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Claude Coworkとは?機能・料金・法人利用時の管理ポイントを情シス向けに解説【2026年7月最新】

Claude Coworkとは?機能・料金・法人利用時の管理ポイントを情シス向けに解説【2026年7月最新】

Claude Coworkとは?機能・料金・法人利用時の管理ポイントを情シス向けに解説【2026年7月最新】

Claude Coworkとは?機能・料金・法人利用時の管理ポイントを情シス向けに解説【2026年7月最新】

公開日

Claude Cowork(クロード・コワーク)とは、Anthropic社がClaudeの有料プラン向けに提供する、AIが複数ステップの実務タスクを自律的に実行するエージェント機能です。 チャットのように「回答を返す」のではなく、ユーザーの指示から作業計画を立て、ファイルの読み書き・ブラウザ操作・資料作成までを自動で完結させる点が特徴で、プログラミング知識のない非エンジニアでも業務を自動化できます。

2026年1月のリサーチプレビュー公開から急速に普及し、現在はPro・Max・Team・Enterpriseの全有料プランで利用可能です。さらに2026年7月には、これまでのデスクトップアプリに加えてWeb版・モバイル版へのベータ展開も始まり、利用シーンが大きく広がりつつあります。従業員が個人アカウントで業務利用を始めるケースも増えており、企業のIT管理者(情シス)にとっては「便利なツール」であると同時に「新たな管理対象」でもあります。

本記事では、Claude Coworkの基本機能・対応プラットフォーム・料金プランを整理したうえで、法人利用時に情シスが押さえるべき権限管理・セキュリティ・アカウント管理のポイントまで解説します。なお、Claude本体の概要・料金・使い方は「Claudeとは?特徴・料金・使い方を解説」を、最新モデルの企業活用は「Claude Fable 5の法人利用ガイド」をあわせてご覧ください。

Claude Coworkの基本機能

Claude Coworkは「指示→計画→実行→成果物」という流れで動く、タスク実行型のAIエージェントです。 メッセージボックスで「Cowork」モードを選択してタスクを指示すると、AIが作業計画を提示し、承認後に自律的に実行します。

主な機能は次の通りです。

ファイル操作の自動化

ユーザーが許可したフォルダ内のファイルに直接アクセスし、読み込み・作成・編集・整理を行います。「ダウンロードフォルダの領収書PDFを読み取り、日付・金額をExcelにまとめる」といった、従来は手作業だった処理を一括で実行できます。

Office文書との連携

ExcelやPowerPointをまたいだ処理に対応しており、Excelで集計した数値をスライドに反映するといったアプリケーション横断の作業が可能です。Claude for Excel / PowerPointなどの専用統合と組み合わせれば、Office文書を最終成果物とする業務にも活用できます。

ブラウザ操作・外部サービス連携

Claude in Chromeによるブラウザ操作や、MCP(Model Context Protocol)コネクタ経由での外部サービス連携に対応します。SlackやGoogle Drive、Notionといった業務ツールのデータを参照しながらタスクを進められます。MCPの仕組みと法人利用時の注意点は「MCPの企業導入ガイド」で詳しく解説しています。

スケジュール実行

定期実行タスクを設定でき、リモートセッションで実行されるため、デバイスがオフラインの状態でもタスクが実行されます。「毎朝9時に前日の売上データを集計してレポート化する」といった定型業務の自動化に向いています。

対応プラットフォーム:Web・モバイルへの展開が開始

Claude Coworkは2026年7月から、従来のデスクトップアプリ(macOS / Windows)に加えて、Web版(claude.ai)とモバイル版(iOS / Android)でも利用できるようになりました。 Web・モバイル版は現在ベータ提供で、今後数週間かけてMaxプランから段階的にロールアウトされ、その後他のプランにも対応予定とAnthropicは案内しています。

この拡大を支えているのがリモートセッションという仕組みです。Coworkの処理はユーザーのPCではなくAnthropicのサーバー上で実行され、セッションとファイルはClaudeアカウントに保存されます。これにより次のことが可能になりました。

  • ノートPCを閉じても、作業はバックグラウンドで継続されます

  • スケジュール済みタスクは、デバイスがオフラインでも実行されます

  • 同じセッションとファイルに、デスクトップ・Web・モバイルのどこからでもアクセスできます

  • 外出先でタスクを開始し、オフィスに戻って成果物を受け取る、といったデバイス横断の使い方ができます

ただし、プラットフォームごとに使える機能には差があります。

機能

デスクトップ

Web

モバイル

タスクの開始・操作・確認

別デバイスで開始したセッションの再開

コネクタ/スキル・プラグイン

スケジュール済みタスク

ローカルファイルアクセス

△※

△※

ブラウザ使用・コンピュータ使用

△※

△※

ライブアーティファクト

※Web・モバイルからのローカルファイルアクセスやブラウザ操作は、対象のPC上でClaude Desktopアプリが起動している場合に、そのアプリを経由して機能します。デスクトップアプリを閉じるとセッション自体は継続しますが、ローカルファイルにはアクセスできなくなります。

つまり、ローカルファイルを扱う業務の中心はデスクトップ、進捗確認や指示出しはWeb・モバイルという役割分担になります。なお、コンピュータ使用(画面の直接操作)はPro・Maxプラン向けのリサーチプレビュー段階です。

Claude Codeとの違い

Claude CodeとClaude Coworkは、対象ユーザーと作業領域が異なります。 Claude Codeはターミナル上で動作する開発者向けのコーディングエージェントで、Coworkは非エンジニア向けの業務エージェントです。


Claude Cowork

Claude Code

対象ユーザー

非エンジニア(企画・経理・マーケ等)

エンジニア

動作環境

Claude Desktop / Web / モバイル

ターミナル / CLI

主な用途

ファイル整理、資料作成、データ集計

コード生成、テスト、リファクタリング

必要スキル

自然言語での指示のみ

開発知識

情シスの観点では、「開発部門にはClaude Code、ビジネス部門にはCowork」という形で、利用者層が全社に広がる点が管理上の大きな変化になります。Claude Code側の組織導入・統制のポイントは「Claude Codeの法人ガバナンスガイド」をご覧ください。

Claude Coworkの料金プラン

Claude Coworkに単体の料金はなく、Claudeの有料サブスクリプション(Pro以上)に含まれる機能として提供されます。 無料プランでは利用できません。

プラン

月額(月払い)

想定ユーザー

Free

¥0

Cowork利用不可

Pro

$20

個人・お試し導入

Max(5x / 20x)

$100 / $200

個人ヘビーユーザー

Team

$25/人〜(年払いで割引あり)

5名以上のチーム

Enterprise

要問い合わせ

全社導入・高セキュリティ要件

※2026年7月時点の公開情報に基づきます。正確な料金・条件はAnthropic公式サイトでご確認ください。

注意すべきは利用量の消費速度です。Coworkのタスクはマルチステップで動作するため、通常のチャットよりトークン消費が大きく、Proプランでは複雑なタスクを1日数回実行すると上限に達する場合があります。業務での本格利用にはMax以上、組織利用ではTeam / Enterpriseが現実的な選択肢になります。

法人利用で情シスが押さえるべき4つの管理ポイント

Coworkの法人利用における最大の論点は、「AIがローカルファイルとブラウザを直接操作する」ことに伴う権限・データ・アカウントの管理です。 便利さの裏側で、従来のチャット型AIにはなかったリスクが生まれます。Web・モバイル展開によって「いつでも・どこからでも」使えるようになったことは、裏を返せば利用実態がさらに見えにくくなることも意味します。

1. ファイルアクセス権限の設計

Coworkはユーザーが許可したフォルダ内のファイルにのみアクセスする設計ですが、逆に言えば許可範囲の設計はユーザー任せになります。機密情報を含むフォルダを不用意に許可すれば、意図しないデータ処理が起きかねません。全社展開時は「Coworkに許可してよいフォルダの基準」を利用ガイドラインとして明文化しておきましょう。

2. 組織レベルの機能制御

TeamプランおよびEnterpriseプランでは、管理者が組織設定からCoworkやWeb検索、Claude in Chromeの利用可否を制御できます。Enterpriseではグループ・ロール単位で利用範囲を絞れるため、「まず情報システム部と企画部門から段階展開する」といった設計が可能です。また、TeamおよびEnterpriseプランの管理者はOpenTelemetry(OTel)を使って組織全体のCowork利用状況を監視できます。

3. 間接プロンプトインジェクション対策

CoworkはWebページやファイルの内容を読み取って行動するため、悪意ある指示が埋め込まれたコンテンツを処理させると、意図しない動作を引き起こすリスク(間接プロンプトインジェクション)が指摘されています。ネットワークアクセス権限の設定を確認し、信頼できないファイル・サイトを扱うタスクには人の承認を挟む運用をおすすめします。

4. シャドーAI化の防止

最も見落とされやすいのがこの論点です。Coworkは個人のProプラン(月額$20)で使い始められるため、会社が把握しないまま従業員が個人アカウントで業務データを処理する「シャドーAI」が発生しやすい構造にあります。Web・モバイル対応で私用スマートフォンからも業務タスクを実行できるようになった今、この傾向はさらに強まると考えられます。個人プランでは組織側の管理機能(利用制御・監視・SSO)が一切効かないため、業務利用を認めるなら法人プランへの集約が前提になります。

こうした「誰が・どのAIサービスを・どのアカウントで使っているか」の把握は、Coworkに限らず生成AI時代の情シスに共通する課題です。SaaS管理ツール「マネーフォワード Admina」を使えば、組織内で利用されているClaudeを含むSaaS・AIサービスのアカウントを自動で可視化し、野良アカウントや退職者アカウントの検出、利用状況の棚卸しまで一元管理できます。Cowork導入を機に、AI利用の全社的なガバナンス体制を整えたい企業は、あわせてご検討ください。

→ 関連記事: シャドーMCPのリスクと対策ガイド → 関連記事: Claude Enterpriseの認証・アカウント管理

Claude Coworkの始め方(4ステップ)

導入は「アプリ入手→プラン契約→フォルダ許可→指示」の4ステップで、初回セットアップは10分程度で完了します。

  1. Claude Desktopアプリをダウンロードする — claude.com/download からmacOS版またはWindows版を入手します(WindowsでのCowork利用には最新バージョンが必要です)。Web版はclaude.ai、モバイル版はiOS / Androidの最新アプリからも開始できます(ベータ、対象プランから順次)

  2. 有料プランに加入する — Pro以上のプランを契約します。法人利用ならTeam / Enterpriseを検討しましょう

  3. Coworkモードを起動しフォルダを許可する — メッセージボックス左下の「Cowork」を選択し、作業対象フォルダへのアクセスを許可します

  4. 自然言語でタスクを指示する — 「このフォルダの請求書を一覧化して」など、依頼内容をそのまま入力します。AIが提示する作業計画を確認して実行します

よくある質問(FAQ)

Q1. Claude Coworkは無料で使えますか? いいえ。CoworkはPro(月額$20)以上の有料プラン限定の機能で、Freeプランでは利用できません。

Q2. スマートフォンやブラウザからもClaude Coworkを使えますか? はい。2026年7月から、Web版(claude.ai)とモバイル版(iOS / Android)でのベータ提供が始まりました。Maxプランから段階的にロールアウトされ、他プランにも順次対応予定です。ただし、ローカルファイルの操作にはPC上でClaude Desktopアプリが起動している必要があります。

Q3. Claude CodeとCoworkはどちらを使うべきですか? 開発業務(コード生成・テスト)ならClaude Code、非エンジニアの業務自動化(ファイル整理・資料作成・データ集計)ならCoworkが適しています。

Q4. Coworkではどのようなセキュリティ管理ができますか? ユーザーが許可したフォルダのみへのアクセス制限に加え、Team / Enterpriseプランでは管理者による機能のON/OFF制御、Enterpriseではグループ・ロール単位の利用設定、OpenTelemetryによる組織全体の利用監視が可能です。

Q5. 従業員が個人アカウントで勝手にCoworkを使っている場合、どう対処すべきですか? まず組織内のAIサービス利用実態を可視化し、業務利用は管理機能のある法人プランへ集約するのが基本です。SaaS管理ツール(Admina等)でアカウントを棚卸しし、利用ガイドラインとセットで統制することをおすすめします。

まとめ

Claude Coworkは、非エンジニアの業務自動化を一気に現実のものにしたAIエージェントであり、Web・モバイル展開によって「デスクトップの実験的機能」から「いつでもどこでも使える業務インフラ」へと進化しつつあります。一方で、ローカルファイルへのアクセスや個人プラン起点の普及という特性上、「使わせない」ではなく「可視化して統制しながら使わせる」体制づくりが情シスに求められます。

「マネーフォワード Admina」は、Claudeを含む組織内のSaaS・AIサービスのアカウント・利用状況を一元的に可視化し、シャドーAI対策とアカウント棚卸しを効率化します。Cowork導入と並行したAIガバナンス整備に、ぜひご活用ください。

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監修

Admina Team

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