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SaaS・デバイス統合管理の決定版|情シスの工数削減とガバナンス強化

SaaS・デバイス統合管理の決定版|情シスの工数削減とガバナンス強化

SaaS・デバイス統合管理の決定版|情シスの工数削減とガバナンス強化

SaaS・デバイス統合管理の決定版|情シスの工数削減とガバナンス強化

最終更新日

SaaS・デバイス統合管理とは

SaaS・デバイス統合管理とは、企業が利用するクラウドサービス(SaaS)のアカウント情報と、従業員に貸与するPCやスマートフォンなどの物理デバイスを一元的なプラットフォームで紐付けて管理する手法のことです。

SaaSとデバイスの情報を一元管理することで、アカウントの利用状況やコストを横断的に把握でき、運用の効率化や無駄の削減が可能となります。

結論として、この統合管理は「誰が・どのデバイスで・何のツールを使っているか」をリアルタイムで把握し、IT資産のライフサイクル全体を最適化するための不可欠なインフラとなります。

現在、多くの企業では専用の管理ツールを導入し、複数のSaaSやデバイスの一元管理を実現することで、継続的な最適化を行っております。

1. 従来の管理手法との決定的な違い

これまでは、PCの資産台帳(Excel等)とSaaSのユーザー一覧は別々に管理されるのが一般的でした。しかし、統合管理ではAPI連携を活用し、人事マスタを起点として「入社時にPCを割り当て、同時に必要なSaaSアカウントを発行する」という一連のフローを自動化します。これにより、情報の不一致や更新漏れを物理的に排除できるのが最大の特徴です。

また、SaaSやデバイスに加え、オンプレミスソフトウェアの状況も合わせて管理できるようになり、従来よりも柔軟かつ効率的な運用が実現します。

2. 2026年に向けた重要性の高まり

2026年に向けて、ハイブリッドワークの定着とシャドーITの増加により、情シスの管理対象はさらに増大していくことが予想されます。SaaSの契約数は1社あたり平均100を超え、デバイスもマルチOS化が進んでいます。これらのIT資産を個別に管理することはもはや限界に達しており、統合管理による「自動化」と「可視化」が、情シス部門の生存戦略となっています。

最初の選択は IdP/IDaaS?or SMP(SaaS管理)?

SaaS利用の拡大に伴い、情報システム部門が直面するのが「どこから整備を始めるべきか」という課題。ID管理を軸に統制を強化するIdP/IDaaSか、それとも全体のSaaS可視化から着手するSMP(SaaS管理ツール)か。本資料では両者の特徴や導入ステップ、組み合わせ活用のポイントをわかりやすく解説します。

最初の選択は IdP/IDaaS?or SMP(SaaS管理)?

SaaS利用の拡大に伴い、情報システム部門が直面するのが「どこから整備を始めるべきか」という課題。ID管理を軸に統制を強化するIdP/IDaaSか、それとも全体のSaaS可視化から着手するSMP(SaaS管理ツール)か。本資料では両者の特徴や導入ステップ、組み合わせ活用のポイントをわかりやすく解説します。

なぜ今、SaaSとデバイスの「統合」が求められるのか

背景には、セキュリティリスクの高度化と、IT投資対効果(ROI)の厳格化という2つの大きな課題があります。

このような状況下で、IT管理者はシャドーITや不要なアカウントの検知・削除など、組織全体の情報セキュリティ対策を徹底する責任があります。セキュリティ製品の導入によってリスク低減と効率的な統合管理を両立させることが、ますます重要となっています。

結論から述べると、デバイスとSaaSをバラバラに管理している状態は、退職者による不正アクセスや、未使用ライセンスへの無駄な支払いを放置しているのと同義だからです。

1. 入退社手続き(オンボーディング・オフボーディング)の限界

従業員の入退社に伴うキッティングやアカウント発行作業は、手動で行うと1人あたり数時間を要します。特に退職時のSaaS削除漏れは重大なセキュリティホールとなります。SaaSアカウントの追加・削除や一元管理を自動化することは、効率化とセキュリティ向上の観点から非常に重要です。デバイスの返却とアカウントの停止を統合管理画面からワンクリックで実行できる仕組みがなければ、ヒューマンエラーをゼロにすることは不可能です。

2. シャドーITとコンプライアンスへの対応

従業員が個人所有のデバイス(BYOD)で未許可のSaaSを利用する「シャドーIT」は、情報漏洩の温床です。統合管理を導入することで、デバイスの利用状況の把握とSaaSの利用実態を一括管理でき、企業のガバナンスを維持することが可能になります。これは監査対応においても強力な証跡となります。

加えて、利用者ごとのSaaS利用状況や権限管理の透明性を高めることで、コンプライアンス強化にも大きく貢献します。

3. IT資産コストの最適化

SaaSライセンスの余剰分や、退職者が利用していた高額なサブスクリプションの解約漏れは、年間で数百万円規模の損失につながるケースも珍しくありません。デバイスのスペックとSaaSの利用頻度を掛け合わせて分析することで、本当に必要なリソースにだけ投資する「筋肉質なIT環境」を構築できます。

リモートワークの支援における統合管理の価値

リモートワークの普及により、従業員がオフィス外でITデバイスやSaaSを利用する機会が増え、管理業務の複雑化やセキュリティリスクの高まりが大きな課題となっています。従業員の働く場所や時間が多様化する中で、従来の管理手法では「誰が・どのデバイスで・どのSaaSを利用しているか」を正確に捉えることが困難になり、シャドーITの発生やアカウント削除漏れといったリスクが顕在化しています。

こうした課題に対し、ITデバイスとSaaSの統合管理をクラウド上で実現するソリューションが注目されています。一元管理ツールを導入することで、従業員のSaaS利用状況やデバイスの状態をリアルタイムで把握し、全体の資産状況を透明化することが可能です。これにより、シャドーITの早期発見や、不要なアカウントの自動検知・削除といったセキュリティ強化が実現できます。

また、これらのソリューションは人事情報との連携機能を備えており、従業員の入退社や異動に伴うアカウント管理やデバイスの割り当て・回収を自動化します。オンライン棚卸機能を活用すれば、リモート環境下でもIT資産の現状を正確に認識でき、管理業務の効率化とコスト削減を同時に実現します。

このように、統合管理はリモートワーク時代の企業にとって不可欠な基盤となりつつあります。従業員の利用状況を一元管理し、管理業務の負担を軽減しながら、セキュリティレベルとガバナンスを大幅に向上させることができるのです。リモートワークの推進とともに、統合管理の導入を検討することが、これからの企業経営における重要な一手となるでしょう。

最初の選択は IdP/IDaaS?or SMP(SaaS管理)?

SaaS利用の拡大に伴い、情報システム部門が直面するのが「どこから整備を始めるべきか」という課題。ID管理を軸に統制を強化するIdP/IDaaSか、それとも全体のSaaS可視化から着手するSMP(SaaS管理ツール)か。本資料では両者の特徴や導入ステップ、組み合わせ活用のポイントをわかりやすく解説します。

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SaaS利用の拡大に伴い、情報システム部門が直面するのが「どこから整備を始めるべきか」という課題。ID管理を軸に統制を強化するIdP/IDaaSか、それとも全体のSaaS可視化から着手するSMP(SaaS管理ツール)か。本資料では両者の特徴や導入ステップ、組み合わせ活用のポイントをわかりやすく解説します。

統合管理導入のメリット・デメリットと注意点

統合管理の導入は、情シスの生産性を飛躍的に高める一方で、システム間の依存度が高まるという側面も持ち合わせています。

導入を成功させるには、単なるツール導入にとどまらず、社内規定や運用フローの見直しをセットで行うことが重要です。

項目

メリット

デメリット・注意点

業務効率

アカウント発行・回収の自動化により工数を最大80%削減

初期設定や各SaaSとのAPI連携設定に時間がかかる

セキュリティ

退職者の即時アカウント停止により不正アクセスを防止

管理プラットフォーム自体のID管理(特権ID)が最重要になる

コスト

未使用ライセンスの可視化で不要な支出を削減

統合管理ツールの導入・運用コストが新たに発生する

ガバナンス

シャドーITの早期発見と是正が可能

全社的なITポリシーの策定と周知が必要

1. メリット:情報の「シングルソース・オブ・トゥルース」化

「この台帳が正しい」と言い切れるマスターデータが存在することは、情シスにとって最大の安心材料です。問い合わせ対応や棚卸業務において、複数のツールを行き来する必要がなくなり、心理的な負荷も大幅に軽減されます。

2. 注意点:プラットフォーム依存のリスク

万が一、統合管理ツール自体に障害が発生した場合、全資産の状況把握が困難になります。バックアップ体制の確認や、二要素認証(MFA)の徹底など、管理基盤そのもののセキュリティ対策を最優先で検討する必要があります。

統合管理プラットフォーム選定の5つのポイント

自社の規模や利用しているSaaSの種類によって、最適なプラットフォームは異なります。

選定の際は、「現状の課題解決」だけでなく「将来の拡張性」を重視して評価することが失敗しないコツです。

1. API連携の網羅性と柔軟性

Google WorkspaceやMicrosoft 365はもちろん、日本独自のSaaS(SmartHRやカオナビなど)とどれだけ深く連携できるかが重要です。API連携が不十分だと、結局一部の作業を手動で行うことになり、統合管理の効果が半減してしまいます。

2. 人事システム(人事マスタ)との親和性

統合管理の起点は「人」です。人事マスタからデータを自動同期できれば、異動や昇格に伴う権限変更も自動化できます。CSVエクスポート・インポートの手間を省けるかどうかを確認しましょう。

3. MDM(モバイルデバイス管理)との統合度

PCやモバイルの構成管理(MDM)機能が含まれているか、あるいは既存のMDM(JamfやIntuneなど)とスムーズに連携できるかがポイントです。ハードウェアのシリアル番号とユーザーIDが強固に紐付く製品を選びましょう。

4. AIを活用した分析機能の有無

2026年のトレンドとして、AIによる「利用予測」や「自動最適化提案」が注目されています。例えば、「過去3ヶ月アクセスがないライセンスを自動抽出する」といった機能は、コスト削減に直結します。AIがどの程度運用をサポートしてくれるかを確認してください。

5. UI/UXの平易さとサポート体制

情シスだけでなく、人事や総務部門が一部の操作を行う場合もあります。マニュアルなしで直感的に操作できるUIであること、また、APIの仕様変更などの際に迅速なサポートが受けられる国内拠点があるかどうかも重要です。

実務に役立つ!統合管理導入の4ステップ

いきなり全てのSaaSとデバイスを統合しようとすると、現場が混乱します。まずは現状の可視化から始め、段階的に自動化の範囲を広げていくスモールスタートが推奨されます。

  1. 現状把握(アセスメント): 散在しているExcel台帳やSaaSの請求書を集約し、管理対象の全体像を把握する。

  2. シャドーITの棚卸し: 統合管理ツールの「ブラウザ拡張機能」や「ネットワークログ分析」を用いて、把握していないSaaS利用を特定する。

  3. 人事マスタとの連携設定: 社員の入退社フローをツール上に再現し、自動化のルール(どの職種にどのSaaSを付与するか等)を定義する。

  4. 運用ルールの定着化: ツールを通さないデバイスの購入やSaaS契約を禁止する社内規定を整備し、定期的な監査サイクルを回す。

2026年の展望:AI活用とゼロトラストへの進化

統合管理は、単なる「台帳管理」から「動的なセキュリティ基盤」へと進化しています。これからの情シスには、蓄積されたデータを活用して、先回りしてリスクを回避する高度な管理体制が求められます。

1. 自律的なライフサイクル管理

AIが従業員の業務内容を学習し、推奨されるSaaSセットアップを自動提案したり、ライセンスのアップグレード・ダウングレードを自動実行したりする時代が来ています。情シスは「作業」から解放され、より戦略的なIT活用支援へとシフトできます。

2. ゼロトラストセキュリティの中核としての役割

「デバイスが健全な状態であり、かつ正しい権限を持つユーザーである」ことを動的に検証し、SaaSへのアクセスを認可する。このゼロトラストの考え方を実現するには、デバイス情報とSaaSアカウントが統合されていることが大前提となります。統合管理は、もはや効率化のためだけではなく、サイバー攻撃から企業を守るための防壁そのものなのです。

まとめ

SaaSとデバイスの統合管理は、現代の情シス部門が抱える運用負荷とセキュリティ不安を解消する強力なソリューションです。2026年の複雑化したIT環境において、手動管理を脱却することは重要な経営課題と言えます。

  • 自動化による工数削減:入退社に伴う特定業務の工数を大幅に削減可能です。

  • ガバナンスの強化:シャドーITの把握と退職者の即時停止により、情報漏洩を防止します。

  • コストの最適化:ライセンスの利用状況を分析し、不要な支出を削減します。

明日から取り組める第一歩として、まずは「主要なSaaS5つと、PC台帳の不一致がないか」を確認するミニ棚卸しから始めてみてください。現状を正しく把握することが、統合管理による改善への大きな転機となるはずです。

本記事の内容に誤り等がございましたら、こちらからご連絡ください。

監修

Admina編集部

ITシステム管理の専門メディア