マネーフォワードi、SaaS導入企業の1021名を対象に「SaaS管理に関するアンケート調査」を実施
2023年6月13日
約8割の企業が「シャドーIDあり」と回答、4割以上が事業部によるSaaS導入を実施
マネーフォワードi株式会社は、SaaS導入企業に勤務する1021名を対象に、「SaaS管理に関するアンケート調査」を実施しました。
■調査結果トピックス
・約8割が、ムダ(未使用)になっているアカウントの存在を認識している。
・そのうち約6割に、月額3万円以上のコストが発生している。
・わずか1.5割しか「シャドーIT※1」を完全に検知をできていない。
・ SaaS管理において最も手間のかかる作業は「退職時のアカウント削除」。
・4割以上が事業部主体でSaaSを選定している。
※1 システム管理部門による把握や管理が及んでいないSaaSのこと。
・約8割が、「ムダ(未使用)なアカウントがある」と回答。
※N=1021
自社で導入しているSaaSについて、ムダ(未使用)になっているアカウントがあるかを尋ねたところ、78.0%が「ある」と回答し、約8割の人が社内においてアカウントの棚卸しや削除が十分になされていないと感じていることがわかりました。
・約6割が、ムダ(未使用)なアカウントに対し月額3万円以上のコストが発生していると回答。
※N=796
ムダ(未使用)になっているアカウントがあると回答した人のうち、63.2%の人がムダなアカウントに対して月額3万円以上のコストが発生していると回答しました。
・わずか15.3%のみが「完全にシャドーITを検知できている」と回答。
※N=1021
シャドーIT(未認可のクラウドサービス)の検知について、「完全に検知している」と回答したのは15.3%、「一部出来ている」が51.4%、「全くできていない」が12.7%、「わからない」が20.6%でした。完全にシャドーITを検知できているケースは少なく、中には全く検知できていない企業もあることがわかりました。
・約4割が今後シャドーITの検知・対応を予定していると回答。
※N=130
シャドーITの検知について「全くできていない」と回答した人のうち、38.9%が今後の検知対応について「検討中」または「予定あり」と回答し、対策を検討していることがわかりました。
・最も手間のかかる作業は「退職者のアカウント削除」。
※N=758
手間がかかると感じているSaaS管理の作業について、5割以上が「退職時のアカウント削除」と回答し、最多でした。また、「アカウントの定期的な棚卸」、「シャドーIT/IDの検知」「入社時のアカウント作成」も4割以上が回答し、従業員の入社から管理・退職まで、幅広い業務で手間がかかっていることがわかりました。
・約4割が「事業部のSaaSは事業部主体で導入」と回答。
※(左)N=1021、(右)N=417
40.8%が、「事業部のSaaSは事業部が主体となって選定している」と回答しました。また、事業部主体でSaaSを選定していると回答した人に、全社利用と事業部利用のSaaSの数を比較してもらったところ、「事業部で利用するSaaSのほうが多い」という回答が50.6%、「全社利用するSaaSのほうが多い」という回答が31.7%でした。こうした回答から、事業部主体でのSaaS導入が進んでおり、情報システム部門の管理が届きにくくなっていることがわかりました。
マネーフォワードi代表 今井義人コメント
導入までの工数がそれほどかからず、手軽に契約開始できることから日本でも急激にSaaSの導入が進んでいると感じています。一方、情報システム部門が利用を承認していない「シャドーIT」の発生を多くの方が自覚しているにもかかわらず、対策を打てていない企業も多いのではないかと感じました。事業部で利用するSaaSを事業部が選定し、導入するケースが多いという結果から見ても、SaaS利用が活発に進んでいる半面、管理の目が届きにくくなっていることが読み取れます。
また、SaaS管理業務のうち、手間だと感じられる作業についてはどの項目にも回答が集まっており、情報システム部門におけるSaaS管理業務の負荷の大きさを感じました。
セキュリティリスクの検知やコスト管理は、SaaSが増えるにつれて手作業では限界が来ます。当社はセキュリティ面やコスト管理、担当者の負担軽減をしつつ、SaaSを活用して効率よくビジネスを進める企業に対し、SaaS管理プラットフォーム『マネーフォワード Admina』の提供を通じて今後も支援していきます。
調査概要
調査テーマ :SaaSサービスに関するアンケート
調査実施 :株式会社マネーフォワード
調査対象 :SaaSを利用する企業に所属する経営者・役員、会社員(事務系、技術系、その他)1021名
調査実施期間:2023年4月24日(月)〜4月26日(水)
調査方法 :Fastaskを用いたインターネットリサーチ
SaaS管理プラットフォーム『マネーフォワード Admina』について
『マネーフォワード Admina』は、マネーフォワードグループのコアテクノロジーであるアグリゲーション※2基盤を活用し、”SaaSの家計簿”のように一元管理を可能にするSaaS管理プラットフォームです。退職者のIDを自動検出できるため、入社・退職時発行・削除の管理が容易になります。シャドーITの検出や、オフボーディングを一気通貫で対応可能なだけでなく、SaaSのコスト管理やコスト削減提案を実現します。
URL:https://i.moneyforward.com/
※2 APIまたはスクレイピングを用いて、データの取得を行うこと。
マネーフォワードi株式会社について
名称 :マネーフォワードi株式会社
所在地 :東京都港区芝浦 3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
代表者 :代表取締役社長 今井義人
事業開始:2021年2月
事業内容:『マネーフォワード Admina』(https://i.moneyforward.com/)の開発・提供
※記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標です。