API開発を支援するコラボレーションプラットフォーム Postman 料金・機能・使い方| マネーフォワードAdmina SaaS管理ツール

機能詳細

Postmanは、APIの構築、管理、テスト、およびドキュメント作成を支援する総合的なAPI開発ツールであり、コラボレーションに優れたプラットフォームです。Postmanの主な機能を詳しく説明します。

APIリクエストの作成とテスト:
HTTPリクエストを簡単に作成し、様々なHTTPメソッド（GET、POST、PUT、DELETEなど）を使用してAPIに対するリクエストを送信します。 パラメータやヘッダー、ボディなどのリクエスト要素をカスタマイズできます。 リクエストのテストスクリプトを作成し、自動化されたテストを実施することができます。

APIレスポンスの確認:
APIからのレスポンスを確認し、ステータスコードやレスポンスボディを視覚的に表示します。 レスポンスのヒストリーを追跡して過去のリクエストやレスポンスを確認できます。

コレクションと環境の管理:
関連するAPIリクエストをグループ化してコレクションとして管理できます。 異なる環境（開発、本番など）を設定し、環境ごとに変数を定義してAPIテストを行います。

モニタリング:
定期的なAPIテストやモニタリングを設定し、APIの可用性や性能をトラッキングします。

ドキュメントの自動生成:
テストされたAPIリクエストからドキュメントを自動生成し、APIの利用方法を明示化します。 ドキュメントは、開発者がAPIエンドポイントやリクエストを理解するのに役立ちます。

コラボレーションとチーム管理:
チームでの協力を可能にするため、共有やコラボレーションが簡単に行えます。 チームメンバーとの共同作業、コメントの追加、共有リンクの生成などができます。

使い方

Postmanとは、WebAPIの開発、APIテスト、APIドキュメント作成などをサポートするためのツールです。APIクライアントとしての豊富な機能を提供しています。Postmanの基本的な使い方をご紹介します。詳しい使い方は公式HPをご覧ください。

・Postmanインストールと起動
Postmanを公式ウェブサイト（https://www.postman.com/）からダウンロードし、インストールします。インストールが完了したら、Postmanを起動します。Windows、macOS、Linuxに対応しています。

・ユーザーアカウント作成
「Create Account」を選択し、アカウントを作成します。Googleアカウントでサインインすることも可能です。必要な情報を入力して完了します。

・APIリクエストの作成
Postmanを使用すれば、簡単にリクエストを作成しテストを実行できます。自動テストを行う方法もあります。メイン画面で、新しいリクエストを作成するためのタブが表示されます。タブの左上にある「New」ボタンをクリックし、リクエストの詳細を入力します。

・HTTPメソッド「HTTP Request」をクリックし、URL、KEY、VALUE、DESCRIPTION等を入力します。リクエストのHTTPメソッド（GET、POST、PUT、DELETEなど）を選択します。 リクエストの設定が完了したら、右側にある「Send」ボタンをクリックしてリクエストを送信します。Postmanはリクエストを送信し、サーバーからのレスポンスを表示します。

・レスポンスの解析
レスポンスのボディには、サーバーから返されたデータが含まれています。JSONやXMLなどの形式の場合、Postmanは自動的に整形して表示します。必要に応じて、レスポンスを解析し、必要なデータを抽出することができます。「Test Results」のタブにテスト結果が提示されます。

・コレクションの作成と共有
関連するリクエストをグループ化するために、Postmanではコレクションを作成することができます。 リクエストやテストパターンをコレクションに保存できます。コレクションには複数のリクエストが含まれ、APIの各機能やエンドポイントごとに整理できます。APIのエンドポイントを定義し、リクエストの送信先を指定します。また、コレクションは他の開発者と共有することも可能です。

メリット

Postmanの導入メリットをご紹介します。

・効率的なAPI開発
API設計、APIテスト、デバッグ、ドキュメント化を効率化します。APIリクエストやレスポンスを直感的なインターフェースで作成および編集できるため、開発者は迅速にAPIの機能を実装できます。

・テストの自動化と効率化
テストスクリプトやランナー機能があり、APIテストを自動化することができます。これにより、重複作業の削減や繰り返しテストの効率化が可能になります。

・デバッグの容易化
リクエストとレスポンスの詳細な表示やデバッグ機能を提供します。開発者はAPIの動作を視覚的に確認し、問題の特定と解決を容易に行うことができます。

チームコラボレーションの向上
複数の開発者が同じAPIプロジェクトを共有し、協力して作業するための機能を提供します。

・ドキュメント作成の支援
APIのドキュメント化を支援します。リクエストとレスポンスの例や説明を追加し、他の開発者や利用者が使い方を理解しやすくすることができます。

・継続的な開発とテスト
CI/CDパイプラインに統合できるため、継続的な開発やテストプロセスに適しています。自動化されたAPIのテストや監視、パフォーマンステストなど、品質と信頼性を確保するためのプロセスを強化できます。

PostmanはAPI開発者やテストエンジニアにとって非常に有用なツールとなります。効率化、品質向上、チームコラボレーションの促進など、APIプロジェクトの成功に寄与します。

よくある質問

APIプラットフォームとは何ですか？

APIプラットフォームは、企業や組織がAPI（Application Programming Interface）を効率的に公開・管理するための基盤を提供します。APIとは、異なるアプリケーションやシステム間での通信を可能にするための規則やプロトコルのセットを指します。APIプラットフォームは、このAPIの公開、管理、保護を行い、システム間の連携をスムーズにするための重要な役割を果たします。

ポストマンのAPIは日本語に対応していますか？

残念ながら、現時点ではPostmanは日本語に対応していません。Postmanを利用してAPIをデザイン、開発、テストする際には、英語のUIしか使用できません。日本語版のPostmanは提供されていないため、ユーザーは英語での操作が必要です。

PostmanのWebアプリとは？

API開発中にはPostmanがよく使われるツールです。Postmanはデスクトップアプリだけでなく、2020年からはブラウザバージョンも提供されています。このブラウザバージョンにより、ユーザーはアプリケーションをパソコンにインストールすることなく、ブラウザから直接Postmanの機能を利用できるようになりました。これにより、より簡単にAPIのデザイン、開発、テストを行うことができます。

Postmanのブラウザバージョンは、以下のような利点があります。

インストール不要：アプリケーションをパソコンにインストールする必要がないため、ブラウザから直接アクセスしてすぐに利用開始できます。

どこでもアクセス可能：インターネットがあれば、どのデバイスからでもPostmanの機能を利用できます。自宅やオフィスなど、場所を選ばずにAPIの管理が可能です。

シームレスな同期：ブラウザバージョンでは、Postmanアカウントにログインすることで、デスクトップアプリとデータを同期させることができます。これにより、複数のデバイスで同じデータや設定を共有できます。

簡単なアップデート：ブラウザ版は常に最新のバージョンが提供されるため、手動でのアップデート作業が不要です。

Web APIとは何ですか？

Web APIとは、Web上で提供されるアプリケーションプログラミングインターフェースのことです。アプリケーション同士がデータや機能をやり取りできるようにするための仕組みです。具体的には、ユーザーやアプリがWeb APIにリクエストを送信し、そのリクエストに対してAPIサーバーが処理を行い、結果を返すという流れで動作します。

Web APIには、データの取得や送信、外部サービスとの連携、アプリケーション間の統合などの機能があります。たとえば、天気予報アプリが気象情報を取得するのも、Web APIを通じてデータを取得しているのです。主にREST APIやSOAP API、GraphQL APIなどの形式があり、これらはそれぞれ異なる方法でデータをやり取りします。

Web APIの利点としては、アプリケーション同士の連携が可能になる点が挙げられます。これにより、既存の機能やサービスを新しいアプリで再利用したり、システムの拡張や改善がしやすくなったりします。つまり、Web APIはアプリケーションやサービス間の橋渡しをする重要な役割を果たしているのです。

Postmanでリクエストを作成するには？

Postmanでリクエストを作成するのはとても簡単です。以下のステップに従って、リクエストを作成してみましょう。

• Postmanを開く

まず、Postmanアプリケーションを開きます。デスクトップアプリでもブラウザ版でも、同じように操作できます。

• 「New」ボタンをクリック

画面左上にある「New」ボタンをクリックします。これで新しいリソースを作成するためのダイアログが表示されます。

• 「Request」を選択

ダイアログが表示されたら、そこから「Request」を選択します。これを選ぶことで、新しいリクエストを作成する画面に移動します。

• リクエスト名と保存先を指定

リクエストの名前を入力し、どのコレクションに保存するかを指定します。Postmanではリクエストは「コレクション」という単位で管理されるため、リクエストを整理するためのコレクションを選びます。コレクションがまだない場合は、新たに作成することもできます。

• リクエストの詳細を設定

保存ボタンをクリックすると、リクエストの設定画面が開きます。ここで、リクエストの種類（GET、POST、PUTなど）やURL、パラメーター、ヘッダー、ボディなどの詳細を設定します。

• リクエストを送信

詳細設定が完了したら、「Send」ボタンをクリックしてリクエストを送信します。リクエストの結果が下部のレスポンスエリアに表示されます。

のようにして、Postmanでリクエストを作成し、APIの動作確認やテストを行うことができます。リクエストの設定が終わったら、リクエストを保存しておくことで、後から再利用したり、他のリクエストと比較したりすることが可能です。

APIのテストとは？

APIテストとは、API（Application Programming Interface）が期待される機能や性能を満たしているかどうかを確認するためのテストです。APIは、異なるソフトウェア間でデータや機能をやり取りするための「窓口」として機能します。このテストでは、APIが正常に動作し、ユーザーのニーズに応えられるかを評価します。

APIテストの主な目的は、以下のポイントを確認することです。

機能性の確認

APIが設計どおりに機能しているか、要求された通りの結果を返すかをチェックします。例えば、ユーザーがAPIにリクエストを送信したときに、正しいデータや応答が返ってくるかを確認します。

性能の評価

APIの応答時間や処理速度を測定し、性能が基準を満たしているかを確認します。APIが高い負荷に耐えられるかも検証します。

負荷テスト

大量のリクエストを送信して、APIが高負荷時でも安定して動作するかを確認します。これにより、予期しないエラーや遅延を防ぐことができます。

信頼性の検証

APIが安定して動作し続けるかを確認します。APIが何度も繰り返しても正しい結果を返すか、または長時間の運用でも問題がないかをチェックします。

セキュリティの確認

APIが適切な認証や認可の仕組みを持ち、不正アクセスからデータを守るための対策が講じられているかを確認します。

APIテストを実施することで、APIの不具合や問題点を事前に発見できるため、ユーザーに高品質で安全な製品を提供するために非常に重要です。APIが期待通りに動作しないと、製品の品質が低下し、ユーザーに悪影響を及ぼす可能性があります。

ただし、APIテストは簡単な作業ではありません。APIは異なるシステムやプラットフォーム間で通信を行うため、複雑なプロトコルや規格が関与します。そのため、APIの機能だけでなく、パフォーマンス、負荷、セキュリティ、信頼性など、さまざまな側面を検証する必要があります。