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ペーパーレス化や契約業務の効率化を目指す企業にとって、電子契約サービスの導入は避けて通れない課題です。その中でも、グローバルスタンダードとして高い信頼性を誇るのが「Acrobat Sign(旧Adobe Sign)」です。
しかし、「自社に最適な使い方や仕組みがわからない」「Acrobat Proに付いている電子サインと何が違うのか」といった疑問を抱える情シス担当者の方も多いのではないでしょうか。本記事では、こうした疑問を解消するため、Acrobat Signの仕組みや使い方、最新の料金体系、他社ツールとの比較を実務目線で徹底的に解説します。
(※本記事内に画像タグは含まれていません)
本記事は、契約業務のペーパーレス化およびシステム統合における最適な選定基準を支援します。
企業の契約に関わる情報を一元化し、コンプライアンス要件に適合させるための最適なステップを詳しく解説します。
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Acrobat Signの導入検討における、全ての疑問を解消しましょう。
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Acrobat Sign(旧Adobe Sign)とは
※本記事は、情報システム・法務部門向けのSaaS導入支援に携わる編集部が調査・執筆し、電子契約領域の専門知識を持つ編集者が監修しています。
本記事のポイント
Acrobat Sign(旧Adobe Sign)は、公証役場でも正式採用された最高峰の安全性を持つ世界標準の電子契約ツールです。
簡易な電子サインと、高度な組織管理・外部連携が可能なAcrobat Sign Solutionsプランは明確に異なります。
2025〜2026年最新のAcrobat AI Assistantとの連携により、契約書の自動要約や重要事項の抽出が可能です。
送信数制限や取引先のUI混乱など、実務における代表的な失敗パターンを回避する対策が必須です。
Acrobat Sign(旧Adobe Sign)は、信頼性と安全性を兼ね備え、官公庁から大企業まで幅広く支持されている世界標準の電子契約ソリューションです。
Acrobat Sign(旧Adobe Sign)とは、世界的なソフトウェア企業であるアドビ(Adobe)が提供する電子契約・電子署名ソリューションです。2025年から2026年にかけての特筆すべき動向として、日本公証人連合会による「公正証書デジタル化」への正式採用が挙げられます。2025年10月より順次開始された「公正証書作成手続きのデジタル化」において、その核としてアドビの「Adobe Acrobat Pro」と「Adobe Acrobat Sign」が採用され、全国約300カ所の公証役場で本格運用が開始されました(出典:日本公証人連合会およびアドビ公式発表)。これにより、従来は「紙と実印、署名押印」が絶対条件だった公正証書遺言などの手続きが、Web会議とAcrobat Signの電子サインにより、オンラインかつ来所不要で完結できるようになりました。国が認めた最高峰の安全性と信頼性を持つ電子署名ツールとして、その地位を揺るぎないものにしています。
Adobe Acrobat SignとAdobe Signの違い
旧称である「Adobe Sign」は、PDFの作成・編集ソフトとして圧倒的なシェアを持つAcrobatブランドとエコシステムをシームレスに統合するため、現在は「Adobe Acrobat Sign」へとリブランディングされています。これは単なる名称の変更ではなく、文書の作成、編集、署名、保管に至るライフサイクル全体をひとつのプラットフォームで完結させるアドビの戦略を具現化したものです。
ここで注意すべきなのは、PDF編集ソフトの「Acrobat Standard/Pro」に付帯する簡易電子サイン機能と、エンタープライズ向けの「Acrobat Sign Solutions」の違いです。多くのユーザーが「Acrobat Proを契約すればすべての電子契約機能が使える」と誤解しがちですが、実際には以下のように明確な違いがあります。
機能・特徴 | Acrobat Standard / Pro(通常ライセンス) | Acrobat Sign Solutions(法人向けプラン) |
|---|---|---|
主な用途 | 個人のPDF編集に伴う簡易的な署名・依頼 | 組織的な電子契約管理・業務自動化 |
API外部システム連携 | 不可 | 可能(Salesforce, Microsoft 365, kintone等) |
ワークフローのカスタマイズ | 制限あり(簡易送信のみ) | 高度なワークフロー設計・テンプレート化が可能 |
一括送信機能(Megaサイン) | 不可 | 可能(数百名への一斉送信に対応) |
高度な本人認証 | 制限あり(メール認証中心) | 電話(SMS)、知識ベース認証、デジタルID等に対応 |
自社ブランド化(Webフォーム等) | 不可 | 可能(署名画面のカスタマイズ、Webフォーム埋込) |
このように、企業の法務部門や情報システム部門が全社的な業務改善や外部システム連携を視野に入れる場合、契約すべきなのは「Acrobat Sign Solutions」プランです。
Acrobat Signの仕組みと他社サービスとの違い
電子契約システム選定において、Acrobat Signの最大の特徴は「重要度に応じた署名方式の使い分け」と「世界標準の文書互換性」にあります。
立会人型と当事者型のハイブリッド署名対応
日本の電子契約市場では、メールアドレス等で本人確認を行う「立会人型(事業者署名型)」が主流です。しかし、Acrobat Signはより厳格な本人確認が必要な場合に電子証明書を利用する「当事者型(当事者署名型)」にも対応したハイブリッドな仕組みを持っています。これにより、日常的な業務委託契約には手軽な立会人型を、高額取引やM&Aなど極めて重要度の高い契約には当事者型を用いるなど、1つのシステム内でリスクに応じた使い分けが可能です。
クラウドサインや他社製品との比較
以下の表は、主要な電子契約サービスの特徴を比較したものです。Acrobat Signは、アドビ独自の「True PDFレンダリング技術」を維持している点が他社との大きな差別化要因です。他社サービスはPDFを画像(イメージ)に変換して表示するため、モバイル画面などでズームすると文字が潰れてしまいます。一方、アドビはTrue PDF技術により、モバイルデバイスの画面でも文字が滲まず、テキスト検索やレイアウトの自動調整(リフロー)が快適に行えます。
サービス名 | 主な署名方式 | 外部システム連携 | True PDFレンダリング | 対象規模 |
|---|---|---|---|---|
Adobe Acrobat Sign | 立会人型 / 当事者型(ハイブリッド) | 高度な標準統合・API提供 | 対応(テキスト検索・拡大可能) | 中堅〜大企業、グローバル企業 |
クラウドサイン(類似サービス) | 立会人型 | API連携あり | 非対応(画像変換表示) | 小規模〜大企業(国内中心) |
GMOサイン | 立会人型 / 当事者型 | API連携あり | 非対応(画像変換表示) | 小規模〜大企業 |
「Fill & Sign(入力と署名)」と「認定電子署名」の決定的な違い
実務上の注意点として、無料のAcrobat Reader等に標準搭載されている「Fill & Sign(入力と署名)」と、正式な電子契約で用いる「認定電子署名(電子署名)」を混同してはいけません。Fill & Signは、単にPDF上に自身の署名画像を貼り付けるだけの機能であり、暗号化や改ざん防止、送信元を証明する監査ログは付与されません(法的効力は極めて低いです)。一方、認定電子署名はAcrobat Signを通じて第三者機関(認証局)のデジタル証明書とタイムスタンプを付与し、文書の暗号化と改ざん防止を行う、法的有効性を100%担保する署名方式です。契約締結の実務においては、必ずAcrobat Signを経由した「法的有効性のある認定署名」を用いる必要があります。
▲ 契約の重要度に応じた「立会人型」と「当事者型」の比較
Acrobat Signでできること
Acrobat Signがもたらす最大の利点は、単なる契約書のペーパーレス化にとどまらず、契約に付随する業務プロセス全体をデジタルで自動化できる点にあります。
拡大する国内市場規模とAcrobat Signの実績
ITRの調査によると、国内の電子契約サービス市場は急速に拡大しており、2024年度の売上金額は295億円(前年度比20.7%増)、2029年度には500億円を突破する見込みで、年平均成長率(CAGR)は11.3%と予測されています(出典:ITR「ITR Market View:電子契約サービス市場2025」2025年10月発表)。世界市場において、Acrobat SignはDocuSignに次ぐ大手ベンダーとして高いシェアを持つとされており(具体的なシェア率は調査機関により異なります)、特に「1,000人以上の大企業が利用している電子サイン」としては日本国内で1位の実績を誇ります(出典:IDC「2021年国内電子サイン市場動向」/※2021年時点のデータであり、最新状況については各調査機関の最新レポートをご確認ください)。アドビ全体で年間80億以上の文書がデジタル署名されており(アドビ公式発表より/※発表時点のデータであり、最新数値はアドビ公式サイトをご確認ください)、その信頼性は世界最高峰です。
「Acrobat AI Assistant(日本語版)」との強力な連携(2025年最新機能)
2025年2月に正式リリースされた「Acrobat AI Assistant(日本語版)」(出典:アドビ公式ニュースリリース、2025年2月12日)により、電子契約業務の効率は次元の違うレベルへと引き上げられました。Acrobat Signで送信・受信する契約書(PDF)をAIアシスタントに読み込ませることで、以下のような高度な実務処理が一瞬で行えます。
契約書の要約:数十ページに及ぶ長大な契約書の要点を即座に箇条書きで整理します。
重要事項の自動抽出:納期、違約金、自動更新条項、損害賠償制限などを自動でリストアップします。
複数ファイルの比較・分析:最大10件の契約書を並行分析し、条件の差異を抽出します。
返信メール文案の自動生成:分析結果をもとに、取引先へ修正を求めるメールの下書きを作成します。
これにより、情シスや法務担当者のリーガルレビューにかける工数が劇的に削減されます。
部門別の導入提案とユースケース
自社のビジネスモデルや部門の業務特性に合わせてAcrobat Signをカスタマイズ導入することで、全社的な生産性を最大化できます。
部門別の最適なアプローチ
営業部門(Salesforceとの連携):Salesforce上の顧客情報をもとに、見積書や契約書をワンクリックで自動生成して送信。契約の締結ステータスも自動でSalesforceに同期され、営業活動の進捗管理が可視化されます。
人事・総務部門(Microsoft Teamsとの連携):Teamsのチャット画面上で雇用契約書や秘密保持契約書(NDA)を送信・回収可能。Teamsを離れずに進捗を追跡できます。
法務・経理部門(PDF/A長期保存と電子帳簿保存法対応):長期保存用規格である「PDF/A(2-b)」に準拠した文書アーカイブを作成し、電子帳簿保存法の検索要件(取引日、金額、取引先)に自動対応したデータ保管を実現します。
店舗・営業現場(対面署名 - In-Person Signing):2026年5月にリリースされた対面署名機能(出典:Adobe Acrobat Sign リリースノート v17.1)を使い、店頭や営業の対面現場で顧客にタブレットを一時的に渡し、その場で安全に電子署名をもらうワークフローを構築できます。
企業規模・従業員数別のシステム選定分岐
企業規模によって、どのプランを選択し、どのような構成を組むべきかの最適な意思決定は異なります。以下の判断基準を参考にしてください。
従業員数50名未満:個人の業務効率化を優先し、Acrobat Proの標準ライセンスに付帯する電子サイン機能からスモールスタートします。
従業員数50〜300名:管理者の統制(テンプレートの共有、自社ブランドロゴの設定など)が必要になるため、「Acrobat Sign グループ版」を選択します。
従業員数300名超(エンタープライズ):各種社内システムやCRM(Salesforceなど)とのAPI連携、一括大量送信、セキュリティポリシーの厳格化が不可欠となるため、最初から「Acrobat Sign Solutions」を契約して専用設計を行うべきです。
Acrobat Signの使い方・署名手順
Acrobat Signの操作手順は送信者・受信者ともに非常に直感的に設計されており、特別なトレーニングなしで導入当日から運用を開始できます。
契約書を送信する側の基本手順
送信側の操作は、最新のUIに基づき以下の4ステップで完結します。
Acrobat Signの管理ダッシュボードにログインし、「送信」メニューをクリックします。
受信者(契約相手)のメールアドレスを入力し、契約するファイル(PDF、Wordなど)をアップロードします。
「次へ」をクリックし、文書上の署名をもらいたい場所に、右側のツールパネルから「署名」や「日付」などのフィールドをドラッグ&ドロップで配置します。
配置を確認したら「送信」をクリックし、相手に署名依頼メールを発行します。
契約書を受信する側の基本手順
受信者はアドビのアカウントを所有していなくても、数クリックで署名を完了できます。
受信した署名依頼メールに記載されている「確認して署名」のリンクをクリックします(自動的にWebブラウザが開きます)。
画面上のガイドに従い、指定された黄色のフィールドをクリックし、キーボード入力または手書き、画像アップロードで署名を作成・適用します。
画面最下部に表示される青い「クリックして署名」ボタンを押して完了します。完了後、双方に署名済みのPDF(合意書と監査レポート付き)が自動送信されます。
2026年最新機能「一括デジタル署名(Bulk Digital Signature)」
大量の契約書を処理する必要がある管理者向けに、2026年5月に「一括デジタル署名」機能がリリースされました(出典:Adobe Acrobat Sign リリースノート v17.1、2026年5月)。これにより、個別に1通ずつ署名を行う必要がなくなり、管理画面から複数の承認待ちドキュメントに対して、ワンアクションで一括してデジタル署名を適用できるようになり、送信者・承認者側の工数が劇的に削減されています。
▲ 送信者が契約書を送信するまでの4ステップ
Acrobat Signの料金プランと選定の注意点
自社の契約件数と求めるセキュリティレベルを事前にシミュレーションし、制限に抵触しない最適なプランを選定することがコスト最適化の鍵です。
代表的なプランと費用・機能の比較表
企業の用途に応じたプランの概要は以下の通りです。実際の最終的な見積もりは、アドビまたは認定パートナー(大塚商会やTooなど)への問い合わせが必要です。
プラン名 | 対象規模の目安 | 主な特徴・機能 | 料金目安(税込) |
|---|---|---|---|
Acrobat Standard / Pro | 個人・少人数 | 基本的な署名依頼、PDFの編集・作成機能 | 月額約1,980円〜(Pro版目安、年間契約時)/アドビ公式料金ページで最新価格を確認 |
Acrobat Sign グループ版 | 中小企業・部門導入 | 複数ユーザーの一括管理、共有テンプレート、ロゴ挿入 | 要問合せ(認定代理店経由で見積) |
Acrobat Sign Solutions | 中堅・大企業 | Salesforceや外部システムとのAPI連携、一括送信(Megaサイン) | 要問合せ(カスタム設計によるボリューム契約) |
【最重要注意点】送信回数(トランザクション数)の上限制限
Acrobat Signを導入する際、最も多く発生する誤解が「署名の送信回数は無制限である」という認識です。実際には、グループ版などの多くのライセンスにおいて、「1ユーザー(ライセンス)あたり年間150通(トランザクション)」という送信上限が設定されています(アドビ公式ヘルプ:トランザクション制限の詳細)。これを考慮せずに全社導入し、特定の部署が大量の契約書を送信すると、あっという間に年間枠を使い果たし、高額な追加トランザクション枠を購入しなければならなくなる失敗が多発しています。導入前に自社全体の年間契約書発行数を正確に棚卸しし、150通の上限を超える見込みがある場合は、あらかじめ大口ボリューム割引が適用される「Acrobat Sign Solutions」プランを選択し、ベンダーと必要なトランザクション総数を盛り込んだライセンス契約を交渉・設計してください。
▲ 自社の規模と用途に応じた最適なプラン選定フロー
Acrobat Sign導入時によくある失敗パターンと対策
電子契約の導入失敗はシステムの設定ミスだけでなく、送信数制限の誤解や取引先への配慮不足といった運用設計の甘さに原因があります。
失敗①:年間送信制限(150通)の誤認による予期せぬ追加コスト
多くの通常ライセンス契約では、1ライセンスあたり年間150通の送信制限があります。これを知らずに全社で積極的に活用し、数ヶ月で送信枠を消化してシステムがロックされ、急遽追加購入が必要になって予算を大幅にオーバーしてしまうパターンです。導入前の要件定義で契約件数を綿密にシミュレーションしてください。また、Solutionsプランでは組織全体の共有プールとして送信枠を一括管理・分配できるため、全社利用時は必ずSolutionsプランをベースに交渉を行います。
失敗②:海外製品ゆえの「突然のUI変更」による取引先の混乱
アドビはグローバルプラットフォームであるため、システムアップデートに伴い、受信者(署名者)の画面レイアウトや一部の英語表現、操作ボタンの配置が予告なく変更されることがあります。これにより、ITに不慣れな国内の取引先から「昨日と画面が違い、署名方法がわからない」と問い合わせやクレームが殺到し、サポート対応がパンクするケースがあります。署名依頼を送信する際、アドビ公式のヘルプに頼るだけでなく、基本的な流れを解説したシンプルな自社製の案内テキストやPDFマニュアルを必ず添えて送付します。また、操作に関する問い合わせ窓口(ヘルプデスク)をあらかじめ明確にしておきます。
失敗③:下位プラン契約による「API連携・自動化」の機能不足
「kintoneやSalesforceと連携して業務フローの見直しや自動化を行いたい」と考え、安価なグループ版プラン(Acrobat Pro for teamsなど)を契約したものの、実際にはAPIが解放されているのが最上位の「Acrobat Sign Solutions」だけであり、システム連携のための開発に着手できないという失敗です。外部システム、CRM、自社システムとの連携や契約全体のワークフロー構築が目的である場合は、初期検討の段階で「Acrobat Sign Solutions(法人向けカスタムプラン)」の見積もりと仕様確認を必須としてください。
Acrobat Signの企業導入事例と効果
先行してAcrobat Signを導入した各業界のリーディングカンパニーは、劇的なリードタイムの短縮と数百万規模のコスト削減を実現しています。以下の各事例における数値・成果はアドビ公式ユーザー事例ページに基づいています。なお、各事例は導入当時(2019〜2022年)の情報であり、最新の状況とは異なる場合があります。最新の事例はアドビ公式サイトをご確認ください。
1. 株式会社エイチ・アイ・エス (H.I.S.)
業種・規模:旅行業・大企業(グループ従業員約1,700名)
導入時期:2021年
課題→施策→成果:年間3,000件を超える多種多様な取引先契約の管理や、全社員への契約書一斉送付が大きな手作業負担となっていました。Acrobat Signを導入し、紙の契約プロセスを完全にデジタル化。その結果、これまで2週間を要していた契約書の送付から締結までの作業を「わずか1日」に短縮しました。さらに、印紙税や郵送費、印刷費の大幅なコスト削減、進捗のリアルタイム可視化、リモートワークの完全推進を達成しています。
2. 日産自動車株式会社
業種・規模:自動車製造・大企業
導入時期:2022年
課題→施策→成果:新車のサブスクリプションサービス「ClickMobi」の展開において、郵送による契約締結の手間が、デジタル慣れしたマイカー初心者層の離脱要因となっていました。Acrobat Signを導入し、オンラインで完結する完全ペーパーレスな電子契約スキームを構築。店舗に行くことなく、PCやスマートフォンから即座に契約が可能となり、オンライン購買における顧客体験(CX)を劇的に向上させました。
3. 株式会社大塚商会
業種・規模:IT商社・ソリューションプロバイダー
導入時期:2020年
課題→施策→成果:サポート・保守完了時に顧客から受領する「検収書(受領書)」の回収業務が紙ベースで行われており、郵送や手渡しの工数、用紙代、人件費が莫大な負担となっていました。回収業務の電子化に向けてAcrobat Signを導入したところ、検収書類のスピーディーな回収が可能になっただけでなく、印刷・郵送費等の削減により、月額約600万円もの業務経費の削減に成功しました。
4. ソニー銀行株式会社
業種・規模:金融(ネット銀行)
導入時期:2019年
課題→施策→成果:主力商品である住宅ローンの契約手続きにおいて、顧客が印鑑証明書を取得し、紙の書類を郵送するフローに数週間を要していました。フロントシステムであるSalesforceとAcrobat SignをAPIで連携させ、契約送信から締結を完全デジタル化。その結果、数週間かかっていたリードタイムを最短1時間にまで短縮し、成約率の大幅な向上と顧客負担の徹底的な軽減を実現しました。
よくある質問
Q:Acrobat SignとAdobe Signの違いは何ですか?
A:これらは同一のサービスを指します。従来「Adobe Sign」として提供されていたサービスが、PDFエコシステムであるAcrobatブランドとのシームレスな統合を目的に、現在の「Adobe Acrobat Sign」へと名称変更(リブランディング)されました。機能や法的有効性に差異はありません。
Q:Acrobat Signで締結した電子契約に法的有効性は担保されますか?
A:はい、完全に担保されます。Acrobat Signは日本の電子署名法や電子帳簿保存法に準拠しており、ISO 27001やFedRAMPなどの厳格な国際セキュリティ基準も満たしています。タイムスタンプとデジタル証明書による暗号化が施され、裁判でも証拠能力を発揮します。
Q:Acrobat Proの電子サインとAcrobat Sign Solutionsの違いは何ですか?
A:Acrobat Proに付帯する電子サインは個人向けの簡易的な署名依頼用であり、API連携や一括送信、自社ブランドの適用はできません。一方、Acrobat Sign Solutionsは組織的な管理やSalesforce等との高度なAPIシステム連携を前提とした法人向け専用プランです。
Q:Acrobat Signには年間の送信上限(トランザクション制限)がありますか?
A:はい、多くのグループ版や通常ライセンス契約では「1ユーザーあたり年間150通」の上限が標準設定されています。送信件数が多い場合は、上限なく送信枠をプールしてボリューム設計ができる「Acrobat Sign Solutions」プランを契約することをおすすめします。
Q:取引先に署名を依頼する際、操作に迷わせないための対策はありますか?
A:署名依頼メールの送信時に、自社で用意したシンプルな手順案内マニュアル(PDF等)を事前に、またはメールに添えて送付することを推奨します。アドビ製品は定期的なアップデートで画面のUIが変わることがあるため、自社独自の簡易ガイドがあると取引先も迷わず操作できます。
まとめ
Acrobat Sign(旧Adobe Sign)で契約業務のデジタル化と法務・情シス部門の負担軽減を両立させるために、まずは「社内の年間契約書発行数の正確な棚卸し」から始めてみてはいかがでしょうか。Acrobat Signは、公証役場にも選ばれた信頼性と、Acrobat AI Assistantとの連携による最先端の業務自動化を提供します。自社の規模とシステム連携の要件を整理し、まずは無料体験版やベンダーへの問い合わせからファーストステップを踏み出しましょう。
本記事の内容に誤り等がございましたら、こちらからご連絡ください。
監修
Admina Team
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