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Admina Team
2024/02/14
デジタルリモートワークの時代が到来し、様々なオンラインコミュニケーションツールが登場しています。中でも注目なのが、次世代のコミュニケーションプラットフォーム、oViceです。今回はそんなoViceの特徴とメリットについて解説していきます。
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oViceとは?
oViceとは、インターネット上の仮想空間を利用した概念、メタバースを通じて、複数人とリアルタイムで気軽に会話できるコミュニケーションツールのことです。oViceは2Dで、パソコンを使って誰でもアクセス可能となります。さらに操作も簡単で、自分のアバターを選んでバーチャルなオフィスで動かし、他のメンバーとコミュニケーションを取ることができます。アバターの周囲には声が届く範囲が表示され、互いの範囲が重なると会話が可能になります。このリアルなコミュニケーション感覚のおかげで、oViceはまるで現実のオフィスで働いているかのような感覚を提供します。その利便性とユーザーフレンドリーの高さから、oViceは2024年4月時点で既に4,000社以上の企業に導入され、アフターコロナの新しい働き方の一端を担っています。
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oViceの特徴
現実空間のように立ち話が可能
テレワーク中のコミュニケーションを進化させるツール、oViceの特徴についてご紹介します。オンラインでも生じる空間性を実現しており、現実空間のように立ち話が可能となるのがその魅力です。Web会議では気軽に話しかけることが難しいですが、oViceではマウス操作で誰かに近づくことでその人の声が大きくなり、逆に離れると声も小さくなる仕組みになっています。操作自体も直感的で特別なレクチャーは必要ありません。社員同士の何気ない会話から新しいアイディアや発想が生まれることがありますが、これをオンラインのオフィスでも実現できます。コロナ禍で深刻化しているコミュニケーション不足や連帯感の希薄化を、oViceなら簡単に解消することが可能です。このツールを使えば、意図的なコミュニケーションだけでなく、偶発的に生まれ、芽生えるアイディアや発想をビジネスに取り込むことができます。
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イベントやオフィスなど様々なシーンに対応
oViceは、限られた空間に留まらずイベント、説明会、教育機関など様々なシーンでも役立つ幅広い対応力もその特徴です。Zoom等のオンライン会議では気後れしてしまうかもしれない見知らぬ人たちとも、心理的な抵抗を感じにくいアバター形式でコミュニケーションを取りやすくなっているのが大きなポイントです。また、参加者間のトークだけでなく、スピーカー機能により全体へのアナウンスも容易に行えるため、イベントの開催や運営にも適用可能です。資料展示や空間演出、URL共有によるブラウザからの参加など、小規模から数千人規模のイベントまで対応する機能も盛り込んだこのプラットフォームは、あらゆる場合で人々の繋がりを支える頼もしい存在と言えます。
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低速度の回線でも利用可能
oViceの特徴は、低速度の回線でも利用可能だという点です。専用の機器やアプリのダウンロードが不要な、ブラウザベースのメタバースであり、URLさえ知っていれば、パソコンやスマートフォンからいつでも参加できます。oViceは非常に軽量で、最適化が行われているため、3Mbps程度の低速回線でも利用に影響はありません。企業がメタバースオフィスを設ける際、社員全員に高速回線を提供する必要性がなくなり、コストを抑えられます。低速回線でも安定して利用できるoViceは、仮想オフィスやイベントの開催に最適です。快適なバーチャル空間の提供を約束します。
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oViceのメリット
oViceのメリットは、高度にパーソナライズされた仮想空間にて人々がつながり、情報共有やアイデアの交換が可能になることでしょう。リアルなオフィス環境を再現することで、「対面のコミュニケーション感」を得られ、全く新しい世界で情報交換が行えます。加えて、oViceの優れた点は、現実の動きや距離感を再現し、リアルタイムで複数人とのコミュニケーションが可能になることです。視覚的な工夫もあり、他者の立ち位置や動きから会話の流れを自然に感じ取ることができます。
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充実した機能でコミュニケーションがとりやすい
oViceのメリットとして一番の魅力はその豊富な機能です。特徴的な「ステータス表示」は、現在の自分の状況をアイコンで表示できるため、他のメンバーとの必要以上のやりとりを防げます。「声かけ」機能では、ワンクリックだけで気軽にメンバーに話しかけることが可能です。また、「会議室」で特定のメンバーだけと気軽に話すことができ、プライバシーの守られた会話を実現します。さらに、「外部アプリケーション連携」では、カレンダーやオンライン会議、チャットなどのアプリケーションを利用できます。これにより日々のコミュニケーションが一層スムーズになります。
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鍵付きの会議室があるから秘密も守られる
仕事にはさまざまなシチュエーションがあります。重要なプロジェクトの話し合い、内密な情報の共有、上司との面談、部下へのマンツーマンアドバイスなど、プライバシーを保ちたい場面は数多く存在します。そこで役立つのがoViceの鍵付き会議室機能です。 oViceでは、特定のメンバーだけが入室可能な鍵付きの会議室を用意しています。会議室には好きな人だけを招待し、通行許可を与えることで、他者の立ち入りを防ぎます。さらに会議室内では、充実したビデオ会議システムを利用できるので、他の社員に会話内容を聞かれる心配はありません。 また、ディスカッションやプレゼンテーションなど、様々な会議形式にも対応可能です。重要な資料を共有し、効果的な会議を進行するためのツールも充実しています。鍵付き会議室は、プライバシーを保ちつつ効率的に会議を進めることが可能となり、oViceの大きな強みと言えるでしょう。
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oViceのデメリット
oViceはバーチャルオフィスプラットフォームとしての多くの強みを持つ一方で、いくつかのデメリットもあります。特に、リアルタイムのコミュニケーションが難しい点やユーザー向けの操作感の分かりづらさが指摘されています。また、利用者が一定数以上になると画面が混雑し、操作性が低下するという問題もあります。さらに、現状では課金プランの柔軟性に乏しく、特定の機能を利用するためには追加料金が発生しやすいという声も聞かれます。最後に、初期設定の難易度が高いというユーザーエクスペリエンスの悪さもoViceのデメリットと言えるでしょう。
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多機能なため、使いこなすまでに時間を要する
oViceは、その機能が多すぎて使いこなすのに時間がかかるというデメリットも存在します。初期導入時には、特にメンバーが多い場合、話しかける相手を探すだけでも一苦労です。導入時には社内で十分なレクチャーと慣れるための時間を確保することをお勧めします。 また、oViceのスペースは自由にレイアウトできます。実際のオフィスと同じように、社員がスムーズにコミュニケーションを取れるよう、適切な配置を考えることが重要です。メタバースならではの機能で、レイアウトはいつでも変更可能ですので、問題が見つかればその都度修正しましょう。
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oViceの料金プラン
oViceの料金プランは、継続利用と単発利用の2つのタイプがあります。"継続利用"はバーチャルオフィスとして利用し、"単発利用"はイベントに最適です。 oViceは、様々な規模のコミュニティやオフィスに適したプランを提供しています。
Free プランは、無料トライアル期間後に開始され、最大サイズ S のスペースを1つ利用できます。
Entry-S プランは、小規模コミュニティのバーチャルスペース常設に最適で、月額6,650円(税込)で利用可能です。推奨利用人数は10人で、最大サイズ S のスペースを1つ利用できます。
Entry-M プランは、中規模コミュニティのバーチャルスペース常設に最適で、月額24,833円(税込)で利用可能です。推奨利用人数は40人で、最大サイズ M のスペースを1つ利用できます。
Team プランは、小規模なオフィスとしての常時利用に最適で、月額8,160円(税込)から利用可能です。助成金を活用することで、月額408円(税込)で利用できる場合もあります。推奨利用人数は10人以上で、最大サイズ L のスペースを3つまで利用できます。さらに、ビル化(階層構造化)、専用スペースでの有人サポート、追加有償オプションも利用可能です。
全てのプランに14日間の無料トライアル期間が付いており、oViceの機能を無料で体験することができます。
料金プランについては適宜変更されております。ぜひ、導入検討の際は公式サイトをご確認ください。
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まとめ
oViceは、オンラインコミュニケーションを実現するツールです。リモートワークをはじめとする様々なシーンでのコミュニケーションを一新します。これまで体験したことのない新しいコミュニケーションの形をぜひ体験してみてください。
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Topics & Questions
oViceの欠点は何ですか?
oViceの欠点は、職場内の「使うべき」文化が形成されていなければ、利用しない人が増え、活用する雰囲気が広がらないことです。つまり、コミュニケーションツールとしての効果を最大限に発揮するためには、事前に勤務中はoViceに必ず入るといった明確なルールを設ける必要があると言えます。 また、oViceの使い道としては、オフラインでの雑談をオンライン上で再現するというものがありますが、オンラインが主な仕事環境となっている職種では、その必要性を感じづらいという意見があります。
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oViceで会話できる範囲は?
oViceでは、ユーザーが会話を開始するには中央下部にあるマイクのアイコンをクリックして音声をオンにする必要があります。会話は、自分のアイコンを中心とした黒い円の範囲内にいる他のユーザーとのみ可能です。これは会話が聞こえる範囲を示し、このエリア内で互いにコミュニケーションを取ることができます。もし席を外す必要がある場合は、離席を知らせるために同じく中央下部にあるマグカップのマークをクリックしましょう。
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