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スターリンクとは?最新の料金プランや仕組み・デメリットを解説

スターリンクとは?最新の料金プランや仕組み・デメリットを解説

スターリンクとは?最新の料金プランや仕組み・デメリットを解説

スターリンクとは?最新の料金プランや仕組み・デメリットを解説

最終更新日

スターリンクの仕組みから最新料金プラン、屋外利用時の注意点、スマホ直接通信の動向まで、個人・法人向けに順を追って解説します。

スターリンク(Starlink)とは

この記事でわかること

  • 2026年最新の個人向け料金は「ホームLite(月額4,600円)」や「スタンバイモード(月額730円)」など低価格化・細分化が進んでいます。

  • au、ドコモ、ソフトバンクにより、スマホと衛星が直接繋がる「Starlink Direct(スマホ直接通信)」が追加料金なしで順次開放されています。

  • キャンプなどの屋外利用時には、電波法(5GHz帯制限)に抵触しないよう「屋外モード(DFS機能)」の適切な設定が必須です。

  • 法人のBCP対策や建設現場のDX、海上ブロードバンドなど、ビジネスインフラとしての導入が急速に拡大しています。

スターリンクとは、地球上のあらゆる場所に高速なインターネットを提供する、SpaceX社の低軌道衛星通信サービスです。光回線が届かない山間部や離島、海上でも安定した通信を実現できる点が注目を集めています。

スターリンクの仕組みと通信インフラとしての特徴

スターリンクの仕組みは、高度約550kmという地球に近い「低軌道(LEO)」を周回する数千基の小型人工衛星を活用しています。地上に設置したアンテナが上空の衛星を自動で追尾し、最適な衛星と直接通信を行います。従来の静止衛星(高度約36,000km)と比べて地球との距離が圧倒的に短いため、これまでは通信インフラが整っていなかった山間部、離島、さらには海上でも、光回線に近いレスポンスを実現しています。

他の衛星通信・光回線との速度比較

スターリンクの大きなメリットは、20ミリ秒〜40ミリ秒という低い遅延(レイテンシー)です。低遅延を実現したことで、オンラインゲームや、音声と映像のズレがストレスになるビデオ会議も快適に行えます。日本国内での実測値では、標準プランで下り(ダウンロード)100Mbps〜200Mbps程度の速度が安定して出ており、一部の古いVDSL方式の光回線や混雑時のモバイルWi-Fiを上回るパフォーマンスを発揮します。

スターリンクの低軌道衛星と従来の静止衛星の比較

▲ スターリンクの低軌道衛星と従来の静止衛星の比較

SaaS管理とその周辺領域の情報を1冊に集約

「SMPと周辺領域」は、これまでリリースしてきたホワイトペーパーの最も重要な部分をピックアップ、再編集し、多忙なコーポレートIT担当者の方でもSaaS管理について一気に学べる入門書となっています。

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最新動向:スマホ直接通信(Starlink Direct)の解禁

専用アンテナなしで、手元のスマートフォンが直接Starlink衛星と繋がる「Direct to Cell(D2C)」技術が実用化されました。

au・ドコモ・ソフトバンクによる追加料金なしの提供

2025年から2026年にかけ、日本の大手キャリア3社が相次いでスマートフォンとStarlink衛星の直接通信サービスを提供開始しました。auのサービス「au Starlink Direct」が先行し、UQ mobileの対象ユーザーにも追加料金なしで開放されています。NTTドコモは2026年4月27日より「ドコモ Starlink Direct」の提供を開始し、ahamoを含む全プランのユーザー約2,200万人に対し事前申し込み不要・当面無料で利用できます。「ahamo」との組み合わせにより、格安プランのまま山間部での通信が確保できる点は大きな利点です。なお、mineo等のMVNO(格安SIM)ユーザーが直接利用できるかは、各MNOの提供範囲や対応方針に依存するため、各社の公式案内を確認してください。これらのサービス拡充により、空さえ見えれば「圏外」という概念そのものが消滅しつつあります。

スターリンクの最新料金プラン(個人・法人別比較表)

スターリンクの料金プランは大幅に見直され、利用頻度や目的に合わせて月額730円から柔軟に選択できるようになりました。

個人向け・ポータブル向け料金プラン

個人向けプランは、固定利用か持ち運び(ポータブル)かで分かれています。アンテナとWi-Fiルーターが一体化し、バックパックに入る「Starlink Mini」の登場(本体価格34,800円)により、アウトドアやサブ回線としての導入ハードルが大幅に下がりました。

プラン名

月額料金(税込)

データ容量

主な特徴と用途

ホームLite

4,600円

無制限

特定の場所での固定利用。標準プランより優先順位が低いがコスパが最高。

ホーム(標準)

6,600円

無制限

自宅でのメイン回線向け。混雑時でも安定した通信を提供。

ROAM 100GB

6,500円

100GB/月

陸上のどこへでも持ち運べる。Starlink Miniと組み合わせてキャンプや車中泊に最適。

スタンバイモード

730円

無制限(最大1Mbps)

維持費を極限まで抑えるモード。使わない時期や災害への備えとして最適。

法人向け(Starlink Business)の料金プラン

企業のBCP対策や海上通信には「Starlink Business(プライオリティプランなど)」が利用されます。通信の優先権が付与されるため、業務中断のリスクを下げられます。KDDIやソフトバンク等の国内正規代理店では月額9,800円(40GB・税抜)から提供されており、建設現場や遠隔医療など、高度な安定性が求められる環境への導入が進んでいます。なお、料金体系は代理店や選択するプランによって異なるため、最新の情報は各代理店の公式サイトでご確認ください。

用途に合わせたスターリンクのおすすめ料金プラン診断

▲ 用途に合わせたスターリンクのおすすめ料金プラン診断

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スターリンクのメリット・実際の導入事例

光回線が引けない環境の解消にとどまらず、法人の事業継続(BCP)や現場のDXを強力に後押しする点が最大のメリットです。

山間部・海上・移動中における場所を選ばない通信環境

これまではインターネットの確保が難しかった場所でも、空さえ開けていれば通信環境を構築できます。例えば、長崎県と福岡県を結ぶ壱岐・対馬フェリー株式会社では、船舶に高性能モデルを搭載し、外海航行中でも最大220Mbpsの海上ブロードバンドを実現しています。乗客の利便性向上だけでなく、リアルタイムな気象情報の取得による安全航行にも直結しています。

企業・自治体・医療機関におけるBCP(事業継続計画)対策事例

地上の通信インフラが断絶する自然災害時において、宇宙と直接通信するスターリンクは有効なBCP対策となります。名古屋掖済会病院では、災害時の救急医療体制を維持するため、県内27の関連拠点にStarlinkを一斉導入しました。これにより、大災害時でも電子カルテのデータ共有や病院間連携が可能な医療インフラを構築しています。また、清水建設株式会社などの建設現場では、電波の届かない超高層ビルのタワークレーンに設置し、現場全体の通信環境を改善した実証実験の事例があります。

スターリンクのデメリットと導入時の注意点

屋外利用時の電波法への抵触リスクや、天候・設置場所による物理的制約など、運用上のデメリットを正しく理解する必要があります。

屋外利用における電波法の遵守(5GHz帯制限と屋外モード/DFS機能)

キャンプや車中泊でスターリンク(特にStarlink Mini)を利用する際、最も注意すべきなのが「電波法」への抵触リスクです。スターリンクのルーターは5GHz帯の電波を発しますが、日本の電波法では航空・気象レーダーとの干渉を防ぐため、5GHz帯の一部(W52、W53帯)の屋外使用を原則禁じています。屋外で利用する場合は、必ず専用アプリから「屋外モード(DFS機能)」を有効にするか、2.4GHz帯のみで通信するように設定しなければなりません。これを知らずに通常モードのまま屋外利用すると、電波法違反になります。

アンテナの設置条件・天候による影響

スターリンクは、アンテナと衛星との間に物理的な遮蔽物がないことが必須条件です。建物の陰や樹木の茂る場所では通信が頻繁に切断されます。また、ゲリラ豪雨や大雪といった極端な悪天候時には、電波の減衰により一時的に通信速度が低下するデメリットが存在します。企業が法人プランを導入する際は、これらの通信断絶リスクを見越し、地上のモバイル回線とSD-WAN技術などを組み合わせてネットワークを冗長化する対策が推奨されます。

電波法違反を防ぐための屋外利用時の必須設定ステップ

▲ 電波法違反を防ぐための屋外利用時の必須設定ステップ

よくある質問

スターリンクの導入に関して、個人・法人のユーザーからよく寄せられる疑問に回答します。

Q:スターリンクの初期費用はいくらですか?
A:自宅などに設置する「標準キット」のアンテナ代は時期によって変動しますが、約55,000円〜73,000円です。持ち運びに特化した「Starlink Mini」は34,800円で公式サイトから直接購入できます。

Q:個人でも法人プラン(Starlink Business)を契約できますか?
A:はい、個人事業主であっても必要に応じて法人向けのプライオリティプランやRoamプランを契約することが可能です。ただし、優先サポートが必要ない一般的な用途であれば、個人向けのホームLite(月額4,600円)で十分なケースが大半です。

Q:スマートフォンの「Starlink Direct」を利用するために特別な設定は必要ですか?
A:特別な設定や事前申し込みは不要です。au、ドコモ、ソフトバンクの対応プラン(ahamoやUQ mobileを含む)を利用していれば、地上波の圏外エリアに入ると自動的に衛星通信へと切り替わり、データ通信が可能になります。

Q:マンションのベランダでも利用できますか?
A:利用できる可能性はありますが、ベランダから十分な空の視界(特に北側)が開けている必要があります。上の階のバルコニーがひさしになっているなど、空がわずかしか見えない環境では頻繁に通信が途切れるため推奨されません。

まとめ

スターリンクは、低軌道衛星網を活用して地球上のあらゆる場所に高速なインターネットを提供する画期的なインフラです。「Starlink Mini」の登場や低価格な「ホームLite」プランの導入、さらに「Starlink Direct」によるスマホ直接通信の実現により、私たちの生活やビジネスにより身近な存在となりました。

一方で、屋外利用時の電波法(5GHz帯制限)や天候による影響など、特有の注意点も存在します。まずは、自社のBCP対策やアウトドアでのサブ回線として、現在の環境下でどのプランが最適か、公式サイトのエリアマップと料金表を確認することから始めてみましょう。

導入前のチェックリスト

  • ✅ 設置予定の場所でアンテナが空を向けられるか確認する

  • ✅ 公式サイトのエリアマップで接続可否を確認する

  • ✅ 屋外利用予定がある場合はDFS機能(屋外モード)の設定方法を事前に確認する

  • ✅ 法人利用ならBusiness vs Homeプランの通信優先順位の違いを把握する

本記事の内容に誤り等がございましたら、こちらからご連絡ください。

監修

Admina Team

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