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Confluence(コンフルエンス)とは?使い方・Jira連携・SharePoint比較まで徹底解説

Confluence(コンフルエンス)とは?使い方・Jira連携・SharePoint比較まで徹底解説

Confluence(コンフルエンス)とは?使い方・Jira連携・SharePoint比較まで徹底解説

Confluence(コンフルエンス)とは?使い方・Jira連携・SharePoint比較まで徹底解説

最終更新日

Confluence(コンフルエンス)は、アトラシアン社が提供する強力な企業向けナレッジ管理ツールです。社内の情報が分散し「必要な情報が見つからない」という課題を抱える企業は少なくありません。本記事では、Confluenceの使い方や意味、具体的なメリットに加え、導入初期に陥りがちな失敗と対策をプロの視点から解説します。JiraやSharePointとの比較も交え、自社に最適なツール選びを支援します。

Confluence(コンフルエンス)とは?基本機能と動向

📌 この記事でわかること

  • Confluenceの基本機能とナレッジ管理ツールとしての特徴

  • Atlassian Intelligence(生成AI)の概要と利用可能プラン

  • Server版サポート終了後の移行先(Cloud版・Data Center版)

  • JiraやSharePointとの違いと使い分けの考え方

  • 国内大企業の具体的な導入事例と料金プランの目安

本記事のポイント

  • Confluenceは、情報の蓄積・検索・共有に特化したエンタープライズ向けのナレッジ管理基盤である。

  • 2024年2月のServer版サポート終了により、現在はCloud版またはData Center版の利用が前提となる。

  • 生成AI(Atlassian Intelligence)の標準搭載により、文書の自動要約や作成支援が可能である。

  • JiraやMiro、Figmaなど、外部ツールとのシームレスな連携に優れている。

Confluenceは、直感的な操作で社内のナレッジを一元管理し、コラボレーションを促進するプラットフォームです。

ナレッジベース・社内Wikiとしての基本機能

Confluence(コンフルエンス)は、使いやすいデザインを備えた評価の高いナレッジ共有・情報共有ツールです。ブログのように手軽にページを作成し、階層構造を持つ「スペース」という単位で情報を整理できます。強力な検索機能が搭載されているため、膨大な情報の中からでも必要なドキュメントを即座に見つけ出すことが可能です。単なる文書置き場にとどまらず、リアルタイムの共同編集機能やコメント機能を活用することで、チームメンバー間での活発な議論やノウハウの蓄積を後押しします。

生成AI(Atlassian Intelligence)の統合

現在、Confluence CloudのStandard、Premium、およびEnterpriseプランには、OpenAIの技術を基盤とした「Atlassian Intelligence」が標準搭載されています。これにより、長文の議事録や企画書の要約(Page Catch Up)、自然言語による社内情報の横断検索(Ask AI)、さらにはトーンを変更した文章のリライトがワンクリックで実行可能になりました。AIがナレッジの整理と抽出を自動化するため、情報の検索・読解にかかる認知負荷が大幅に下がります。

Server版のサポート終了とCloud版への移行について

アトラシアン社のクラウドファースト戦略により、オンプレミス型である「Confluence Server」のサポートは2024年2月15日をもって完全に終了しました。これに伴い、バグ修正やセキュリティパッチの提供も停止されているため、これから導入を検討する企業はSaaS環境の「Confluence Cloud」、または大規模・高度なコンプライアンス要件向けの自己ホスト型「Confluence Data Center」を選択する必要があります。特にCloud版は、新機能の先行リリースや運用負荷の低減といった恩恵を受けやすいため、多くの企業が戦略的にCloud版を選択しています。

SaaS管理とその周辺領域の情報を1冊に集約

「SMPと周辺領域」は、これまでリリースしてきたホワイトペーパーの最も重要な部分をピックアップ、再編集し、多忙なコーポレートIT担当者の方でもSaaS管理について一気に学べる入門書となっています。

SaaS管理とその周辺領域の情報を1冊に集約

「SMPと周辺領域」は、これまでリリースしてきたホワイトペーパーの最も重要な部分をピックアップ、再編集し、多忙なコーポレートIT担当者の方でもSaaS管理について一気に学べる入門書となっています。

Confluenceを導入するメリットと定量的な効果

Confluenceの導入は、直感的な情報整理とクラウド移行による大幅なコスト削減をもたらします。

直感的なページ作成と強力な外部ツール連携

Confluence最大のメリットは、豊富なテンプレートを活用して誰もが均質なドキュメントを素早く作成できる点です。さらに、多様な外部アプリケーションとの連携が可能であり、業務のハブとして機能します。例えば、MiroやFigmaのホワイトボードやプロトタイプをConfluenceのページ内に直接埋め込み(Embed)、双方向の同期を保ちながら閲覧・編集できます。これにより、テキスト情報と視覚的なデザイン情報が一元管理され、ツールの切り替えによるロスタイムが削減されます。

ITコスト削減と生産性向上の実績

クラウド環境への移行とツールの集約は、定量的なコスト削減に直結します。アトラシアンが公開した米カリフォルニア州ヘルスサービス局(DHCS)のケースでは、レガシーシステムからのAtlassian Cloudへの移行により、インフラ管理コストや個別ツールのライセンス費用が大幅に削減され、1プロジェクトあたり最大約220万ドル(日本円で約3億3千万円相当)のコスト削減効果が報告されています。運用保守にかかるIT部門の工数が削減されることは、企業にとって大きなメリットです。

Confluenceの「使いにくい」という評判とよくある失敗への対策

Wiki特有の自由度の高さが裏目に出ないよう、適切な運用ルールの策定が必須です。

失敗パターン1:構造化されていない「情報の迷子」

導入初期の企業で頻出するのが、ユーザーが思い思いの場所に無秩序にページを作成し、「どこに何の情報があるか分からない」状態に陥るケースです。この「情報の迷子」を防ぐには、部門やプロジェクトごとに「スペース」の設計を事前に行っておくことが肝心です。後から整理しようとすると、ページ数が膨らんだ後では移行コストが跳ね上がります。自社の業務プロセスに合わせたカスタムテンプレートを作成・統一し、「議事録はこのフォーマットでこの階層に保存する」という明確なルールを全社に展開しておくことで、こうした混乱を防げます。

失敗パターン2:通知過多による「通知疲れ」と最適化

ページが更新されるたびにシステムからメールが届く設定のまま運用すると、重要な情報が埋もれ、ユーザーがツール自体を敬遠する「通知疲れ」を引き起こします。これを回避するためのチェックリストは以下の通りです。

  • 自動ウォッチ機能(自分が作成・コメントしたページを追跡する機能)を無効化する

  • 個別の更新通知ではなく、1日1回の「日次ダイジェスト」設定を全社で推奨する

  • 重要な通知のみをSlackやMicrosoft Teamsの特定チャンネルに集約し、メールを減らす

これらの設定を情シス部門がガイドラインとして明文化することで、形骸化を防ぎます。

SaaS管理とその周辺領域の情報を1冊に集約

「SMPと周辺領域」は、これまでリリースしてきたホワイトペーパーの最も重要な部分をピックアップ、再編集し、多忙なコーポレートIT担当者の方でもSaaS管理について一気に学べる入門書となっています。

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「SMPと周辺領域」は、これまでリリースしてきたホワイトペーパーの最も重要な部分をピックアップ、再編集し、多忙なコーポレートIT担当者の方でもSaaS管理について一気に学べる入門書となっています。

「Confluence」と「他の情報共有ツール」の違い(SharePoint・Jira比較)

利用目的と得意領域を明確にし、自社の課題に適合するツールを選択します。

ConfluenceとSharePointの違いと比較

Microsoft SharePointは、Officeファイル(Word、Excel等)のアーカイブや、全社向けの静的なポータルサイト構築に強みを持つファイル管理基盤です。一方、Confluenceは「リアルタイムな情報共有とナレッジの蓄積」に特化したコラボレーションツールです。議事録の共同編集や、チーム内の活発なノウハウ共有を行いたい場合はConfluenceが圧倒的に適していますが、厳格な文書管理規定に基づくファイルの保管庫としてはSharePointが有利です。Microsoft 365をすでに全社導入済みであればSharePointを文書アーカイブに、開発・企画チームの情報共有にはConfluenceを併用するパターンが現実的な選択肢となります。

ConfluenceとJiraの連携・違い

Jira(ジラ)とConfluenceはともにアトラシアン社が提供していますが、Jiraは「タスクや課題(チケット)の進捗追跡」に特化しており、Confluenceは「情報の構造化とナレッジ管理」に特化しています。この2つは競合するものではなく、補完関係にあります。Confluenceのページ内で要件定義を行い、そのテキストから直接Jiraのタスクをワンクリックで生成するといったシームレスな連携が可能です。両者を組み合わせることで、計画から開発・運用までの情報を完全に一元化できます。

Confluence、SharePoint、Jiraの得意領域の違い

▲ Confluence、SharePoint、Jiraの得意領域の違い

プロジェクト管理やタスク管理での具体的な使い方

Confluenceはドキュメント管理だけでなく、プロジェクトのハブとして機能します。

Jiraとの連携によるタスク・課題追跡

Confluenceを用いたプロジェクト管理では、ページ上にJiraのロードマップや課題一覧をマクロとして埋め込む使い方が強力です。会議の議事録を作成しながら、決定したアクションアイテムをその場でハイライトし、Jiraの課題チケットとして自動生成させることができます。これにより、会議後の「タスクの入力漏れ」を防ぎ、誰がいつまでに何をするかという状態をドキュメントと紐付けて可視化できます。

テンプレートを活用したプロジェクト計画とFAQ作成

Confluenceには130種類以上の標準テンプレートが用意されています。「プロジェクト計画書」テンプレートを利用すれば、背景、目標、スケジュール、リスク管理などを標準化されたフォーマットで素早く記載できます。また、社内のよくある質問集(FAQ)の構築にも最適です。ページに設定したラベルやタグを活用してFAQをカテゴリごとに整理すれば、新入社員のオンボーディングや社内ヘルプデスクの負荷軽減に大きな効果を発揮します。

ConfluenceとJiraの相互連携によるプロジェクト管理の仕組み

▲ ConfluenceとJiraの相互連携によるプロジェクト管理の仕組み

Confluenceの料金プランとコスト最適化のTips

要件に合ったプランの選択と、休眠アカウントの定期棚卸しがコスト最適化の鍵です。

1ユーザーあたりの料金とプラン比較(Cloud版)

Confluence Cloudには、利用規模や必要な機能に応じて複数のプランが用意されています。10名までであれば基本的な機能を無料で利用できる「Freeプラン」が提供されています。11名以上の場合、権限管理や高度な機能が利用できる「Standardプラン」、さらにAtlassian Intelligence(AI機能)や24時間体制のサポート、無制限のストレージを必要とする場合は「Premiumプラン」または最上位の「Enterpriseプラン」を選択します。具体的な月額料金は為替や価格改定により変動するため、最新の料金はアトラシアン公式料金ページでご確認ください。

利用規模と要件に合わせた最適な料金プランの選び方

▲ 利用規模と要件に合わせた最適な料金プランの選び方

休眠アカウントの整理によるライセンス費用の削減

SaaS管理において見落とされがちなのが、退職者や異動により利用しなくなった休眠アカウントのライセンス費用です。情シス部門は、直近3ヶ月間ログイン履歴がないユーザーをCSVやAPI経由で特定し、定期的にアクセス権限を剥奪する運用フローを構築すべきです。大規模組織においては、このアカウント最適化を行うだけで、年間で数十万〜数百万規模の無駄なコストを削減することが可能です。

日本国内の大規模導入・活用事例3選

国内エンタープライズ企業におけるConfluence導入は、サイロ化解消とガバナンス強化に直結しています。

LINEヤフー株式会社:約7,000名規模のナレッジ基盤と権限管理

日本最大級のインターネット企業であるLINEヤフーでは、約7,000名の社員が「社内標準の情報共有システム」としてConfluenceをフル活用しています。1日に約15,000ページが更新されるほどのトラフィックを誇り、「知りたいことはまずConfluenceを検索する」文化が定着しています。課題であった権限管理については、ConfluenceのACL(アクセス制御リスト)機能と社内の標準アカウント管理システムを自動連携させることで、入社・異動・退職時のアカウントプロビジョニングを自動化し、セキュアな運用を実現しています。

株式会社NTTドコモ:約13,000名のガバナンスとEnterpriseプラン

NTTドコモでは、アジャイル開発の浸透とともにアトラシアン製品の利用が急拡大し、Confluenceは約13,000名、Jiraは約9,000名が利用する規模に達しました。利用拡大に伴うセキュリティ要件の高度化と、部署ごとの柔軟な環境分離という課題に対応するため、同社は最上位の「Enterpriseプラン」へのアップグレードを実施しました。最大150のインスタンスを分離・統合できる特長を活かし、強固なガバナンスと現場の柔軟性を両立させた全社情報基盤を構築しています。

アイペット損害保険株式会社:情報のサイロ化解消と議事録文化の醸成

ペット保険業界を牽引するアイペット損害保険では、以前は部署ごとにファイルサーバーやSharePointが混在し、情報がサイロ化している課題がありました。そこでナレッジマネジメントツールとしてConfluenceを導入し、約800名の社員がクラウド版を利用しています。充実したドキュメントテンプレートを全社展開することでフォーマットが統一され、「会議の議事録を必ず残す」という文化の醸成に成功しています。今後はAI機能を活用したさらなる業務効率化を視野に入れています。

よくある質問

Q:ConfluenceとNotionの違いは何ですか?

A:Notionは個人や小規模チームの柔軟なメモ・タスク管理に優れていますが、Confluenceはエンタープライズ規模での堅牢な権限管理、Jiraとの深い連携、高度なセキュリティ要件を満たすナレッジベースの構築に特化している点が異なります。

Q:Confluenceの無料期間や無料プランはありますか?

A:はい、10ユーザーまでであれば期間制限なく利用できる「Freeプラン」があります。11ユーザー以上で利用する場合はStandardプラン以上の有料契約が必要となり、その際は7日間の無料トライアルで機能を試すことが可能です。

Q:ページとブログの使い分け方を教えてください。

A:「ページ」は階層構造で保存できるため、マニュアルや仕様書、議事録など体系的に整理したい恒久的な情報の管理に適しています。一方「ブログ」は時系列で表示されるため、日報や社内報、プロジェクトの進捗報告など、更新頻度が高くフローとして消費される情報に適しています。

Q:導入後のセキュリティ管理で気をつけるべきことは何ですか?

A:不要な権限付与による情報漏洩を防ぐため、スペースやページ単位での「最小権限の原則」を適用することです。さらに、定期的なアカウントの棚卸しと退職者の権限削除を自動化・ルール化しておくと、退職者経由の情報漏洩リスクを大幅に下げられます。

まとめ

まとめ:明日から始めるConfluence活用の第一歩

Confluenceは単なる社内Wikiを超え、AIによる自動化や高度なプロジェクト連携を備えたコラボレーション基盤へと進化しています。導入を成功させるための第一歩は、まず小さなチームや単一のプロジェクトで「議事録をConfluenceの指定テンプレートで必ず作成する」といったシンプルなルールから小さく始めることです。徐々にJira連携や外部ツールとの統合を深めることで情報のサイロ化が解消され、全社の情報共有ハブとして定着していきます。

✅ 導入前・運用開始時のチェックリスト

  • ✅ 10名以下ならFreeプランで試用開始する

  • ✅ スペース設計ルール(命名規則・階層構造)を事前に文書化する

  • ✅ 議事録テンプレートを1つ作成して全社展開する

  • ✅ 休眠アカウントの棚卸しフロー(3ヶ月ごとの棚卸し)を設定する

本記事の内容に誤り等がございましたら、こちらからご連絡ください。

監修

Admina Team

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