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給与計算は毎月の厳格な期限に加え、社会保険料の改定や税制変更へ対応し続けなければならない非常に専門的で負荷の高い業務です。従来のインストール型システムやエクセル管理では限界が見え始めている企業も多いでしょう。そこで本記事では、市場シェアNo.1を獲得しているSaaS「マネーフォワード クラウド給与」の最新動向と、企業規模を問わず支持される理由を徹底解説します。
📋 この記事でわかること
2025年最新のプラン別料金体系と従量課金の仕組み
定額減税・デジタル給与払いなど最新法改正への対応状況
他社クラウド給与ソフトとの機能・連携性の比較
月200万円削減・1,500時間削減など実際の導入事例と効果
導入時によくある失敗パターンと事前に取れる対策
マネーフォワード クラウド給与とは?市場シェアと全体像
給与計算から明細発行・振込まで一つのシステムで完結
PRONIアイミツ調査(2025年11月)で給与計算ソフト利用率シェア1位(20.4%)を獲得
あらゆる企業規模にフィットする高いカスタマイズ性
マネーフォワード クラウド給与は、企業の給与計算業務を根本から効率化し、シェアNo.1の実績を誇る業界標準のクラウドシステムです。
マネーフォワード クラウド給与とは、複雑な給与計算をシンプルにすると共に、給与明細の発行もスムーズに行えるソフトウェアです。PRONIアイミツの調査(2025年11月)によると、給与計算ソフトの利用率第1位(20.4%)を獲得しており、小規模企業から大企業まで規模を問わず支持されています。
また、マネーフォワード クラウドシリーズと組み合わせることで、人事や経理部門のデータ転記作業を排除し、一気通貫での業務効率化に貢献します。マネーフォワード クラウド給与を活用することで、管理部門の担当者を悩ませていた給与計算の工数を大幅に削減できます。
2024年〜2026年の最新動向・法改正への対応
2024年「定額減税」の複雑な控除計算・事績簿作成に自動対応
2025年解禁の「PayPay給与受取(デジタル給与払い)」に正式対応
労働保険料率の変更など各種法改正へ即座にアップデート
マネーフォワード クラウド給与では、人事労務関連の法改正への対応はシステムが自動で処理する。担当者が告知を待って手動修正する必要はない。
1. 定額減税の自動計算(2024年〜)
2024年に実施された「定額減税」では、扶養家族の数に応じた減税枠の算出や月次減税事務など、非常に複雑な対応が求められました。マネーフォワード クラウド給与では、控除対象者の自動判定から月次減税額の自動計算、各人別控除事績簿の作成までをシステム上で完結させ、手動計算のリスクを排除します。
2. 「給与デジタル払い」への対応(2025年〜)
2025年2月より、PayPay株式会社が提供する「PayPay給与受取」を利用した給与デジタル払い機能が実装されました。これにより、PayPayでの受け取りを希望する従業員にも、既存の給与計算フローを変えずに対応できます。
▲ 定額減税における自動計算の3ステップ
マネーフォワード クラウド給与 特徴:他社製品との比較と連携機能
他社の勤怠管理・タレントマネジメントシステムと豊富なAPI連携が可能
給与計算にとどまらないバックオフィス全体の最適化を実現
主要な競合製品と比較しても圧倒的な拡張性を持つ
既存の勤怠・人事システムをそのまま使いながらマネーフォワード クラウド給与を追加導入できる点が、他社製品との主要な差別化ポイントです。
同製品の最大の特徴として際立っているのは、自社シリーズだけでなく「KING OF TIME」や「SmartHR」など、他社製システムとの連携性が業界最多クラスである点です。以下の表で、主要なクラウド給与計算ソフトとの比較を示します。
製品名 | 主なターゲット層 | 強み・特徴 | 外部システムとの連携性 |
|---|---|---|---|
マネーフォワード クラウド給与 | 小規模〜大企業(シェア1位) | API連携が豊富、拡張性が極めて高い | ◎(他社製勤怠・人事システムとワンクリック連携可能) |
給与奉行クラウド | 中堅〜大企業 | 堅牢なセキュリティ、複雑な規定対応に特化 | 〇(同シリーズ内での連携が中心) |
freee人事労務 | 小〜中規模企業 | UIが直感的、会計データとの一体運用に強み | △(統合型パッケージのため他社システム併用には工夫が必要) |
▲ 主要クラウド給与計算ソフトの特徴と連携性比較
マネーフォワード クラウド給与の料金
基本料金+従量課金(6名以上追加1名あたり月額300円)の明瞭な体系
スモールビジネスプランは月額約3,980円からスタート可能
使った分だけの課金で企業成長に合わせたスモールスタートに最適
初期費用が無料で、実際の給与計算対象人数に応じた従量課金制を採用しているため、無駄のないコスト最適化が可能です。
マネーフォワード クラウド給与の料金体系は、企業の従業員規模に応じた柔軟な設定がされています。基本料金内で5名までの利用が含まれており、6名以上で利用する場合は、追加人数分に応じた従量課金が発生します。
主なプランとして、小規模法人向けの「スモールビジネスプラン」は月額約3,980円(年額一括払い等の割引適用で実質月額3,503円等のケースあり)、複雑な部門管理を必要とする法人向けの「ビジネスプラン」は月額約5,980円です。給与計算の対象となる6名以上の追加1名あたり月額300円が加算されます。休職者など控除のみ発生している従業員も課金対象となる点には注意が必要です。詳細な機能比較は公式サイトより確認ください。
実際の導入事例と具体的なコスト削減効果
橋本総業株式会社:月額200万円のコスト削減
株式会社大伸社:全社作業時間を1,500時間削減
なかむら建設株式会社:建設業特有の複雑な計算を自動化
事例1:橋本総業株式会社(従業員数800名以上 / 卸売業)
全国45拠点からの手書き紙ベースによる経費・給与処理が課題でした。マネーフォワード クラウドシリーズを全社導入したことで、完全ペーパーレス化と作業時間の劇的な短縮を実現し、金額ベースで毎月約200万円もの削減効果を創出しました。
事例2:株式会社大伸社(従業員数約270名 / IT・メディア系)
インストール型ソフトと自社製勤怠ソフトの分断による煩雑な業務が課題でした。マネーフォワード クラウド給与を導入し、API連携を整備した結果、データの転記作業が根絶され、グループ全体で約1,500時間の全社作業時間削減を達成しました。現在、270名のバックオフィス業務をわずか3名で運用する体制を確立しています。
導入時によくある失敗パターンと対策
自社の複雑すぎる独自ルールを無理にシステムに当てはめようとする
カスタム計算式の設定ミスによる計算エラーの発生
課金対象者(休職者など)の条件に対する理解不足
導入前に給与規程の棚卸しをしておくと、設定作業がスムーズになり、独自ルールによるトラブルを防ぎやすくなります。
マネーフォワード クラウド給与の計算設定は非常に柔軟ですが、導入時に陥りやすい失敗パターンが存在します。代表的なのが「カスタム計算式の設定ミス」です。独自の複雑な手当計算を無理に設定しようとし、数式の不整合やエラーを引き起こすケースが散見されます。対策として、導入に合わせて複雑すぎる独自ルール自体をシンプルに見直すことが推奨されます。
また、賞与計算のみの月や支給額・控除額が完全にゼロの従業員は課金対象外ですが、社会保険料の控除のみが存在する休職者は課金対象になるなど、従量課金の条件を正確に把握しておく必要があります。
▲ 従業員ごとの従量課金対象・判定フロー
よくある質問
Q:マネーフォワードでWeb給与明細はどうやって確認できますか?
A:従業員はパソコンまたはスマートフォンで自身のアカウントにログインし、従業員画面にアクセスします。「給与明細」画面から毎月の給与や賞与明細を確認でき、必要に応じてPDFでの出力や印刷も可能です。
Q:マネーフォワード クラウド給与でマイナス控除を行うことはできますか?
A:可能です。欠勤・遅刻・早退による時間控除など、自動計算された金額の先頭に「-(マイナス)」を表示させて控除項目として設定することができます。ただし、手入力した値や一部の固定手当項目には直接適用できない場合があります。
Q:他社の勤怠管理システム(KING OF TIMEなど)との連携は難しいですか?
A:非常に簡単です。API連携を利用することで、ワンクリックで他社システムの勤怠データをマネーフォワード クラウド給与に取り込むことができ、手動でのCSVインポートやデータ転記の手間を完全に排除できます。
まとめ
マネーフォワード クラウド給与は、法改正への自動対応から外部システムとの連携まで、給与計算業務の工数削減に直結する機能を備えています。コスト削減効果は企業規模や現状の運用によって異なります。まず自社の給与計算に毎月何時間かかっているかを時間単位で計測し、現状を把握することが第一歩です。その上で公式サイトの無料トライアルを活用し、自社環境に合うかどうかを実際に確認することを推奨します。
✅ 現状の給与計算工数を時間単位で計測する
✅ 休職者など従量課金対象となる条件を事前に確認する
✅ 公式サイトで無料トライアルを申し込み、自社環境での動作を検証する
本記事の内容に誤り等がございましたら、こちらからご連絡ください。
監修
Admina Team
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