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イントラネットとは?インターネットとの違いを図と比較表で解説

イントラネットとは?インターネットとの違いを図と比較表で解説

イントラネットとは?インターネットとの違いを図と比較表で解説

イントラネットとは?インターネットとの違いを図と比較表で解説

最終更新日

この記事でわかること

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この記事でわかること

  • イントラネットの意味・語源と、実務での役割

  • インターネット・エクストラネットとの違い(比較表あり)

  • アクセス制御の仕組み(Active DirectoryVPNゼロトラスト

  • 情シス担当者が陥りやすい構築・運用の失敗パターンと対策

  • 企業規模別のネットワーク見直し方針と運用チェックリスト

SaaS管理とその周辺領域の情報を1冊に集約

「SMPと周辺領域」は、これまでリリースしてきたホワイトペーパーの最も重要な部分をピックアップ、再編集し、多忙なコーポレートIT担当者の方でもSaaS管理について一気に学べる入門書となっています。

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イントラネットとは?意味と実務での役割

イントラネットは、組織内の安全な情報共有と業務効率化を支える根幹となるITインフラです。

イントラネット(intranet)の意味・語源

「イントラネット(intranet)」は、「内部」を意味する接頭辞「intra」と「ネットワーク(net)」を組み合わせた用語です。ビジネスの現場では「社内イントラ」や単に「イントラ」と略して呼ばれることが多く、広く定着した概念です。

インターネットと同じTCP/IPという通信規格を利用しながらも、ファイアウォールなどのセキュリティ機器を用いて外部のネットワークと切り離している点が最大の特徴です。

情シス部門から見たイントラシステムの実務的な役割

情報システム部門にとって、イントラシステムは単なる社内用Webサイトではなく、企業活動の根幹を支えるITインフラそのものです。href="https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html" target="_blank" rel="noopener">総務省の「令和5年通信利用動向調査」によれば、テレワークを導入している企業の割合は約5割となっています(※最新の調査結果については総務省の最新版をご確認ください)。社外からイントラネット内の業務システムへ安全にアクセスさせる仕組みの必要性は年々高まっています。

イントラネット上には、ファイルサーバー、勤怠管理システム、経費精算システムなどあらゆる業務アプリが集約されます。情シス部門は、これらのシステムに対する適切なアクセス権限を管理し、誰もが必要な情報へ遅延なくアクセスできる環境を維持する必要があります。

イントラネットとインターネット・エクストラネットの違い

各ネットワークの違いは、アクセスを許可するユーザーの範囲とセキュリティの閉鎖性にあります。

ネットワーク範囲と特徴の比較表

各ネットワークの特性を以下の比較表にまとめました。

比較項目

インターネット (Internet)

イントラネット (Intranet)

エクストラネット (Extranet)

アクセス範囲

全世界の不特定多数

自社・自組織の従業員のみ

自社従業員 + 特定の取引先・協力会社

セキュリティレベル

低い(公開前提)

高い(閉鎖環境)

中〜高(厳密な認証が必要)

主な用途

自社サイト公開、情報収集、SNS

社内システム、ファイル共有、勤怠管理

受発注システム(EDI)、サプライチェーン共有

認証の仕組み

不要(会員制サイト除く)

Active Directory、社内ID/パスワード

VPN、多要素認証(MFA)、専用ID

各ネットワークの境界線をイメージする

ネットワークの境界(バウンダリ)を概念的にイメージする場合、イントラネットは「社員証が必要な自社ビルの中」、インターネットは「誰でも歩ける公共の広場」、エクストラネットは「事前登録者のみが入れる共有会議室」に例えることができます。

イントラネットとインターネットの境界には、ファイアウォールやUTM(統合脅威管理)が設置され、外部からの不正な通信を遮断します。一方、エクストラネットを構築する場合は、外部のパートナー企業からのアクセスを許可するため、VPNを用いた暗号化通信や、アクセス元のIPアドレス制限など、より複雑な経路設計とアクセス制御が必要になります。

インターネット・イントラネット・エクストラネットのアクセス範囲と境界イメージの比較

▲ インターネット・イントラネット・エクストラネットのアクセス範囲と境界イメージの比較

SaaS管理とその周辺領域の情報を1冊に集約

「SMPと周辺領域」は、これまでリリースしてきたホワイトペーパーの最も重要な部分をピックアップ、再編集し、多忙なコーポレートIT担当者の方でもSaaS管理について一気に学べる入門書となっています。

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イントラネットの仕組みと「イントラPC」の実務役割

強固なイントラネット環境は、統制されたエンドポイント端末と厳格なアクセス制御基盤によって成り立ちます。

イントラPCとネットワーク機器の役割

イントラネット環境に接続して業務を行う端末を「イントラPC」と呼びます。イントラPCは、社内の情シス部門によってセキュリティソフトの導入、USBメモリの使用制限、指定のプロキシサーバー経由での通信など、厳密なポリシーが適用された状態でキッティング(初期設定)されます。キッティング作業は台数が増えるほど運用管理の負担となるため、MDM(モバイルデバイス管理)ツールによる自動化を導入する組織も増えています。

これらのイントラPCを繋ぐために、社内LAN(ルーターやスイッチングハブ)や、各拠点間を結ぶ閉域網などのネットワーク機器がインフラとして機能します。

Active DirectoryとVPNによるアクセス制御

通常、Active DirectoryやクラウドベースのIdP(Identity Provider)を用いて、「誰が・どの部署の・どのファイルサーバーにアクセスできるか」を細かく制御します。

また、テレワークなどで社外から社内イントラへアクセスする際は、通信を暗号化するVPNを利用します。ただし、IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2024」によれば(※最新版はIPAの公式サイトでご確認ください)、組織の脅威第1位に「ランサムウェアによる被害」、第2位に「サプライチェーンの弱点を悪用した攻撃」が挙げられています。特にVPN機器の脆弱性を狙った不正アクセスが急増しているため、VPN機器のファームウェアの最新化や、多要素認証(MFA)の導入が求められます。

Active DirectoryとVPNを活用したイントラネット環境の基本構成

▲ Active DirectoryとVPNを活用したイントラネット環境の基本構成

情シス向け:イントラネット構築のよくある失敗パターンと対策

イントラネットの設計ミスは、業務遅延の発生やシャドーITによる重大なセキュリティ事故を引き起こします。

失敗1:VPNの帯域不足によるレスポンス低下

よくある失敗パターンの一つが、テレワークの普及により想定以上のユーザーがVPN経由でイントラネットに同時接続し、ネットワーク帯域が枯渇して社内システムが実質的に利用不可になるケースです。「Web会議の音声が途切れる」「ファイルサーバーが開かない」といった情シスへの問い合わせが殺到します。

対策として、特定のクラウドサービス(Microsoft 365やZoomなど)宛の通信をVPNを通さずに直接インターネットへ逃がす「ローカルブレイクアウト(スプリットトンネリング)」の導入や、VPNに依存しないゼロトラスト型ネットワーク(SASEなど)への移行が推奨されます。

失敗2:利便性の低さによるシャドーITの横行

イントラネットのセキュリティを過度に厳しくした結果、社外から必要なファイルにアクセスする手順が煩雑になり、従業員が会社の許可を得ずに個人のクラウドストレージや無料のチャットツールで業務データをやり取りする「シャドーIT」が発生します。前述のIPAの調査でも組織編の6位に「不注意による情報漏えい等の被害」が上位に入っており、シャドーITは情報漏えいの大きな原因となります。

情シスが公式SaaSを主導して整備し、従業員が使いやすい環境を提供することが先決です。あわせてSaaS管理ツール(例:AdminaのようなSaaS管理サービス)でシャドーITを可視化する仕組みを設けると効果的です。

【規模別】イントラネット環境の見直し方針

企業の規模によって、イントラネットが抱える課題と取るべきアプローチは異なります。自社のフェーズに合わせて最適な構成を選択します。

  • 従業員50名未満: 専任の情シスが不在(ひとり情シスや兼任)のケースが多いです。自社で物理サーバーやVPNを構築せず、フルクラウド環境を活用し、社内ネットワークに依存しない環境作りを優先します。

  • 従業員50〜300名: 拠点間通信とクラウド利用が混在し始めるフェーズです。VPNの帯域ひっ迫が起きやすいため、トラフィックの可視化とローカルブレイクアウトの導入を検討します。

  • 従業員300名超: 複雑なActive Directory構成やレガシーなオンプレミスシステムが残存しやすい規模です。クラウドID管理(IdP)への統合と、段階的なゼロトラストアーキテクチャへの移行ロードマップを策定する必要があります。

情シス向け:イントラネット導入・運用チェックリスト

既存のイントラネット環境の健全性を確認し、今後の改善策を検討するため、以下のチェックリストを活用してください。

  • [ ] VPN機器のファームウェアは最新バージョンにアップデートされているか

  • [ ] 社外からのリモートアクセス時に多要素認証(MFA)を必須にしているか

  • [ ] 退職者のイントラネットアクセス権限(ID)は即日無効化される運用になっているか

  • [ ] イントラネット内のトラフィック量(特にVPN帯域)を定常的にモニタリングしているか

  • [ ] 社員が許可なく利用しているSaaS(シャドーIT)を検知・可視化するツールを導入しているか

イントラネット運用課題(レスポンス低下・シャドーIT)の対策判断フロー

▲ イントラネット運用課題(レスポンス低下・シャドーIT)の対策判断フロー

よくある質問(FAQ)

イントラネットに関する基礎的な疑問について、Q&A形式で回答します。

「イントラ」とは何ですか?

イントラとは、企業や学校などの特定の組織内でのみ利用できる閉ざされたネットワークのことです。外部のインターネットからはアクセスできない社内専用の通信網を指し、「イントラネット」の略称として使われます。

イントラネット(intranet)はどういう意味ですか?

英語で「内部(intra)」と「ネットワーク(net)」を組み合わせた言葉で、世界中につながる「インターネット(internet)」と対比して用いられる専門用語です。

イントラPCとは何ですか?

イントラPCとは、企業が自社のイントラネットに接続して業務を行うために、専用のセキュリティ設定やソフトウェアを導入して従業員に貸与するパソコンのことです。個人のPCとは異なり、USBメモリの利用制限や特定のソフトウェアのインストール制限などが情シスによって厳格に管理されています。

イントラネットとLANの違いは何ですか?

LAN(Local Area Network)は、同じ建物内やフロア内などの物理的に狭い範囲を繋ぐ「ネットワークの接続形態」そのものを指します。一方、イントラネットはLANやWAN(広域通信網)といった技術を組み合わせて構築された「組織専用のネットワーク環境や用途」全体を指す言葉です。

イントラネットがないとどうなりますか?

社内のデータ共有をすべて一般のインターネット経由で行うことになり、情報漏えいやサイバー攻撃のリスクが極めて高くなります。また、各社員のPCごとにファイルを管理することになり、最新のデータがどこにあるかわからなくなるなど、業務効率が著しく低下します。

まとめ

テレワークが当たり前となった現在、従来の境界防御型ネットワークだけではセキュリティと利便性を両立することが難しくなっています。まずは本記事で紹介した「イントラネット導入・運用チェックリスト」を活用し、自社のネットワーク環境やVPNの負荷状況を把握するところから始めてください。シャドーITのリスクを低減し、従業員が安全かつ快適に働けるIT基盤を構築しましょう。

今日から取り組めるアクションリスト

  • ✅ VPN機器のファームウェアバージョンを確認し、未適用のアップデートがあれば適用する

  • ✅ リモートアクセス時の多要素認証(MFA)の導入状況を確認する

  • ✅ 直近3か月のVPN帯域使用率をモニタリングし、ひっ迫の兆候がないか確認する

  • ✅ 退職者アカウントの無効化フローが整備されているか運用手順を見直す

  • ✅ 社内で許可されていないSaaSの利用状況を把握する手段を検討する

本記事の内容に誤り等がございましたら、こちらからご連絡ください。

監修

Admina Team



イントラネットとは、企業や組織内部で利用される専用のネットワークのことを指します。インターネットと異なり、外部からのアクセスが制限されているため、情報の安全性が高く、従業員間のコミュニケーションや情報共有が効率的に行えるのが特徴です。本記事では、イントラネットの基本的な仕組みや、イントラネットの導入によって得られるメリット、さらには注意すべきポイントについて詳しく解説します。