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ElevenLabsとは?使い方・最新料金・商用利用を解説【2026年版】

ElevenLabsとは?使い方・最新料金・商用利用を解説【2026年版】

ElevenLabsとは?使い方・最新料金・商用利用を解説【2026年版】

ElevenLabsとは?使い方・最新料金・商用利用を解説【2026年版】

公開日

最終更新日

ElevenLabsとは、高品質な音声合成やボイスクローニングを提供するAI音声プラットフォームです。文脈を理解した自然なイントネーションや息遣いまで高精度に再現でき、2026年現在、国内外の企業やクリエイターに幅広く導入されています。本記事では、ElevenLabsの基本概要から日本語対応の使い方全手順、商用利用のOK/NGライン、2026年最新料金プラン、情シス部門が押さえるべきリスク管理まで徹底解説します。

企業におけるAI音声ツールの導入検討にあたり、商用利用規約や情報セキュリティ基準の確認は不可欠です。社内の業務効率化や新規サービスの立ち上げに役立つ最新知見を分かりやすく紹介します。

ElevenLabsの特徴、使い方、料金、そして企業が安全に商用利用するための管理ポイントを整理して紹介するインフォグラフィック。

ElevenLabsとは

ElevenLabsとは、高品質な音声合成・ボイスクローニングを提供するAI音声プラットフォームです。

ElevenLabsはデラウェア州に本社を置くアメリカのAIスタートアップ企業が提供する高品質音声合成プラットフォームです。

本記事のポイント

  • テキストから感情豊かな音声や音響を生成し、息遣いまで自然に再現できます。

  • 商用利用にはStarterプラン(月額$5〜)以上の有料契約が必須です。

  • 2025年に日本法人「イレブンラボジャパン合同会社」が設立され、国内サポートが大幅強化されました。

  • TBSでは多言語吹き替え、IBMではAI音声電話エージェントへの活用事例があり、カスタマーサポート分野では問い合わせ対応時間の最大8分の1への縮小といった定量効果も報告されています。

2022年に元GoogleのMLエンジニアPiotr Dabkowskiと元PalantirのMati Staniszewskiが共同創業したElevenLabs Inc.は、2026年2月のシリーズD資金調達で評価額が110億ドルに達し、ユニコーン企業に分類されます。2025年4月には東京・丸の内に日本法人「イレブンラボジャパン合同会社」が設立され、元SAP/Microsoft幹部の田村元氏がJapan & Koreaゼネラルマネージャーに就任しました。日本語ローカライズの強化とともに、国内企業向けの支援体制が急速に整備されています。

ElevenLabs Inc. の会社概要

項目

詳細情報

運営会社名

ElevenLabs Inc.(日本法人:イレブンラボジャパン合同会社)

本社所在地

アメリカ合衆国 デラウェア州(主要拠点:ニューヨーク、ロンドン、東京)

設立年

2022年

創業者

Piotr Dabkowski、Mati Staniszewski

企業評価額

110億ドル規模(2026年2月時点)

主な機能

音声合成(TTS)、ボイスクローニング、ElevenAgents(AIボイスエージェント)、Dubbing v2(自動吹き替え)、Music v2(音楽生成)

AI音声を始めとする社内AI活用の全体像を把握したい方は、情シスが推進すべきAI業務効率化の全体像と導入事例もあわせてご覧ください。

ElevenLabsの最新料金プランと商用利用の条件

商用利用には生成時点での有料プラン契約が必須です。無料プランでの商用利用は規約違反となります。

ElevenLabsでは、利用用途や生成する文字数(クレジット)に応じた柔軟な料金プランが用意されています。

2026年最新の料金プラン比較表

※ 料金・クレジット数は変更される場合があります。最新情報はElevenLabs公式料金ページでご確認ください。

プラン名

月額料金

月間クレジット(文字数目安)

商用利用の可否

ボイスクローン機能

クレジット表記(帰属)

Free(無料)

$0

10,000文字(約10分)

不可(商用利用NG)

不可

必須(Voice by ElevenLabs)

Starter

$5

30,000文字(約30分)

可能(商用利用OK)

簡易(Instant)対応

原則不要

Creator

$22

100,000文字(約100分)

可能(商用利用OK)

高度(Professional)対応

不要

Pro

$99

500,000文字(約500分)

可能(商用利用OK)

高度(Professional)対応

不要

Scale

$330

2,000,000文字(約2,000分)

可能(商用利用OK)

高度(Professional)対応

不要

商用利用におけるOK/NGの境目と注意点

  • 遡及利用の禁止:無料プラン契約時に生成した音声データを、後から有料プランへ変更したとしても商用利用することはできません。商用利用する音声は必ず有料プラン加入中に生成する必要があります。

  • プラットフォームごとの開示規定:Starterプラン以上であればElevenLabs規約上の帰属表記は不要ですが、YouTubeやSNS等のプラットフォーム側のAI生成コンテンツ開示ルールに従う必要があります。

  • 無断クローンの禁止:社員や第三者の声を事前の書面同意なしにボイスクローン化して利用することはパブリシティ権侵害および規約違反となります。

無料アプリ「ElevenReader」の利用に関する制限

モバイル向け朗読アプリ「ElevenReader」は個人向けのテキスト読み上げアプリです。個人がPDFやWeb記事を音声で聴くためのツールであり、アプリ経由で出力した音声の商用利用は一切認められていません。ビジネスコンテンツの制作には必ずWebブラウザ版ダッシュボードまたはAPIから有料プランで生成を行ってください。

無料プラン(Free)と有料プラン(Starter以上)の商用利用条件・機能の対比

▲ 無料プラン(Free)と有料プラン(Starter以上)の商用利用条件・機能の対比

ElevenLabsの使い方(7ステップ)と最新機能

以下の7ステップで操作すると、日本語音声を10分以内に生成できます。クレジットの節約方法も各ステップで説明します。

  1. アカウント作成:公式サイト(elevenlabs.io)でGoogleアカウントなどを用いてサインアップします。

  2. プラン契約:商用利用を行う場合はStarter以上の有料プランを契約します。

  3. テキスト入力:ダッシュボードの「Text to Speech」を開き、読み上げたいテキストを入力します。最初は50文字程度の短文でテストするとクレジット消費を抑えられます。

  4. ボイスとモデルの選択:日本語対応モデル(Eleven Multilingual v2 または 最新の Eleven v3)を選択し、用途に合ったボイスを選びます。

  5. イントネーションと感情の調整:読点(、)の位置調整や、感情オーディオタグ(例:[excited][whispering])を挿入します。

  6. 音声の生成と確認:「Generate」をクリックして生成し、プレビュー再生でアクセントを確認します。

  7. ダウンロード:MP3またはWAV形式でファイルを保存します。

日本語イントネーション調整テクニック

日本語の読み上げで漢字の誤読や違和感のあるアクセントが生じた場合は、以下の工夫が有効です。

  • ひらがな・ルビ変換:難読漢字や固有名詞はあらかじめ「ひらがな」または「カタカナ」で入力します。

  • 感情オーディオタグの活用:[laughs](笑い)や [sighs](溜め息)などのタグで表情豊かな音声を演出できます。

  • 句読点による間の調整:読点「、」や三点リーダー「…」で息継ぎのタイミングをコントロールできます。

最新機能:ElevenAgents・Music v2・Dubbing v2

  • ElevenAgents(対話型AIボイスエージェント):リアルタイムかつ超低遅延で電話やWebの会話対応を行う機能です。コールセンターやIVRの自動化に寄与します。

  • Music v2(音楽生成AI):プロンプトからBGMやボーカル曲を自動生成します。曲の一部分を打ち直すインペインティング機能やアレンジ転換に対応しています。

  • Dubbing v2(高度多言語吹き替え):話者の感情や声質を保持したまま70以上の言語へ自動翻訳・吹き替えが可能です。

音声AIツールの検証から全社展開までの具体的な進め方については、企業向けAI導入を成功させる5つのステップと選定基準で解説しています。

ElevenLabsで高品質な日本語音声を作成する5つの基本手順

▲ ElevenLabsで高品質な日本語音声を作成する5つの基本手順

自分の声で収益化するVoice Library機能と声優の権利保護

Voice Libraryでは利用実績に応じたクレジット収益を得られる仕組みがあり、2025年のAILAS加盟により権利保護の枠組みも整備されました。

ElevenLabsの「Voice Library」では、自作のボイスモデルを他のユーザーに公開・シェアすることで、利用実績に応じたクレジット収益を得られる仕組みが存在します。一方で、無断クローニングやディープフェイクを防止するための権利保護策が強化されています。

AILAS連携と声の保護と多言語化協会の設立

2025年9月、ElevenLabsは外資系AI企業として初めて「AILAS(日本音声AI学習データ認証サービス機構)」に加盟しました。ボイスライブラリに「AILAS ID」を導入し、国内のプロ声優や俳優の声権管理を実施しています。さらに2025年11月には、大手声優事務所の81プロデュースやアニメプロデューサー久保雅一氏らと共同で「声の保護と多言語化協会」を設立しました。AI技術「VoiceCAPTCHA」やGoogleの電子透かし「SynthID」を活用し、海賊版防止と正規ライセンスのもとでの海外展開を強力に推進しています。

企業での導入事例と業務削減効果

TBS・CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)・IBMが導入しており、用途は多言語コンテンツ制作からコールセンター自動化まで広がっています。

国内およびグローバル企業の導入事例

企業名

業界・規模

活用シナリオと成果

TBS(東京放送)

メディア・放送

スポーツ番組『KASSO』等の海外展開にDubbing技術を採用(ElevenLabs公式カスタマーストーリー)。オリジナルの声質や熱量を保った多言語コンテンツ制作を実現。

CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)

IT・システム統合

ElevenLabs Japanと協働し、顧客向けのマルチAIボイスエージェント構築支援(RAG連携型ボイスエージェントのソリューション提供)を推進。

IBM

IT・エンタープライズ

2026年3月に連携を発表。「watsonx Orchestrate」にElevenLabsの音声機能を組み込み、高度なAI音声電話エージェントを提供。

導入効果(公式発表数値)

※ 以下はElevenLabs公式の導入事例(Revolut等)に基づくものです。

  • 問い合わせ解決時間の短縮:カスタマーサポートのチケット解決時間を最大で8分の1(8x)に縮小。

  • 顧客満足度(CSAT)の向上:CSATが20%向上し、コンバージョン率が約2倍に改善。

  • リード獲得コスト削減:リード獲得コストを最大41%削減。

自社の業務プロセスに高度な音声AIを組み込む検討の際は、情シス向けAIエージェントの仕組みと導入ステップ完全ガイドを参考にしてください。

導入時に情シスが検討すべきリスク管理とよくある失敗パターン

商用運用で実際に発生しやすい4つのミスと、情シスが事前に手を打てる対策をまとめました。

企業でElevenLabsを安全に運用するためには、契約形態や著作権、セキュリティ規格を事前に確認しておくことが重要です。

よくある失敗パターンと対策一覧表

失敗パターン

発生するリスク

対策と正しい運用方針

1. 無料プラン音声を商用利用する

利用規約違反、知的財産トラブル

商用コンテンツには必ずStarter($5/月〜)以上の有料プランで生成を行う。

2. 社員や著名人の声を無断クローン化する

パブリシティ権侵害、法的訴訟リスク

本人による指定フレーズ録音の認証を必須とし、事前書面同意を取得する。

3. 出力データを他社AIの学習データに転用する

規約違反によるアカウント即時凍結

Prohibited Use Policyにより、ElevenLabs出力データを他社競合AIや自社モデルの学習に使用することは厳重に禁止されている。

4. API利用時の想定外のコスト高騰

予算オーバー

ダッシュボードでUsage Limit(使用上限)を設定し、従量課金のアラート監視を行う。

セキュリティ基準と旧API(v1)の廃止対応

ElevenLabsはSOC 2 Type II認証を取得しており、高いデータ保護基準を満たしています。システム連携においては、旧モデルおよび一部のエンドポイントに関する廃止アナウンスを定期的に確認し、最新エンドポイントへ速やかに移行することが求められます(最新の対応スケジュールはElevenLabs公式Changelogを参照してください)。

シャドーAIやデータ漏洩を防ぎ安全に運用するためのポイントは、企業が実践すべき生成AIセキュリティのベストプラクティスにてまとめています。

よくある質問

Q:ElevenLabsはどこの国の会社ですか?

A:アメリカ合衆国デラウェア州に本社を置くElevenLabs Inc.が運営しています。2025年には日本法人「イレブンラボジャパン合同会社」が設立され、国内サポートを行っています。

Q:ElevenReaderで再生・出力した音声は商用利用できますか?

A:いいえ、できません。無料アプリElevenReaderは個人の閲覧・朗読専用ツールであり商用利用は不可能です。ビジネス用途ではWebダッシュボードまたはAPIで有料プランをご契約ください。

Q:商用利用する場合はどのプランを選べばよいですか?

A:月額5ドルのStarterプラン以上をご契約ください。音声を出力した時点で有料プランが有効になっている必要があります。

Q:日本語のイントネーションや漢字の読み間違いはどう修正しますか?

A:漢字を「ひらがな」に書き直すか、読点「、」で間を調整してください。また最新基盤モデル「Eleven v3」を選択すると精度が大幅に向上します。

Q:出力した音声データを自社のAIモデルの学習に使えますか?

A:いいえ、利用規約(Prohibited Use Policy)により、ElevenLabsの出力音声を他社AIや自社AIの学習データとして使用することは厳密に禁止されています。

まとめ

ElevenLabsは、高品質な音声生成・多言語吹き替え・リアルタイムボイスエージェントを実現する先進的なAIプラットフォームです。商用利用にあたっては月額5ドルのStarterプラン以上の契約が必須であり、無断クローニング禁止学習データ転用不可の2点は、特に見落としがちなガバナンス上のポイントです。運用開始前に社内ルールとして明文化しておきましょう。まずは無料アカウントを開設して短文テストを行い、自社業務におけるAI音声活用の可能性を確かめてみましょう。

▼ 導入前に確認すべきアクションチェックリスト

  • ✅ 商用利用前にStarterプラン以上への切り替えを確認した

  • ✅ 社員の声をクローン化する際の書面同意フローを設計した

  • ✅ APIのUsage Limitをダッシュボードで設定した

  • ✅ 無料アカウントで短文テストを実施した

本記事の内容に誤り等がございましたら、こちらからご連絡ください。

監修

Admina Team

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