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Lychee Redmineは、既存のRedmine資産を生かしつつ、現場が扱いやすいガントチャートやカンバン、工数・進捗の可視化を追加したい情シス部門に適したプロジェクト管理ツールです。
プロジェクト管理ツールの選定では、機能数だけで決めると、導入後にチケット更新が止まり、Excel管理へ戻る失敗が起こります。Lychee Redmineの料金、使い方、オープンソースRedmineとの違いを把握したうえで、管理対象の業務、運用担当者、セキュリティ要件から導入形態を判断する必要があります。本記事では、情シス担当者が決裁・導入検証に使える比較軸と定着化の進め方を解説します。

Lychee Redmineとは
Lychee Redmineは、オープンソースRedmineの課題管理を基盤に、進捗・工数・コストを管理しやすくした株式会社アジャイルウェア提供のプロジェクト管理ツールです。
本記事のポイント
Lychee Redmineは、標準Redmineの拡張性を生かしながら、ガントチャートやカンバンを使いやすくした製品です。
クラウド版はユーザー単価に加えてクラウド利用料が発生するため、導入人数と契約単位を含めた総額試算が必要です。
初期導入では機能を広げすぎず、チケット更新と進捗共有から開始すると定着しやすくなります。
Lychee AIを使う場合は、AIに参照させるプロジェクトデータと権限範囲を先に設計します。
Redmineは、チケット管理、Wiki、ガントチャートなどを備えるオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアです。一方で、サーバー構築、更新、プラグインの互換性確認を担う管理者には技術的な運用負荷が発生します。一般利用者がチケットを操作するだけならプログラミング知識は必須ではありませんが、管理者側にはバージョン管理や障害対応の体制が必要です。
Lychee Redmineは、このRedmineをベースに、ドラッグ&ドロップ操作のガントチャート、カンバン、工数・リソース管理、プロジェクト横断レポートなどを提供します。アジャイルウェアは2026年6月時点で累計導入企業数が7,000社を超え、利用ユーザー数が10万人を超えたと紹介しています。製造業やソフトウェア開発、複数ベンダーが関わる情シス案件で、進捗データを一元化したい場合に検討対象になります。
Redmine系ツールは開発案件だけでなく、問い合わせ、障害、改修要望をチケットとして継続管理する用途にも適しています。
標準Redmineとの違いと主な強み
標準RedmineとLychee Redmineの違いは、機能そのものよりも、導入後の管理工数と現場への定着を支える操作性にあります。
機能・運用負荷・コストの比較
情シスが比較すべきなのは初期費用だけではなく、サーバー保守、アップデート、プラグイン検証、利用部門からの設定依頼に対応する工数です。標準Redmineはソフトウェア本体を無償で利用できますが、環境構築と運用保守は自社または委託先が担います。Lychee Redmineは利用料が発生する一方、クラウド版では基盤の保守負荷を抑え、オンプレミス版では閉域網や社内サーバー要件に対応できます。
比較軸 | 標準Redmine | Lychee Redmine |
|---|---|---|
提供形態 | 自社構築またはホスティングサービスの選定が必要です。 | クラウド版とオンプレミス版を選択できます。 |
チケット管理 | 標準機能で利用できます。 | Redmineのチケット管理を基盤として利用できます。 |
進捗管理 | 基本的なガントチャートを利用できます。 | ドラッグ&ドロップ操作を含む拡張ガントチャートやカンバンを利用できます。 |
管理者の負荷 | 更新、バックアップ、プラグイン互換性、障害対応を自社で設計します。 | クラウド版では基盤運用をサービス側へ切り出せます。 |
費用の考え方 | ソフトウェア本体は無償ですが、インフラと運用人員の費用を別途見積もります。 | プラン料金と、クラウド利用時の利用料を含めて見積もります。 |
ウォーターフォールとアジャイルの併用
全体納期をガントチャートで管理しながら、開発チームではカンバンやバックログを使う運用に対応できる点がLychee Redmineの特徴です。ただし、この運用が機能するかどうかは、組織規模、既存Redmineの構成、利用部門の運用成熟度によって異なります。大規模案件では、経営層やPMOはマイルストーンと遅延状況を確認し、現場はチケットの優先順位と作業状態を確認します。両者が別製品を使うと転記作業が発生するため、同じチケットを異なる表示で扱えることに意味があります。
開発方式をアジャイルとウォーターフォールのどちらか一方に統一できない組織では、両方の見せ方を維持する管理基盤が必要になります。
オンプレミス運用と定着支援
機密性の高い案件を扱い、データを社外クラウドへ置けない場合は、オンプレミス版を選択肢に含めます。ただし、オンプレミス化はセキュリティ対策を自動的に満たすものではありません。バックアップ、脆弱性対応、監査ログ、管理者権限、障害時の復旧手順を自社責任で定義する必要があります。
クラウド版では、インフラ保守を減らす代わりに、認証連携、アクセス権、データ保管条件、AI利用時の外部サービス連携を導入前に確認します。監査ログの取得要件と認証方式が社内基準を満たせるならクラウド版の限定検証へ進み、満たせない場合はオンプレミス版または既存基盤の継続運用を比較します。
▲ 標準RedmineとLychee Redmineの運用負荷・機能の対比
▲ 自社に最適なRedmineの提供形態を選択する判断フロー
主な機能と初期運用の手順
Lychee Redmineは、プロジェクト作成、チケット登録、ガントチャートまたはカンバンでの進捗更新、定例での確認という順に運用を始めると定着しやすくなります。
ガントチャートとチケット管理
日常運用の起点はチケットです。チケットには、件名、担当者、期日、優先度、予定工数、関連チケットを登録します。最初から詳細な分類体系を作り込むと入力負荷が上がるため、初期は「機能開発」「障害」「問い合わせ」など、現場が迷わず選べる区分に絞ります。
ガントチャートでは、チケットを作業単位として並べ、先行・後続関係、マイルストーン、担当者の予定を確認します。遅延を早期に把握したい場合は、週次会議の直前だけ更新する運用ではなく、担当者が作業状態を変更するタイミングで期日と進捗率も更新するルールにします。
カンバンとバックログ管理
カンバンは、未着手、対応中、レビュー中、完了などの状態を列で表し、チケットを移動して作業状況を共有する機能です。作業の滞留を見つける用途に向きます。プロダクトバックログでは、要求や改善候補を優先順位付きで管理し、実施する範囲をスプリントやリリース単位で決めます。
アジャイルウェアは2026年3月17日、プロダクトバックログ管理の新機能「Neoバックログ」の提供開始を発表しました。2025年6月には、初期設定を支援するプロジェクト作成ウィザードと設定チュートリアルの追加も発表しています。新しいプロジェクトを立ち上げる場合は、既存の複雑なテンプレートを流用する前に、ウィザードで必要最小限の構成を作り、運用ルールを固めてから項目を増やします。
Lychee AIの利用範囲
Lychee AIは、プロジェクトデータを対話形式で分析し、タスクの遅れや負荷の偏りの把握を支援する生成AI機能です。アジャイルウェアは2025年11月にLychee AIを追加したと発表しています。AIの出力は、進捗会議で確認すべき候補を抽出する補助情報として扱い、担当者の状況や契約上の優先度まで自動判断させない運用が適切です。
生成AIを使う場合は、入力データの範囲、閲覧権限、外部AIサービスへ送信される情報、ログ保管、誤回答時の確認担当者を導入前に決めます。機密プロジェクトのチケット本文を外部サービスへ送信できることが社内規程で確認できれば対象案件を限定して検証し、確認できなければAIを使わずにガントチャートと工数管理から開始します。
初期設定から日常管理までの流れ
対象プロジェクトの選定:複数部門が関わる案件ではなく、責任者と参加者が明確な一案件を対象にします。
運用目的の決定:初期の目的を「期日遅延の把握」または「問い合わせの一元管理」など一つに絞ります。
チケット項目の設定:担当者、期日、状態、優先度を必須項目とし、独自項目は必要性が確認できてから追加します。
ガントチャートまたはカンバンの選択:全体工程を管理する案件ではガントチャートを主画面にし、日々の作業の滞留を減らす案件ではカンバンを主画面にします。
週次の運用確認:未更新チケット、期限超過、担当者偏在を確認し、設定変更ではなく運用ルールの問題かを先に切り分けます。
導入事例と改善効果
Lychee Redmineの導入事例では、個別タスクの管理だけでなく、複数関係者が同じ進捗情報を参照できる状態を作ることが改善効果につながっています。
東京海上日動システムズの事例
東京海上日動システムズ株式会社は、Lychee Redmineの導入により3,000名のユーザビリティ向上とプロジェクトの見える化を実現したと、Lychee Redmineの導入事例ページで紹介されています。大規模利用では、ツールを導入するだけではなく、プロジェクト階層、権限、チケットの分類基準を統一しないと、横断的な集計が崩れます。
情シスが同規模の展開を検討する場合は、全社一斉移行よりも、共通のチケット項目と権限設計を先に定め、代表プロジェクトでデータ品質を確認してから展開範囲を広げます。特に、完了の定義と期限変更の記録方法を統一すると、集計数値の信頼性を維持できます。
製造業・大企業での利用状況
アイミツSaaSは、Lychee Redmineの導入企業としてパナソニック株式会社、三菱重工業株式会社、株式会社東芝を挙げています。製造業や社会インフラに関わる案件では、開発タスクだけでなく、設計レビュー、試験、不具合、変更要求を追跡する必要があります。
こうした案件では、チケットの状態を増やしすぎると現場の更新が止まります。最初は「未着手」「進行中」「確認中」「完了」など少数の状態で開始し、品質管理上の区別が必要な状態だけを追加します。工程の厳密さは、ステータス数ではなく、承認者、期限、証跡、変更履歴の運用で確保します。
料金プランと価格改定の注意点
Lychee Redmineの料金はユーザー単価だけで判断せず、購入単位とクラウド利用料を含む月額総額で比較します。以下の料金は2026年6月時点の参照情報であり、契約条件・税・最低契約単位・適用開始時期により変わります。契約前にアジャイルウェア公式の料金ページで最新条件を確認し、総額が予算内に収まる場合に申し込みへ進みます。
Lychee Redmineの公式案内では、クラウド版の有料プランは30日間の無料トライアルを提供しており、無料期間終了後に自動課金されないと案内されています。トライアルでは、代表案件のチケット数、参加者数、認証要件、ガントチャートの使いやすさを検証し、機能一覧を見るだけで終了させないことが重要です。
提供形態・プラン | 月額料金 | 料金判断のポイント |
|---|---|---|
クラウド版フリー | 0円 | 利用条件と利用できる機能は申込時点の公式案内で確認します。 |
クラウド版スタンダード | 1ユーザーあたり900円 | 基本的なプロジェクト管理を中心に利用する場合の比較対象です。 |
クラウド版プレミアム | 1ユーザーあたり1,400円 | 工数、リソース、コストなどを管理対象に含める場合に比較します。 |
クラウド版ビジネス | 1ユーザーあたり2,100円 | 複数プロジェクトを横断して可視化する要件がある場合に比較します。 |
オンプレミス版 | 要件に応じて確認 | ライセンス費用に加え、サーバー、保守、更新、障害対応の費用を含めます。 |
ASPICは、Lychee Redmineの購入単位を10ユーザー単位、月額費用を1ユーザー900円からと紹介しています(ASPICクラウドサービス情報サイト掲載情報、2026年6月時点参照)。たとえばスタンダードを10ユーザーで契約する場合、ユーザー料金だけなら月額9,000円です。2026年7月以降のクラウド利用料(月額5,000円〜)を加えると、10ユーザーのスタンダードでは月額14,000円以上が最低ラインの試算になります。50ユーザーのスタンダードであればユーザー料金45,000円にクラウド利用料を加えた金額、100ユーザー以上では利用規模に応じた別途見積もりが必要です。オプション、税金、最低契約単位はこの試算に含まれません。
クラウド利用料の改定影響
アジャイルウェアは、クラウドサーバー価格改定により、100名未満の利用では2026年7月1日からプラン料金に加えて月額5,000円からのクラウド利用料が発生する料金体系へ変更すると発表しています(admina.moneyforward.com掲載情報、2026年6月時点参照)。最新の適用条件と金額は、アジャイルウェア公式の料金ページおよびリリースノートで確認でき、確認結果によって予算申請額が変わります。したがって、スタンダードを10ユーザーで利用する場合の月額費用は、ユーザー料金9,000円にクラウド利用料5,000円以上を加えた金額になります。
100名以上の利用におけるクラウド利用料は、利用規模や契約条件により金額が変わるため、公開情報だけで総額を一律に算定できません。見積もりでクラウド利用料、最小契約単位、初期費用、契約期間、プラン変更の条件が確認できれば予算申請へ進み、確認できなければユーザー単価だけでの比較は行いません。
クラウド版とオンプレミス版の判断
サーバー保守を情シスの運用対象から外し、短期間で検証を開始したい場合はクラウド版を比較します。反対に、閉域網接続やデータ配置に関する社内要件がクラウド利用を認めない場合は、オンプレミス版を比較対象にします。
オンプレミス版では、ライセンス価格だけでは判断できません。Redmine本体、OS、データベース、バックアップ、監視、脆弱性情報の確認、アップデート検証、障害時の復旧を誰が担うかを費用化します。古いバージョンのRedmine環境を放置すると、脆弱性対応が遅れるリスクがあります。オンプレミス版では、バージョン管理と脆弱性情報の定期確認を運用体制に組み込みます。
導入時の失敗パターンと定着化対策
Lychee Redmineの導入で最も避けるべき失敗は、全機能を同時に展開し、現場がチケットを更新しなくなることです。
多機能導入による形骸化
プロジェクト管理ツールでは、設定項目や帳票を増やすほど管理品質が上がるとは限りません。プロジェクト管理ツールの利用者からは、機能が多すぎて使いこなせない、操作性が悪い、柔軟な設定ができないといった不満が挙げられることがあります。
やってはいけないのは、導入初日に全プロジェクトへ工数入力、EVM、コスト管理、独自項目、詳細なワークフローを必須化することです。更新項目が多い状態では、メンバーが実作業より報告作業を優先するか、反対に更新を後回しにしてデータが古くなります。
スモールスタートの4段階
対象案件の限定:1部門または1プロジェクトに対象を絞り、責任者と更新担当者を決めます。
目的の限定:最初の30日間は、期限超過チケットの把握など一つの課題解決に集中します。
更新ルールの固定:担当者、期日、状態をいつ更新するかを決め、会議資料をツールの画面から確認する運用へ切り替えます。
拡大判断:チケット更新率、期限超過件数、会議での転記時間を確認し、運用が続く場合だけ工数管理や横断レポートを追加します。
この順番であれば、使わない機能の教育に時間を使わず、どの設定が業務改善に寄与したかを判断できます。現場が期限と状態を更新できるようになってから、予定工数と実績工数の入力を追加します。
導入検討・定着化チェックリスト
導入目的を「遅延の把握」「問い合わせ管理」「工数の可視化」のいずれかに絞れているか。
プロジェクト責任者、設定管理者、利用者サポートの担当を分けて決めているか。
チケットの必須項目を、担当者、期日、状態など最小限に抑えているか。
クラウド版では認証、権限、監査ログ、AI利用時のデータ送信範囲を確認しているか。
オンプレミス版ではバックアップ、更新検証、脆弱性対応、復旧責任者を決めているか。
料金試算にユーザー単価だけでなく、クラウド利用料と10ユーザー単位の契約条件を含めているか。
30日間のトライアル終了時に、継続・設定見直し・見送りを判断する会議を予定しているか。
このチェックリストで権限と費用が整理でき、限定案件で更新ルールを運用できるなら本導入へ進みます。どちらかが未整理の場合は、対象範囲をさらに小さくして検証する方が、全社展開後の手戻りを抑えられます。
▲ 失敗を防ぎツールを定着させるスモールスタートの4ステップ
よくある質問
Lychee Redmineの選定時に多い疑問へ、情シスの判断に必要な範囲で回答します。
Redmineとの違い
Q:Lychee Redmineと通常のRedmineの違いは何ですか?
A:Redmineはオープンソースの課題管理・プロジェクト管理ソフトウェアで、構築や更新、プラグイン管理は利用組織が担います。Lychee RedmineはRedmineを基盤とし、ガントチャート、カンバン、工数管理などの操作性と管理機能を拡張した製品です。
提供会社
Q:Lychee Redmineはどの会社が提供していますか?
A:株式会社アジャイルウェアが開発・提供しています。Redmineには複数のホスティング事業者やプラグイン提供者があるため、契約対象がLychee Redmineのクラウド版、オンプレミス版、または別事業者のRedmine環境なのかを分けて確認します。
使い方とマニュアル
Q:Lychee Redmineの基本的な使い方は何ですか?
A:プロジェクトを作成し、タスクをチケットとして登録し、担当者・期日・状態を更新します。全体工程を確認する案件ではガントチャートを使い、日々の作業状態を共有する案件ではカンバンを使います。
オンプレミス版のプラグイン
Q:オンプレミス版でプラグインを追加する際の注意点は何ですか?
A:本番環境へ直接追加せず、Redmine、Ruby、Rails、データベース、既存プラグインとの互換性を検証環境で確認します。バックアップ、停止時間、ロールバック手順を準備できる場合だけ本番適用へ進み、準備できない場合は保守窓口または提供元の支援範囲を含めて導入計画を見直します。
まとめ
Lychee Redmineは、オープンソースRedmineのチケット管理を基盤に、ガントチャート、カンバン、工数・リソース管理を使いやすくしたプロジェクト管理ツールです。標準Redmineと比較する際は、ライセンス費用の有無ではなく、構築・更新・プラグイン検証・障害対応を含む管理工数で判断します。
まずは30日間の無料トライアルで、代表プロジェクトのチケット登録、ガントチャートでの遅延確認、カンバンでの状態更新を試します。ユーザー単価にクラウド利用料を加えた総額、認証と権限の要件、運用責任者を整理できた場合に本導入へ進みます。初期段階では機能を絞り、チケット更新が日常業務に定着してから工数管理や横断レポートを追加します。
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監修
Admina Team
情シス業務に関するお役立ち情報をマネーフォワード Adminaが提供します。
SaaS・アカウント・デバイスの管理を自動化し、IT資産の可視化とセキュリティ統制を実現。
従業員の入退社対応や棚卸し作業の工数を削減し、情報システム部門の運用負荷を大幅に軽減します。
中小企業から大企業まで、情シス・管理部門・経営層のすべてに頼れるIT管理プラットフォームです。




