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プロジェクト管理において、Excelなどの手動管理から脱却し、チーム作業の進捗状況をリアルタイムに可視化することは、DX推進の第一歩です。しかし、多くのツールがある中で、自社の要件に適合するものを見極めるのは容易ではありません。本記事では、圧倒的な高機能と日本企業向けの使いやすさを両立したプロジェクト管理ツール「Lychee Redmine」について解説します。2026年の最新機能や、クラウド価格改定情報、具体的な使い方まで、導入を検討している企業の皆様に役立つ情報を網羅してお届けします。

Lychee Redmineとは
Lychee Redmineは、オープンソースRedmineの拡張性と直感的なUIを両立させた国内トップクラスのプロジェクト管理ツールです。
本記事のポイント
オープンソースの「Redmine」をベースに、日本企業の使いやすさを追求して株式会社アジャイルウェアが開発・提供しているプロジェクト管理ツールです。
2025年末から2026年にかけて「Lychee AI」や「Neoカンバン」「Neoバックログ」など、次世代のAI・アジャイル機能が多数リリースされました。
2026年7月1日の価格改定により、クラウド利用料の体系が変わり、100名未満の契約ではプラン料金とクラウド利用料が別立てとなります。
多機能ゆえの形骸化を避けるためには、主要機能に絞ったスモールスタートの徹底と、有償の定着化支援サービスの活用が推奨されます。
「Lychee Redmine(ライチレッドマイン)」は、株式会社アジャイルウェアが開発・提供する、日本企業に最適化されたプロジェクト管理ツールです。世界中で広く使われているオープンソースの「Redmine」をベースに、直感的なガントチャートや工数管理など、企業のマネジメント業務を大幅に効率化する豊富な拡張プラグインを標準搭載しています。
2026年6月時点で、累計導入企業数は7,000社を突破、利用ユーザー数は10万人超に達しており、日清食品やパナソニック インダストリーなど業界を代表する大手企業でも数多く導入されています。アジャイルウェアの公式データによると、導入企業では以下の削減効果が報告されています。
チケットの作成・更新・入力にかかる合計工数:約47%削減
プロジェクト開始時のリーダー工数:70%削減
プロジェクト進行中のリーダー工数:62%削減(メンバーは29%削減)
報告書作成にかかるリーダー工数:67%削減(メンバーは33%削減)
上記の通り、Lychee Redmineは現場の工数削減だけでなく、QCD(品質・コスト・納期)の定量的な可視化を通じて、プロジェクトマネジメント全体の質を底上げするツールです。
Lychee Redmineの強み
ガントチャートとアジャイルを融合したハイブリッド管理により、あらゆる開発プロセスに対応できる点が最大の強みです。
ウォーターフォールとアジャイルのハイブリッド管理
多くの企業で、基幹システムの保守などの「堅実なウォーターフォール開発」と、新規サービス立ち上げなどの「俊敏なアジャイル開発」を同時に並行運用するケースが増えています。Lychee Redmineは、統制型のガントチャートと自律型のアジャイル管理(カンバン・バックログ)を同一のプラットフォーム上で共存させることができます。ガントチャートとアジャイル管理を同一プラットフォームで共存できるため、全体スケジュールを把握しながら現場チームがチケット単位で俊敏に動く運用が1つの画面で完結します。
エンタープライズに適した「オンプレミス版」の提供
多くの競合SaaS製品はクラウド専用として提供されていますが、Lychee Redmineはセキュリティ要件が厳しい金融機関や公共インフラ、製造業向けに「オンプレミス版(社内サーバーでのライセンス運用)」も選択可能です。情報セキュリティの国際規格であるISO 27001認証を取得しているため、機密性の高いデータを扱うエンタープライズ企業でも、堅牢なプロジェクト管理基盤を構築できます。
定着を促す「伴走型」カスタマーサクセスサポート
ツールの導入時に発生しやすい「メンバーが入力してくれない」「多機能すぎて使いこなせない」といった課題を解決するために、アジャイルウェア社では有償の「定着化支援サービス(伴走支援)」を提供しています。プロジェクト管理の標準化や、業務フローに合わせたツール設定などを専門のコンサルタントが伴走してサポートします。専門コンサルタントが伴走する定着化支援に加え、公式サポートページの充実したドキュメントも活用できるため、導入後の疑問をすばやく解消でき、失敗リスクを最小限に抑えられます。
▲ ウォーターフォールとアジャイルを融合したハイブリッド管理の全体構造
注目の最新機能と具体的な使い方(2025-2026年アップデート)
最新のLychee AIやNeoバックログを活用することで、タスク設定から進捗追跡までの管理工数を大幅に削減できます。
1. 現場の判断を支える「Lychee AI」(2025年11月リリース)
2025年11月に登場した生成AI機能「Lychee AI」は、従来の「見える化」にとどまっていたプロジェクト管理を、「AIによる判断支援」の領域へと進化させました。画面内の「AIアシスタント(チャットパネル)」に対し、「今日やるべきチケットを教えて」「遅れそうなタスクはある?」と対話形式で話しかけるだけで、AIがプロジェクトのデータを分析。見落としがちなタスクの遅れやメンバー間の負荷の偏りを先回りして提示してくれます。日常的な進捗確認にかかる時間を大きく減らせます(※Azure OpenAI ServiceなどのAPIキー設定が必要です)。
2. アジャイル開発を最適化する「Neoバックログ」&「Neoカンバン」(2026年3月・5月リリース)
2026年春に立て続けにリリースされたアジャイル向けプラグイン「Lycheeアジャイル」の新機能です。「Neoバックログ」は、チームの実績ペースである平均ベロシティ(進捗速度)を学習し、バックログアイテムの優先順位を並び替えるだけで、次以降のスプリント(反復開発期間)への割り当てスケジュールを自動で再計算・更新します。「Neoカンバン」は、スプリント中にチーム全員で共有するゴールを画面上部に常時掲げ、「いま誰がどの課題に向き合っているか」を一元的に可視化します。ドラッグ&ドロップで直感的に操作でき、開発者は管理作業よりもコーディング・設計に集中できるようになります。
具体的な使い方:初期設定からタスク運用の流れ
Lychee Redmineの標準的な「使い方」の手順を解説します。
設定チュートリアル(プロジェクト作成):2025年に実装された「プロジェクト作成ウィザード」に沿って、ステップバイステップで初期設定を行います。ITの知識が浅い非エンジニア部門(営業・管理)であっても、画面上の案内に従うだけで直感的にプロジェクトが立ち上がります。
チケット(タスク)の登録:タスクごとに「チケット」を作成します。担当者、期日、予定工数を入力します。この際、Lychee AIを用いて「〇〇の業務に必要なタスクを洗い出して」とチャットで指示すれば、自動で下書きチケットを生成することも可能です。
ガントチャートでのマイルストーン設定:ガントチャート画面を開き、登録したチケット(ガントバー)をドラッグ&ドロップで並び替え、先行・後続の関係を紐付けます。全体の納期に影響する「マイルストーン(節目)」を設定することで、遅延リスクを検知可能にします。
進捗報告・工数入力:メンバーは日々、「Neoカンバン」を動かしてステータスを更新し、「タイムマネジメント」機能から実際に作業にかかった工数(時間)を入力します。実績データがリアルタイムで予実対比グラフに反映されます。
【企業名付き】導入事例から見る具体的な効果
大規模プロジェクトにおけるExcel管理からの脱却と、品質の定量化が成功事例の共通点です。
ここでは、実際にLychee Redmineを導入して業務効率化や品質向上を実現した、国内の大手2社の成功事例を共通フォーマットで紹介します。
導入企業名 | 業種・企業規模 | 導入時期 | 導入前の課題 | 実施した施策 | 導入後の成果 |
|---|---|---|---|---|---|
株式会社クレディセゾン | 金融不動産サービス | 2021年 | Excelを用いた進捗管理の限界。多数の部署や外部ベンダーが絡む大規模内製開発で、調整業務が複雑化し膨大な工数が発生。 | スタンダードプランを導入。ガントチャートとバックログ・カンバンをチケット基盤で連携させ、コミュニケーションを一元化。 | 週次会議の所要時間が短縮され、ベンダーが毎回作成・印刷していた報告書が不要になりました。チケット基盤によるコミュニケーション一元化により、メンバーが主体的にタスクを管理できる開発スタイルが定着しました。 |
日本信号株式会社 | 製造業・公共インフラ開発 | 2020年 | 信号機や列車制御システムなどの「安全第一」の開発現場において、工程管理の可視化と標準化による品質向上が急務。 | プロジェクト管理ツールにEVM(出来高管理)機能を導入。計画値と実績のコストや進捗をグラフで定量化し、メンバー間で共有。 | 遅延の大幅な削減と製品の品質向上の実績が社内で認められ、最初は「草の根」の一部プロジェクトからスタートした導入が、部門全体へ拡大しました。 |
Lychee Redmineの価格・料金プラン(2026年最新改定情報)
2026年7月の価格改定により、100名未満の利用はプラン料金とクラウド利用料が別立て化されるため、事前のシミュレーションが欠かせません。
2026年7月1日の「クラウド利用料」改定について
アジャイルウェア社の公式発表によると、インフラコストの変動を受け、2026年7月1日適用となるクラウドサーバーの価格改定が発表されました。この改定は「有料プラン共通のクラウド利用料」に影響します。
100名未満の小規模・中規模利用:従来は「プラン料金」にサーバー代が含まれていましたが、改定後は「プラン料金(ユーザー単価) + クラウド利用料(定額:月額5,000円〜)」の別立て料金体系へと変更されます。
100名以上の大規模利用:クラウド利用料が一律で約20%値上げされます。
※なお、ユーザー単価となる「プラン料金」自体は据え置きです。自社でサーバーを構築・運用する「オンプレミス版」は、ライセンスごとの料金形態となります。
プラン比較表(2026年7月改定後・クラウド版)
プラン名 | フリー | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
|---|---|---|---|---|
プラン料金(月額・税別) | 0円 | 900円 / 1ユーザー | 1,400円 / 1ユーザー | 2,100円 / 1ユーザー |
クラウド利用料(月額) | 不要 | 別途必要 | ||
主な搭載機能 | 基本カンバン(AI機能・Neo系機能を除く) | 基本機能、ガントチャート | スタンダードの全機能に加え、 | プレミアムの全機能に加え、 |
おすすめの組織規模と選び方の分岐 | 個人利用・ | 【50名未満】 | 【50〜300名】 | 【300名超】 |
▲ 自社のセキュリティ要件と規模から選ぶ2026年最新改定後のプラン選択フロー
導入時に陥りがちな失敗とスムーズな運用のための対策
多機能ゆえのツールの形骸化を防ぐには、スモールスタートとチェックリストを用いた定期評価が有効です。
失敗パターン:「多機能すぎてツールが形骸化・放置される」
アジャイルウェア社のカスタマーサクセス部門への問い合わせでも、導入初期における「ツールの形骸化」は頻出の相談事項となっています。Lychee Redmineは、EVMやコスト管理など非常に機能が豊富なため、最初からすべての機能(例えば、プレミアムプランやビジネスプランの機能)を一気に導入しようとすると、メンバーへの教育コストが高まり、日々の工数入力などが面倒になって形骸化・放置されてしまうのが典型的な失敗パターンです。
成功への対策:「進捗の共有」に絞ったスモールスタート
形骸化を防ぐために、まずは「スタンダードプラン」などを選び、「ガントチャートを1週間に1度、全員で見るだけ」といった最もシンプルな「進捗の可視化」に絞って使い始めましょう。チケットの更新作業そのものの難易度を下げるため、直感的に操作できる「Neoカンバン」でタスクの進捗ステータスをドラッグ&ドロップする作業から定着させるのがポイントです。徐々にチームが慣れてきた段階で、工数管理(プレミアム機能)や、複数プロジェクト横断(ビジネス機能)へと拡大することをおすすめします。
【読後すぐ使える】Lychee Redmine 導入検討・定着化チェックリスト
自社でLychee Redmineを導入、または運用を推進するにあたり、以下のポイントをクリアできているかチェックしてみましょう。
【規模の決定】 自社の組織規模(50名未満・50〜300名・300名超)に合わせたプランを選定できているか
【目的の明確化】 「今回はガントチャートでの遅延検知だけに使う」など、初期フェーズの活用機能を絞っているか
【セキュリティ】 金融・製造など社内ポリシーの観点から「オンプレミス版」と「クラウド版」のどちらが適切か検証したか
【定着化の仕組み】 導入後の最初の1ヶ月間、誰が推進役(キーマン)となりアジャイルウェア社の公式サポートページのヘルプを活用するか決定しているか
【予算の精査】 2026年7月の価格改定を踏まえ、「プラン料金 + クラウド利用料(100名未満なら月額5,000円〜)」を算出して予算申請できているか
▲ ツールの形骸化を防ぎ、スムーズに運用を定着させるスモールスタートの4ステップ
よくある質問
導入検討時によく寄せられる質問をまとめました。参考にしてください。
Q:Lychee Redmine(ライチレッドマイン)と、通常のRedmine(レッドマイン)の違いは何ですか?
A:Redmineは完全無料で導入できる従来型のオープンソースソフトウェアですが、専門的なプログラミング知識(Ruby on Rails等の設定など)がないと構築や操作が難しい点がデメリットでした。Lychee Redmineは、そのRedmineの優れたタスク管理機能をベースにしながら、ドラッグ&ドロップで動かせるガントチャートや「Neoカンバン」、生成AI「Lychee AI」などの高機能プラグインを追加し、プログラミング知識不要で誰でも直感的に使えるよう改良した製品です。
Q:Lychee Redmineはどの会社が提供しているのですか?
A:Lychee Redmineは、大阪に本社を置く「株式会社アジャイルウェア」が開発および提供を行っています。類似ツールや、別のRedmineのホスティングサービスを提供する他社(ファーエンドテクノロジー社など)と混同されることがありますが、Lychee Redmineプラグインおよびクラウド環境、伴走型の定着支援を提供しているのは株式会社アジャイルウェアです。
Q:使い方やトラブル時のマニュアルはどのように統合されていますか?
A:アジャイルウェア社は、2025年5月末をもって従来のWEBマニュアルやQ&Aサイトを統合し、サポート情報を一元化しました。Redmineのヘルプメニュー、または画面内のヘルプアイコンからサポートページへシームレスに遷移でき、役割に応じた操作マニュアルやトラブル解消手順、お役立ち情報を最速で確認することができます。
Q:オンプレミス版でRedmineに拡張プラグインをインストールする方法は?
A:オンプレミス版(自社サーバー環境)で運用する場合、ダウンロードしたプラグインのファイル群をRedmineインストールディレクトリ内の「plugins」フォルダに展開し、データベースを更新するマイグレーションコマンド(bundle exec rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production)を実行し、Webサーバーを再起動します。※Redmineのバージョンやサーバー環境により手順が異なる場合があります。実施前にアジャイルウェア社の公式サポートページで最新手順を確認してください。なお、アジャイルウェア社の提供する「クラウド版」をご利用の場合は、最初からすべてのプラグインが安全にセットアップされた状態で提供されるため、自社でのインストール作業やバージョンアップメンテナンスの手間は一切不要です。
まとめ
本記事では、累計7,000社が導入するプロジェクト管理ツール「Lychee Redmine」について、2026年の最新機能や事例、そして2026年7月1日に適用されるクラウド利用料の改定のポイントを詳細に解説しました。
Excelによるプロジェクト管理に限界を感じている情シス担当者や現場のプロジェクトリーダーは、多機能ゆえの失敗を防ぐためにも、まずはアジャイルウェア社の公式サポートページの資料を参考にしながら「スタンダードプラン」でのスモールスタートから検討してみてはいかがでしょうか。無料の30日間トライアルを活用し、最新の「Lychee AI」による判断支援や「ガントチャート」の利便性を体感することが、自社のプロジェクトを成功へ導く最初の一歩となります。
まとめ前に確認:導入前チェックリスト
✅ 自社の組織規模に合ったプラン(スタンダード/プレミアム/ビジネス)を確認した
✅ 2026年7月の価格改定を踏まえ、「プラン料金+クラウド利用料」で予算試算をした
✅ クラウド版とオンプレミス版のどちらが自社のセキュリティ要件に合うか検討した
✅ 30日間無料トライアルに申し込み、Lychee AIとガントチャートを実際に試した
✅ 導入後の推進役(キーマン)を社内で決定し、スモールスタートの範囲を絞った
本記事の内容に誤り等がございましたら、こちらからご連絡ください。
監修
Admina Team
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