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2025年10月に「楽楽メールマーケティング」へ名称変更した「配配メール(はいはいメール)」。本記事では最新の料金プランや失敗しない導入・運用のコツを情シスやマーケティング担当者向けに徹底解説します。

楽楽メールマーケティング(旧:配配メール)とは?料金・プラン比較
楽楽メールマーケティング(旧:配配メール)は、配信登録アドレス数に応じた定額料金で、通数無制限のメール配信を行えるメールマーケティング支援システムです。
本記事のポイント
2025年10月23日より「配配メール」から「楽楽メールマーケティング」へ名称が変更された。
最安だった「Lightプラン」は新規受付を終了しており、現在は3プランが提供されている。
月額料金は「登録メールアドレス件数(レコード数)」に基づく従量課金制(配信通数は無制限)である。
不要なアドレスを放置すると料金が高くなるため、定期的なデータベースクレンジングが推奨される。
企業のマーケティングフェーズや目標に合わせて最適なプランを選択することが、導入成功への第一歩となります。
料金体系の仕組みと登録アドレス数による課金
多くのメール配信システムが「配信通数」による従量課金を適用する中、楽楽メールマーケティングは「登録アドレス数」を基準とした定額制を採用しています。登録している顧客レコード数(アドレス件数)が上限を超えない限り、何通送信しても追加料金は発生しません。したがって、頻繁にセグメント配信やステップメールを送信したい企業ほど、コストパフォーマンスが高くなる設計になっています。
新規受付終了プランと現行3プランの比較
以前の記事で紹介されることが多かった最安の「Lightプラン」は、現在は新規受付および他プランからの移行受付を終了しています。2026年時点で新規に契約可能なプランは「Standard」「Premium」「Bridge」の3種類です。
以下は、登録アドレス数10,000件(※Bridgeのみ一部段階が異なる場合あり)を基準とした各プランの概要と比較表です。メールマーケティングの料金相場や自社の目的に照らし合わせて比較してください。
プラン名 | 主な対象用途 | 搭載機能の例 | 料金目安(月額・税別)※1万件まで |
|---|---|---|---|
Standard | メール配信業務の効率化・標準化 | HTMLエディタ、効果測定、ステップメール、複数DB管理 | ¥23,000 / 月 |
Premium | 高度な分析とパーソナライズ | Standard機能 + 詳細な権限管理、外部API連携 | ¥33,000 / 月 |
Bridge | 商談・アポイント獲得の最大化 | Premium機能 + 企業リスト取得(BIZMAPS)、来訪通知、日程調整、Studio連携 | ¥53,000 / 月 |
※登録件数が1万件を超える場合は、10,000件(Bridgeは5,000件)ごとに段階的な従量課金が加算されます。各プランの最新の提供条件や見積もりは、必ず楽楽メールマーケティング公式サイトで確認してください。なお、SaaS全体のITコストを抑制したい場合には、SaaSコスト削減の仕組みを構築しておくことも重要です。
楽楽メールマーケティングの主な機能と導入のメリット・デメリット
楽楽メールマーケティングは、高い到達率と直感的な操作性を兼ね備える一方で、目的外の単純配信ではオーバースペックになります。
到達率を高める最新の送信者ガイドライン対応
近年、主要メールプロバイダによる迷惑メール規制が大幅に強化されています。2024年のGmail送信者ガイドライン適用に加え、2025年5月にはMicrosoft(Outlook.com等)も同様の厳格なセキュリティ基準を施行しました。現在、Yahoo!メールや国内の携帯キャリアを含め、送信ドメイン認証(SPF、DKIM、DMARC)の設定や、不達アドレスへの配信防止が受信成功の必須条件となっています。
楽楽メールマーケティングは、これらの最新ガイドラインに標準機能として完全対応しています。送信ドメインの設定支援はもちろん、エラーアドレス(バウンス)の自動解析と自動エラー除外機能を搭載しているため、自社のドメイン評価(レピュテーション)を落とさずに、業界屈指の高いメール到達率を維持できます。
2026年最新の「AI-HTMLメール生成機能」
ラクスが推進するAI活用戦略に基づき、2026年には「AI-HTMLメール生成機能」が順次実装されました。本機能は、プロモーション対象のWebサイトURLを入力し、いくつかの基本オプションを選択するだけで、配信目的に沿った構成案から、目を引くHTML本文までをAIが自動生成するものです。メルマガ作成のリソース不足や、コンテンツ作成のアイデア枯渇に悩む担当者にとって、大幅な業務効率化をもたらす強力な機能となっています。なお、システム内で生成AIを活用する上でのセキュリティベストプラクティス(例えば、個人情報や機密性の高い未公開情報をAIに入力しないルールづくりなど)を定義し運用することが推奨されます。
デメリット:一斉配信のみの用途ではコスト高になる懸念
一方で、本システムはメールマーケティングのPDCA(計画・実行・評価・改善)を回し、商談創出や業務効率化を推進するための機能が統合されたパッケージです。そのため、「社内への一斉連絡網として使う」「月に1回だけ定型連絡を送る」といった単一目的の場合、単純な一斉配信ツール(ブラストメールなど)と比較して月額費用が割高になります。自社の導入目的が単なる『連絡』なのか、それとも『営業・マーケティングの成果向上』なのかを見極める必要があります。
楽楽メールマーケティングの具体的な使い方と導入手順
メール配信の成果を出すためには、システム導入期の技術設定と、定期的な運用プロセスの確立を順番に進める必要があります。
楽楽メールマーケティングを導入し、円滑に運用を開始するためのタイムラインと具体的なタスクは以下の通りです。
ステップ1:導入期(初期設定・セキュリティ対策)
まずは、迷惑メール判定を避けるために「SPF・DKIM・DMARC」のDNS設定を行います。また、法律(特定電子メール法)に準拠したオプトアウト(退会受付)用ページをシステム側で生成し、署名欄などに設置します。これを怠ると、受信サーバーからスパム扱いされ、メールが顧客に届かなくなります。
ステップ2:準備期(リストアップとクレンジング)
既存のハウスリスト(名刺情報、Web問い合わせ、展示会アンケート等)をCSV形式でシステムに一括インポートします。この際、長年連絡をとっていないリストやエラーになりそうな不達アドレスをあらかじめ除外(クレンジング)しておくことで、無駄な登録件数課金を防ぎ、リストの健全性を保つことができます。
ステップ3:実行期(AIアシストとHTML作成)
最新の「AI-HTMLメール生成機能」や、ドラッグ&ドロップで操作可能なHTMLエディタを用いて、スマートフォン対応のレスポンシブなメール文面を作成します。事前にPC・モバイル双方でのテスト送信を行い、表示崩れがないか確認してから、最適な日時(BtoBであれば火曜〜木曜の日中など)に配信予約を行います。
ステップ4:分析期(効果測定と後追い)
配信完了後、管理画面で開封率、URLクリック率、エラー件数を測定します。リンクをクリックした「興味関心の高い顧客(ホットリード)」をリスト化し、インサイドセールスによる迅速な架電や、次の個別アプローチへと繋げます。
マーケティング特化プラン「Bridge」と最新機能の活用法
Bridgeプランは、メールを配信した後のプロセスを自動化し、商談化率を最大化させる営業特化のパッケージです。
BtoBの営業活動において、「新規リストの獲得が進まない」「メルマガを送ってもアポ獲得に繋がらない」といった課題を解決するために、Bridgeプランには以下の強力な専用機能が備わっています。
BIZMAPS連携によるターゲットリスト抽出
Bridgeプランでは、国内最大級の企業データベース「BIZMAPS」との連携により、約170万社以上の登録データから、地域、業種、設立年、売上高などのセグメント条件でターゲットリストを抽出・ダウンロードできます。営業担当者が手作業で新規アプローチ先を探す必要がなく、質の高いリストを即座にメール配信へ投入できます。
「日程調整プラス」と「Studio」連携によるアポ獲得
2025年12月に正式リリースされた「日程調整プラス」オプション(Bridgeプラン向け)は、営業担当者のカレンダーやWeb会議システムとシームレスに同期します。受信者がメール内のURLをクリックするだけで、カレンダーの空き枠から簡単に商談アポイントを予約でき、複数担当者への自動割り振りが可能になりました。
また、2026年より開始されたノーコードWeb制作プラットフォーム「Studio」とのシームレスな連携により、Studioで制作した自社サイト経由でのリード獲得から、離脱防止ポップアップの表示、さらには特定の重要ページを閲覧したユーザーに対する自動トリガーメールの送信といった高度なアプローチをノンプログラミングで実現できます。これにより、テレアポの成果に頼らない持続的なWeb商談獲得モデルを構築できます。なお、他ツールとしてHubSpotによるMA連携を競合比較として検討する余地もあります。
導入で陥りがちな3つの失敗パターンと対策
メール配信ツールのリプレイスや新規導入では、運用体制の設計を誤ると無駄な投資に終わってしまいます。
楽楽メールマーケティングを導入した企業でよく見られる「よくある失敗パターン」とその回避策を整理しました。
失敗1:単純一斉送信システムとのコストギャップに悩む
「とりあえず一斉配信したい」という目的だけで、十分な機能検証をせずに導入してしまうケースです。月額数千円で利用できる格安配信システムと異なり、楽楽メールマーケティングは月額数万円〜の投資が必要です。シナリオ配信やセグメント分析を行わないのであれば、費用対効果が合いません。
対策: 導入前に自社が「セグメント配信」「ステップメール」「効果測定」をどの程度活用できるか、社内のマーケティング活動のロードマップを整理してください。
失敗2:メール送信後のプロセス(後追い営業)が不足している
「メールを送れば勝手に問い合わせが来る」と誤解し、配信だけで業務を完了させてしまうケースです。特にBridgeプランなどを導入して「Web来訪通知」を受け取れる状態になっても、営業チームが即座に架電・アプローチするオペレーションがなければ、商談の機会損失に繋がします。
対策: 送信日時と連動したインサイドセールスのリソースをあらかじめ確保しておきます。自社リソースが不足している場合は、2026年1月にリリースされた「プレミアムサポート」オプションを活用し、専門スタッフに伴走支援(設定から効果測定、配信代行まで)を外注することも視野に入れましょう。
失敗3:古い不達リストへの送信でドメイン評価を落とす
数年前に名刺交換したリストや休眠顧客の古いリストに対し、クレンジングを施さずに一括配信してしまうケースです。存在しないアドレスへの不達率(バウンス率)が高いと、GoogleやMicrosoftの受信サーバーから「スパムドメイン」とマークされ、本来届くはずの既存顧客への通常メールまで届かなくなる恐れがあります。
対策: 配信前にアドレスクレンジングを実行し、エラー検知機能を「自動エラー除外」に設定して、リストの健全性を常に担保しましょう。
楽楽メールマーケティングの導入事例
実際に楽楽メールマーケティングを導入し、業務効率化や商談件数の向上を実現した企業の成功事例を紹介します。
どのような課題をどのように解決し、成果に結びつけたのかを「業種・規模」「導入時期」「課題→施策→成果」の統一フォーマットでまとめました。
事例1:日本航空株式会社(JAL)ソリューション営業推進部 教育事業室
業種・規模: 航空業・大企業(一般企業・医療機関向け研修事業)
導入時期: 2026年導入
課題→施策→成果:
課題: 研修プログラムの販売において、効率的な新規リード獲得とハウスリストへの細やかなフォロー体制が不足していた。
施策: 楽楽メールマーケティングの「Bridgeプラン」を導入。BIZMAPS連携機能を活用して新規の企業リストをダウンロード・アプローチしつつ、「プレミアムサポート」オプションを利用して、ラクス専門スタッフの伴走支援のもと、配信設定や戦略立案を外注・効率化。
成果: 配信業務の負荷を最小限に抑えながら、確度の高いアプローチ先の選定と顧客フォロー体制を短期間で構築し、商談機会の大幅な増加を達成。
事例2:株式会社ミニカラー
業種・規模: デザイン・印刷・納品管理・中小企業
導入時期: 2024年導入
課題→施策→成果:
課題: テレアポや飛び込み営業といった従来の労働集約型のアプローチ手法から脱却し、効率的なWebからの商談獲得を目指していた。
施策: 営業活動の効率化を目的に「Bridgeプラン」を導入。専任ではない初心者営業担当者が運用を開始し、メール内リンクのクリック者や来訪通知をトリガーとしたフォローに切り替えた。
成果: 導入3ヶ月で自社Webサイトへの来訪者数が7倍に急増。テレアポを大きく上回る費用対効果と商談創出を実現した。
事例3:株式会社有隣堂 ソリューション営業本部
業種・規模: 書籍・文具・OA機器販売、サービス業
導入時期: 2023年導入
課題→施策→成果:
課題: 従来はテキスト形式のメール送信しか行っておらず、誰がどのトピックに興味を持っているのか(開封やURLのクリック状況)が分からなかった。
施策: 楽楽メールマーケティングを導入し、メール配信をHTML形式に刷新。未開封者への再送信機能を活用しつつ、特定のURLをクリックした顧客のWeb来訪タイミングを狙って営業が即座に電話アプローチを行った。
成果: メール全体の開封率が18%から23%へと大幅に向上。興味関心のある顧客へベストタイミングで電話アプローチを行うことで、アポイント獲得率の大幅な向上を達成した。
また、自治体における活用例として豊橋市(自治体事例)では、地域イベントや採用情報を対象属性別に配信し、メルマガ開封率50%超を記録するなど、民間企業だけでなく官公庁・自治体でも成果が実証されています。
SaaSの料金とアカウントを効率化する管理手法
登録アドレス数による従量課金システムを採用しているからこそ、定期的な顧客データベースの最適化が利用コストの節約に直結します。
アドレス件数課金ならではのデータベースクレンジングの重要性
前述 of 楽楽メールマーケティングの月額費用は「登録されているメールアドレス件数(顧客レコード数)」で決定されます。そのため、すでに使われていない退職者のアドレスや不達エラーになるアドレス、長期間全くメールを開封していない休眠顧客のアドレスを放置しておくと、知らないうちに10,000件(あるいは5,000件)ごとの追加課金ラインを超え、余計なコストを支払い続けることになります。
したがって、マーケティング部門と情シス部門が連携し、以下のような定期的な配信リストのメンテナンス(データベースクレンジング)プロセスを社内に組み込むことが推奨されます。
直近6ヶ月間、一度も開封やURLクリックを行っていない休眠リストを配信対象から一時的に除外する。
システムから出力されるバウンスメール(不達エラー)データを蓄積し、永久エラーのアドレスをデータベースから物理的に削除する。
このメンテナンスにより、契約上限件数を最適に維持でき、無駄な上位プラン料金への移行を防ぐことができます。
SaaS管理ツール「Admina」を用いたコストとアカウントの一元管理
企業におけるSaaSの導入は、楽楽メールマーケティングだけでなく、SFA/CRMツール(Zoho CRM等)やkintone、各種コラボレーションツールなど多岐にわたります。こうした状況下で、「退職したメンバーのアカウントが楽楽メールマーケティングに残ったまま課金されている」「部署ごとに異なるアカウントが作成され、全体のITコストが肥大化している」という課題が発生しやすくなります。
このような企業全体のSaaS管理課題を根本的に解決するのが、SaaS管理プラットフォーム「Admina(アドミナ)」の活用です。Adminaを導入することで、社内で契約されている多様なSaaSのアカウント付与状況、利用コスト、更新予定日をダッシュボード上で一元管理できます。楽楽メールマーケティングの担当者のアカウント管理や契約状況をAdminaに集約し、社内データクレンジングのルールと連携させることで、無駄なIT投資を防ぐことが可能です。詳細な管理手法や他社の削減実績は、SaaSアカウント一元管理の手法またはAdmina公式サイトをご確認ください。
よくある質問
楽楽メールマーケティングの導入や運用に関して、検討段階でよくある質問にお答えします。
Q:楽楽メールマーケティングの最低契約期間はどのくらいですか?
A:契約期間は、原則として課金開始月から12か月(1年間)となっています。契約期間内の途中解約は認められないため、導入前には無料トライアルを十分に活用し、自社の要件や操作感に合致しているかを必ず確認してください。
Q:他社システムや主要なSFA・CRMとのデータ連携は可能ですか?
A:可能です。APIを介した自動連携ができるほか、kintoneやSalesforceなどの主要なツールとはノーコードでのスムーズなデータ同期が実現できます。送信結果の自動ステータス反映なども標準で行えます。
Q:GmailやMicrosoftの最新ガイドラインへの対応は万全ですか?
A:万全です。SPF、DKIM、DMARCなどの送信ドメイン認証の登録サポートや、送信エラーアドレスを自動で次回配信から除外するクリーニング機能を備えており、最新のセキュリティ要件を意識することなく高い到達率を維持できます。
まとめ
楽楽メールマーケティング(旧:配配メール)は、登録顧客アドレス数による従量定額制をベースに、2026年最新のAI自動生成機能や高い到達率を誇る、成果創出に特化したメール配信システムです。自社の獲得目標や営業リソースに合わせて「Standard」「Premium」「Bridge」の3プランから選定することで、メールマーケティングを通じた商談数を最大化できます。
まずは明日から取り組める第一歩として、自社が保有する既存の配信リスト(アドレス件数)の棚卸しと、過去の不達・休眠アドレスを事前に排除する「クレンジング」から始めましょう。データベースを健全な状態に整理してからプランの見積もりを依頼することで、自社に最適な料金帯で無駄なくサービスをスタートできます。
本記事の内容に誤り等がございましたら、こちらからご連絡ください。
監修
Admina Team
情シス業務に関するお役立ち情報をマネーフォワード Adminaが提供します。
SaaS・アカウント・デバイスの管理を自動化し、IT資産の可視化とセキュリティ統制を実現。
従業員の入退社対応や棚卸し作業の工数を削減し、情報システム部門の運用負荷を大幅に軽減します。
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