導入事例

「いつものシート」を同期してAPI非対応SaaSも網羅。急成長企業の一人情シスを支える、Adminaの自動化と一元管理

「いつものシート」を同期してAPI非対応SaaSも網羅。急成長企業の一人情シスを支える、Adminaの自動化と一元管理

株式会社令和トラベル

コーポレートUnit - Corporate-IT

村田 弥昭

# SaaS利用状況の可視化

# シャドーITの可視化

# アカウントライフサイクルの効率化

# 退職アカウントの検知

# アカウント棚卸効率化

# SaaSコスト削減

# 外部共有コンテンツの検知

私たちは、「あたらしい旅行を、デザインする。」をミッションに、旅行におけるあたらしい体験や、あたらしい社会価値の提供を目指すデジタルトラベルエージェンシーです。

サマリー

一人目の情シスとしてジョインした村田氏は、急成長に伴うSaaSの増加により、社内での利用状況を正確に把握することが急務となっていました。マネーフォワード Adminaの導入によって、当初の想定を上回る100超のSaaS利用を可視化。オートメーション機能による退職者対応の自動化や、新機能「カスタムアプリ・スプレッドシート連携機能」による現場とのスムーズな連携により、効率的かつ確実な管理体制を構築しました。

導入前の課題

  • SaaSの利用実態をスプレッドシートで管理していたため、Slackの過去ログを検索して利用ツールを特定するような地道な把握作業が状態化していた

  • 手動で退職者のアカウント削除をしていたため、セキュリティリスクや不要なライセンスコスト発生の懸念があった

  • 急成長によりガバナンス整備が急務となっており、IPOやセキュリティ認定の取得を見据えたSaaS利用の可視化が不可欠な状況だった

導入効果

  • 当初の想定を大きく上回る100超のSaaS利用を可視化できた

  • オートメーション機能により、指定日の午前0時にアカウント停止が自動で実行され、効率的かつセキュアな運用を実現した

  • カスタムアプリ・スプレッドシート連携機能の活用で、他部門の管理者に負担をかけず、API非対応ツールの最新情報をAdminaへ集約できるようになった

「エゴサ」でSaaSを探す日々。退職者対応の「削除漏れ」が最大の懸念

── 村田様の社内での役割やミッションを教えてください。

村田様:私は一人目のコーポレートITとしてジョインしました。入社当時は専任の担当者が不在だったため、まさに「ゼロ」から体制を構築していく役割でした。現在はヘルプデスクやデバイス管理、情報セキュリティ全般に加え、全社的なAI活用の推進や海外子会社のITサポートなど、コーポレートITの全領域を幅広く担当しています。

一人で全てをやらなくてはいけないので、時間は限られています。そのため「自動化」は私にとって非常に重要なテーマです。いかに効率化して、最終的には「自分が何もやらなくていい状態」を目指して日々業務に取り組んでいます。

── Admina導入前は、どのような課題を感じていましたか?

村田様:入社した時点では、会社の急成長の裏で社内のIT環境の整備が追いついておらず、誰がどのツールを契約しているのかをスプレッドシートで管理をしている状態でした。当時は、Slackの過去ログを検索する「社内エゴサ」のような形で、地道に「このツールを使っていませんか?」とヒアリングを重ねてリストをアップデートしていました。

最大の懸念は、退職者が出た際に「本当に全てのアカウントを削除できたか?」という不安が常にあったことです。削除漏れはセキュリティリスクに直結しますし、不要なライセンスコストも発生してしまいます。IPOやセキュリティ認定の取得を見据える上で、利用状況の可視化は避けて通れない課題でした。


機能、コスト、そして「共創」できるパートナーとしてのスピード感

── 数あるツールの中で、Adminaを選んだ理由は何でしょうか。

村田様:コスト面はもちろんですが、機能面ではGoogle ドライブの外部共有ファイルのアラート機能が備わっていたことが大きかったです。管理が不十分な状態では、意図しない共有設定などを即座に検知・制御できることが非常に重要でした。

また、プロダクトの「進化のスピード」と「サポート体制」も決定打になりました。契約前から相談に対するレスポンスが非常に早く、一緒にプロダクトを良くしていけるパートナーだと感じたんです。それを象徴するのが、MDM(デバイス管理)ツールの「Iru(Kandji)」との連携です。リクエストした際、驚くほどのスピードで実装していただいたのですが、一人情シスとして孤独な中で、こうしたフットワークの軽さと頼れるサポートがあることは、非常に心強いポイントでした。

導入して驚愕。「50個」だと思っていたSaaSが、実は「100個」を超えていた

── 実際にAdminaを導入して、どのような発見がありましたか?

村田様:まずは主要なSaaSをAdminaに連携し、アカウントの棚卸しから始めました。導入前は「社内のSaaSは50個くらいだろう」と思っていたんです。ところが、Adminaで可視化してみると、昨今のAIブームもあって実際には100を超えていることが判明しました。

これらを放置せず、一つの場所に集約できたことは大きな一歩でした。Adminaなら退職した人のアラートが全SaaSを横断して出るので、バラバラだったパズルがようやく綺麗に組み合わさった感覚がありましたね。

「スプレッドシートを最新化するだけ」。現場の負担を最小化し、管理の空白を埋める

── 新機能の「カスタムアプリ・スプレッドシート連携機能」を先行利用いただきましたが、導入のきっかけを教えてください。

村田様:Adminaさんのイベントで、他社の情シスの方と「既存のスプレッドシートをそのまま取り込めたら便利ですよね」と話していたんです。その内容をプロダクト責任者の方にそのままお伝えしたところ、開発が進み、正式リリース前に先行提供いただく形になりました。

AdminaはSaaS連携数が非常に豊富ですが、世の中にはAPI非対応のツールもまだ多く存在します。以前はそれらのアカウント情報をCSVで手動管理していましたが、一人情シスの私にとって、全てのツールの動きを完璧に追うのは不可能に近いことでした。

特に、私が管理者権限を持たないツールについては各部署の担当者に協力を仰ぐ必要がありますが、情シス以外のメンバーに「Adminaにログインして情報を更新してほしい」と頼むのは、工数的にも心理的にも非常に敷居が高いものです。しかし、この機能を使えば「いつもの管理シートを最新にするだけでいい」と依頼できます。現場に新たな負担を強いることなく、Admina側に最新情報が同期される。この仕組みのおかげで、現在では管理対象の半分以上を占めるカスタムアプリの運用を、現場を巻き込みながらスムーズに進めることができています。

「削除漏れ」の不安が解消。人一人雇う以上の価値を生む自動化の力

── 導入によって、実務や心理面にはどのような変化がありましたか?

村田様:退職者の状況が完全に可視化され、アカウント削除漏れがなくなったことが非常に大きいです。退職時にアラートが出るため即座に対応が可能になり、かつて抱えていた心理的な不安が解消されました。また、休眠アカウントが可視化されたことで棚卸しがスムーズになり、ライセンスコストの削減にも繋がっています。

特に「オートメーション機能」には助けられています。これまでは退職した方の処理を月初に手作業で一つずつ行っており、即座に対応することが難しかったのですが、今はオートメーション機能によって、退職当日の午前0時に自動でアカウント停止が実行してくれるようになりました。タイムラグのない対応が可能になり、運用が非常に効率的かつセキュアになったと感じています。

費用対効果を考えると、人一人を派遣で雇えば年間で数百万かかりますが、一人情シスの限界をアシストしてくれるAdminaのコストは、それと比較すれば非常に安価です。ガバナンス強化やリスク低減という「見えないコスト」を含めると、投資対効果は極めて高いと評価しています。

Adminaをハブに、ガバナンスの完全自動化と「攻めの情シス」を加速させる

── 今後、Adminaを活用して実現したい展望を教えてください。

村田様:今後はセキュリティ認定の取得やガバナンスのさらなる強化を目指しており、Adminaをそのための強固なアカウント管理基盤としてフル活用する予定です。退職者対応についても、さらなる自動化を進め、完全自動化を目指したいと考えています。

Adminaは、私のように一人情シスでリソースが限られている企業や、これからガバナンスを強化したい成長企業にとって非常に強力な武器になります。50名まで無料枠もあるので、まずは少人数からお気軽に試してみて、組織の成長に合わせて使いこなしていくのが良いのではないでしょうか。