計算、年末調整までワンクリックで連携。転記作業が完全に不要になり、法改正への自動対応により計算ミスもゼロに。属人化が解消され、誰でも給与処理ができる体制を構築。

【事例②】某製造業(製造業)※社名非公開・自社取材に基づく事例のため個別検証不可

  • 規模:従業員80名規模

  • 導入時期:2024年

  • 課題:自社独自の複雑な計算ルール(食事手当や深夜手当などの変動項目)があり、これらをExcelで手動計算していたため、給与計算期に膨大な工数がかかっていた。

  • 施策:マネーフォワード クラウド給与の「計算式のカスタマイズ機能」を使い、独自ルールをプログラム化。

  • 成果:確認時間が以前の1/6(月6時間から1時間)に短縮。担当者の作業は「前月と差分がある箇所(画面上で赤く表示される)」をチェックするだけになった。ミス対応の手間を含め、月額約4万円相当のコスト削減効果を創出。

【事例③】上場準備企業(IT・サービス業、中堅規模)※社名非公開・自社取材に基づく事例のため個別検証不可

  • 規模:上場準備企業(中堅規模)

  • 導入時期:非公開

  • 課題:上場を視野に入れていたが、従来のシステムでは「承認機能」が弱く、内部統制の基準を満たすことが難しかった。また、経理1名の体制でバックオフィス全般を回す必要があった。

  • 施策:「マネーフォワード クラウド会計・給与・勤怠」をシリーズ一括で導入。

  • 成果:仕訳の登録者と承認者の権限を分けることでダブルチェックが機能し、上場に必要な内部統制の要件をクリア。業務が効率化され、経理1名でも無理なく運用可能になった。また、予期せぬ在宅勤務移行時にも即座に対応できる体制を構築できた点も導入効果として挙げられている。

【事例④】株式会社大伸社(IT・メディア系)

  • 規模:従業員数約270名

  • 導入時期:2018年(事例公開時期:2018年)※本事例は公開から7年以上が経過しており、現在の状況と異なる可能性があります。

  • 課題:インストール型ソフトと自社製勤怠ソフトの分断による煩雑な業務が課題だった。

  • 施策:マネーフォワード クラウド給与を導入し、API連携を整備。

  • 成果:データの転記作業が根絶され、グループ全体で約1,500時間の全社作業時間削減を達成。現在、270名のバックオフィス業務をわずか3名で運用する体制を確立。

導入時によくある失敗パターンと対策

独自ルールの過度な再現や、データ連携の初期設定を誤ることが導入初期の主な失敗原因です。

失敗①:自社の「日割り計算」や「手当の特殊ルール」が再現できない

【原因と対策】 「クラウドならどんな計算式でも100%自動化できる」と思い込んで契約してしまうパターンです。マネーフォワード クラウド給与は計算式のカスタマイズが優秀ですが、あまりに複雑な「独自の端数処理」や「個別の条件分岐」は標準機能で設定しきれないことがあります。契約前に必ず「1ヶ月無料トライアル」を活用し、自社の給与規定(特に休職時の控除や途中入退社の日割り計算など)が再現できるかをデモ検証しておくと、契約後のトラブルを防げます。

失敗②:他社製勤怠システムとのデータ連携時のマッピングエラー

【原因と対策】 「勤怠システムと連携できる」という言葉を鵜呑みにし、ボタン一つで無設定で取り込めると誤解するパターンです。外部の勤怠管理ソフト(KING OF TIME等)を連携させる際、従業員コードの一致や、給与明細上の項目(所定外労働、深夜労働など)と勤怠データ側のマッピングを初期設定時に正しく紐付ける必要があります。これを怠るとエラーで取り込めません。初期設定時には「連携マニュアル」を熟読し、1ヶ月分の過去データを使ってテストインポートを行うべきです。

失敗③:定額減税などの「法令適用タイミング」での設定漏れ

【原因と対策】 「クラウドだから法改正は勝手に100%対応してくれる」という思い込みから生じる人為的ミスです。システム側で税率の変更や定額減税の計算ロジックは自動アップデートされますが、「従業員の扶養親族情報の更新」や「対象・非対象者の個別チェック」などのマスタ更新は人間が管理画面で行う必要があります。システムを過信せず、法改正時にはマネーフォワードが提供する特設サポートページの手順に従って「自社データ側の確認・保存処理」を実行するフローを社内であらかじめ整備しておきましょう。

【実用】マネーフォワード クラウド給与 導入初期設定チェックリスト

フェーズ

確認・実施項目

チェック

事前準備

就業規則・給与規程(特に端数処理、日割り計算のロジック)を整理する

休職者や退職者のマスタ情報、従量課金対象の条件を確認する

初期設定

他社勤怠システムとの連携設定時、従業員コードと勤怠項目(残業・深夜等)のマッピングを行う

1ヶ月無料トライアルを利用し、過去1ヶ月分の本番データを使って計算テストを行う

運用開始後

法改正や定額減税時には、システムのお知らせに従って従業員マスタを更新する

外部の税理士や社労士に閲覧・監査用のアカウント権限を付与し、確認体制を作る

よくある質問

Q:マネーフォワード クラウド給与の評判や口コミ、導入メリットは何ですか?

A:直感的な操作性や、他社勤怠管理ツールとの連携が非常にスムーズである点が高く評価されています。一方で、自社独自の非常に複雑な給与計算ルールがある場合、システムの標準設定だけでは完全自動化が難しいことがあるため、事前の検証が必要です。

Q:mfクラウド給与の無料トライアルで確認すべき点は何ですか?

A:自社の「日割り計算ルール」や「独自の手当・控除項目」がシステム上で正確に再現できるかを必ずテストしてください。過去1ヶ月分の確定済み給与データを実際に入力し、既存の計算結果と一致するかどうかを比較検証するのが最も確実です。

Q:休職者の従量課金判定における注意点は何ですか?

A:支給額がゼロであっても、社会保険料の控除などの確定処理が発生している従業員は従量課金(1名あたり月額300円)の対象に含まれます。完全に休職しており、システム上で一切の給与・控除の確定処理を行わない月は課金対象外となります。

Q:他社の勤怠管理システム(KING OF TIMEなど)から移行する際、連携エラーを防ぐ初期設定手順は何ですか?

A:まず両システム間で従業員コードが完全に一致していることを確認してください。その上で、給与側の支給項目(所定外労働時間など)と勤怠側の出力項目が正しく紐付けられているか(マッピング設定)を確認し、事前に過去のCSVデータを用いてインポートテストを行ってください。詳細な手順はマネーフォワード公式のKING OF TIME連携マニュアルを参照することをおすすめします。

まとめ

マネーフォワード クラウド給与は、法改正への自動対応や外部システムとのシームレスなAPI連携により、複雑な給与計算業務の工数を大幅に削減できる強力なツールです。まずは自社の給与計算業務に毎月何時間かかっているかを可視化し、削減できるポテンシャルを把握することから始めましょう。公式サイトから申し込める30日間の無料トライアルを活用し、自社特有の手当や日割り計算ルールが再現可能かテストインポートを行ってみるのがおすすめです。

【今すぐできるアクションリスト】
✅ 自社の給与計算に毎月かかっている工数(時間)を記録する
✅ 日割り計算・独自手当・休職者控除のルールを書き出してトライアルで検証する
✅ 30日間無料トライアルに申し込み、過去1ヶ月分の実データでテストインポートを実施する
✅ 担当の税理士・社労士に閲覧用アカウントを付与し、監査フローを整える

本記事の内容に誤り等がございましたら、こちらからご連絡ください。

監修

Admina Team

情シス業務に関するお役立ち情報をマネーフォワード Adminaが提供します。
SaaS・アカウント・デバイスの管理を自動化し、IT資産の可視化とセキュリティ統制を実現。
従業員の入退社対応や棚卸し作業の工数を削減し、情報システム部門の運用負荷を大幅に軽減します。
中小企業から大企業まで、情シス・管理部門・経営層のすべてに頼れるIT管理プラットフォームです。