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Unityとは?機能や料金を解説

Unityとは?機能や料金を解説

Unityとは?機能や料金を解説

HC

Admina Team

2024/04/26

Unityとは

ゲーム作成の世界では、さまざまなツールやソフトウェアが存在します。これらの中でも特に優れた評価を受けているのが「Unity」です。Unityは簡単な操作性と高度な機能により、プロからアマチュアまで幅広く人気があります。

今日はこのUnityの概要と主な機能、そして使用する上での料金について詳しく解説していきたいと思います。これからゲーム作成に挑戦しようと考えている方、既に使っていてさらに詳しく知りたい方、それぞれの視点からこのUnityの魅力と可能性を探ってみましょう。

Unityとは、一般的にはゲームエンジンとして言及されていますが、その対象範囲はゲームエンジンだけに留まりません。Unityは単なる実行環境や開発環境としてだけでなく、多機能で拡張性のある統合開発プラットフォームとしても活用できます。このソフトウェアはユニティ・テクノロジーズ社によって開発・提供されており、ゲームらしい挙動をする環境だけでなく、エディタや拡張機能などの開発環境も用意されています。さらに、異なるプラットフォーム(家庭用ゲーム機、携帯ゲーム機、モバイル、Webなど)上で動作可能なデータを1つのソースからビルドすることも可能です。これにより、Unityは広範な機能と柔軟性を持ち、その幅広い利用範囲が人気の一因です。

Unityの特徴とは

Unityは、ゲーム制作の世界で高い評価を受ける開発ツールです。その特徴は、操作性の高さと豊富な機能にあります。実際、プロの開発者たちがUnityを選択する主な理由は、他の開発ツールと比べ、比較的扱いやすいからです。幅広いプラットフォームに対応し、コードは高い確率で再利用ができ、高度な3Dグラフィックス機能も簡単に開発できます。また、色彩表現力の豊かさや物理演算機能も高く評価されています。Unityの得意とする高度な表現力と、独自のユーザビリティ設計が見事に融合し、誰もが楽しみながら作業できる環境が用意されています。それが、Unityならではの特徴です。

Unityの特徴とは:実際のゲームで利用されている

Unityは、Nintendo Switch、PS4/5、Xbox、パソコン、スマートフォンなど様々なプラットフォームに対応したゲーム開発が可能なツールで、特にスマートフォンのモバイルゲームにおいては全世界のシェアの半数を超える勢いで利用されています。多機能でありながらも直感的な操作性が魅力で、開発者のアイデアを最大限に活かすことができます。一部のプラットフォームでは別途開発者契約が必要ですが、その手間がかかるとしてもその高性能は十分に価値があります。例えば、大ヒットした『Pokémon GO』や『Fall Guys』など、世界中で人気のゲームの開発にもUnityが使われました。これら一流のゲームを生み出すことができるUnityの特徴は、その汎用性と多機能さにあります。

Unityの特徴とは:初心者や子どもも使いやすい

Unityは、プロのゲームデザイナーだけでなく、初心者や子供でも使いやすいという特徴があります。必要なのはパソコンだけで、その導入は簡単です。また、公式チュートリアルが揃っているため、初めてでも迷う事なくスタートできます。さらに、Unityを使って制作できるゲームはブロック崩しのような簡単なものから、リッチで美しい3Dゲームまで幅広く対応しています。特に、2Dゲームはマウスだけで作成でき、プログラミングスキルが必要ないため、子供でも楽しむことができます。これらの特徴によりUnityは、初心者や子供にとって、ゲーム制作における入門ツールとして理想的なのです。

Unityの特徴とは:個人なら無料

Unityは全世界のゲーム開発者に愛されていますが、その魅力は誰でも手軽に利用できることです。無料で使えるUnityはプロから入門者まで幅広く使用され、高度な機能と直感的な操作性が両立されたユニバーサルな開発ツールとして評価されています。 特に注目すべきは、高水準なクオリティのゲーム制作を可能にしながら、個人の使用の場合の価格設定です。Unity公式サイトによると、個人で使用し、ゲームによる年間収入が10万ドルを超えなければ、基本的には無料で利用できます。これはつまり、個人プロジェクトや趣味のゲーム制作において、最先端のゲーム開発環境を無料で使えるということです。 ただし、収入が10万ドルを超えるようになると、有料ライセンスへのアップグレードが必要となります。これは創作活動がビジネスレベルに到達した段階での投資と捉えることができます。プロと同等の開発力を自由に駆使しながら、自身の可能性を最大限に引き出す。それこそがUnityの持つ特色です。

Unityでできることとは

Unityでできることとは一概には限りません。多くの人々がUnityをゲーム開発ツールとして知っていますが、それだけでなく建築、自動車、そしてアニメーション業界でも十分活用されています。

Unityでできることとは:建築業界での使用例

Unityの建築業界での使用例について解説します。フィンランドのSitowiseでは、Unityを高度に活用して街づくりのシミュレーションを行っています。具体的には、Unityで街の3Dモデルを作成し、気候の変化や人々の動きなど、様々な要素をシミュレートします。これにより、実際の建築に着手する前に、可能な限り問題点を洗い出し、より良い設計方法を確立することが可能になるのです。これは時間とコストの大幅な節約を実現します。Unityの活用は建築業界においても無限の可能性を秘めています。

Unityでできることとは:自動車業界での使用例

Unityは、自動車業界でも非常に有用なツールとなっています。開発や設計、テスト、プロモーションにおいて大きな役割を果たしています。具体的な例としては、スウェーデンのVolvo CarsがUnityによる自動車のシミュレーションを利用していることが挙げられます。Unityの3Dモデルを使って自動車の設計を行うことにより、全員が共通の理解を持った上で、詳細な仕様について議論を進めることができます。さらに、3Dモデルを用いたシミュレーションによって、現実環境でのリスクを抑えながらリアルなテストを行うことができます。このようにUnityは、高度な視覚表現とシミュレーション能力により、自動車業界の快適な作業支援ツールとして活躍しています。

Unityでできることとは:アニメーション業界での使用例

日本の映像制作会社クラフタースタジオでは、アニメーション制作にUnityという3Dゲーム開発ツールを活用した事例があります。例として、作品中に描かれる新宿駅の光景があります。ここでは、大勢の人々があふれている様子を表現するため、Unityを用いています。個々の人々にそれぞれ異なる「歩行パターン」を設定することで、大勢の人々が行き交う、新宿駅にしか見えないような複雑な群衆の動きが見事に表現されています。さらに、キャラクターの影の表現など、計算が難しい描写でもUnityが重宝されています。以上のように、Unityはアニメーション制作の現場でも、その多機能性と柔軟性から様々な場面で使用されています。

Unityの料金プランとは

Unityは、個人向けからプロのデベロッパーまで、様々なニーズに応えるための料金プランを用意しています。個人向け「Personal」は無料で、ゲーム制作の基本的な機能が利用できます。これだけで十分という人も多くいます。 しかし、チームでのゲーム開発や、より高度な機能を望む方は有料のプランがオススメです。チーム向けの「Plus」は年額48,394円、「Pro」は年額217,800円となっており、主に、ゲームを作り販売することを目的としたプランです。これらは価格が高くなるほど提供される機能やサポートも増えていきます。 つまりUnityの料金プランは、利用者のニーズに合わせて最適なものを選択することができ、それによって制作環境を整えることが可能です。制作を始める前に、自身の目的や予算を把握し、適切なプランを選んでください。

Unityを無料で利用するための条件とは

Unityは、ゲーム制作やAR・VR制作など、幅広い領域で応用される強力な開発ツールです。このツールを無料で使用するには一定の条件が設定されています。その条件とは、開発者の「過去12ヶ月間の収益と資金調達(自己資金を含む)が年間10万ドルを超えない」ことです。こちらの詳細はUnityの公式サイトで確認できます。 このルールは、個人でゲーム制作を行う場合にはほとんど問題にならず、安心して無料プランから始めることができます。しかも、もし途中で更に本格的に制作を進めることになった場合でも、プランのアップグレードは自由に行うことができます。つまり、無料でも十分にUnityの魅力と便利性を活用でき、スキルや利益が伸びてから有料プランに切り替えることも簡単なのです。これにより、Unityは幅広い開発者に向けて自身の可能性を探りやすい環境を提供しています。

Unityのダウンロード・インストール方法とは

Unityはゲーム開発やVR・ARコンテンツの作成に利用される大変強力なツールです。この章では、Unityのダウンロード・インストール方法をご紹介します。まず、Unity公式サイトから自身の使用環境に合わせた最新バージョンをダウンロードしましょう。次にダウンロードしたファイルを開き、指示に従ってインストールを進めます。途中で「Unity Hub」の導入を求められることがありますが、「Unity Hub」は複数のプロジェクトやバージョンの管理を一元化できる便利なツールなので、こちらも併せてインストールしておくと良いでしょう。以上の手順を踏んで、Unityを無事インストールできれば開発環境が整いました。後は開発者としての創造性を存分に発揮して、あなただけのオリジナル作品を生み出していきましょう。

Unityのダウンロード・インストール方法とは

Unityを使うためにはまず、各種バージョンのUnityを管理するためのハブアプリケーション、Unity Hubのダウンロード・インストールが必要です。Unity Hubは単なる管理ツールにとどまらず、これまで作成したプロジェクトの一覧表示や学習リソースの管理、さらにはUnityアカウントやライセンスの管理などを一手に引き受ける、まさにUnity作業の中心(ハブ)となるアプリケーションです。 Unity Hubをダウンロードするには、Unity公式サイトにアクセスし、「Unity Hubをダウンロード」ボタンをクリックします。

下記のURLから直接ダウンロードページにアクセスできます。

https://unity3d.com/jp/get-unity/download

ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックすると、インストール画面が表示されます。画面に従って操作を進めていき、Unity Hubのインストールが完了すると、Unityのダウンロード・インストール、管理が一元的に行えるようになります。

Unityのダウンロード・インストール方法とは:Unity Editorをインストール

まず、Unity Hubを開きます。初回利用時はまだ何も表示されない「インストール」画面から青色の「インストール」ボタンを確認します。クリック後に表示されるポップアップ画面では、数種類のUnityバージョンが選択可能です。 安定的な動作が求められる場合は、名前の末尾に「(LTS)」が付く「Long Time Support(長期サポート)」が提供される「正式リリース」から選びます。初心者にはこのバージョンが最もおすすめです。 選択後「次へ」へ進み、「モジュールをインストールする」画面で途中で必要になるモジュールを同時にインストールできます。しかしUnityインストール後でも追加可能なため、初めは後回しにしても問題ありません。 その後、処理が完了すると選択したUnityのバージョンがインストールされたことが「インストール」画面で確認できます。これでUnity Editorのインストールが完了です。

Unityのダウンロード・インストール方法とは:Unityライセンスをリクエスト

Unityをダウンロード、インストールする際、特に重要なステップとなるのが「Unityライセンスのリクエスト」です。このプロセスは、使用するUnityプランに応じて自分のUnity IDアカウントでライセンスをリクエストし認証することでライセンスが取得できます。 独自のライセンスを取得せずにUnityを利用することも可能ですが、その場合は無料のPersonalプランのライセンスが適用され、上位プランの特典は利用できません。したがって、Personalプラン以上の契約を行い、特典を活かしたい場合や、所属チームから割り当てられたライセンスを利用する場合は、早めにライセンスのリクエストを行うことが必要です。 ライセンスのリクエストは、Unity HubまたはUnity IDウェブサイトにて実施できます。まだUnity IDアカウントを作成していない場合は、Unity Hubの人型アイコンをクリックし「IDを作成」を選択、必要事項を記入し送信すれば完了です。アカウント作成後は画面の指示に従い、「ライセンスの管理」を選択、画面上の「新規ライセンスの認証」をクリックし手続きを進めてください。一時的に割り当てられたライセンスを返却する際も同様の手順で「ライセンスの返却」を選択すれば可能です。 Unity IDアカウントとライセンスは密接に結びついており、柔軟に変更が可能です。活用してUnityの機能を最大限に利用しましょう。

Unityのアセットストアとは

Unityの「アセットストア」は、ゲーム制作の現場で欠かせません。これは、Unity用の素材、いわゆるアセットを取り扱っているオンラインのマーケットプレイスです。利用者はここで、自分の作るゲームに必要な3Dモデルやテクスチャ、サウンド、スクリプトなどを購入・ダウンロードできます。また、一部のアセットは無料で提供されていることも特徴の一つです。これらのアセットを活用することで、ゲーム制作の効率化はもちろん、描きたい世界観や演出を実現するための多彩な素材が手に入るため、思い描いているゲーム制作の幅も格段に広がります。

アセットストアの活用方法とは

アセットストアは、開発者たちの作業を大幅に簡略化する素晴らしいツールです。ここでは数多くの素材が提供されており、その中から特定の素材を選択しダウンロードすることで、自分だけのゲームづくりができます。 しかし、中にはどの素材を利用すれば良いのか迷ってしまう方もいるでしょう。そんなときは、Unity公式の素材や無料で配布されている素材から選んでみてはいかがでしょうか。その2つだけでも驚くほどの数の素材が揃っています。 そして素材を選ぶ際のポイントは、作りたいゲームのテイストに合わせて選ぶことです。アニメ調の素材かリアル調の素材か、あなたの開発したいゲームの世界観にぴったりの素材がきっと見つかるでしょう。このように、アセットストアはゲーム開発を進める上で重要な要となります。豊富な素材から自分の創りたい世界を実現しましょう。

まとめ

Unityはその豊富な機能性と手に入れやすい価格設定により、ゲーム作成を志す全ての人にとって魅力的な選択肢となっています。初心者からプロまで、ゲーム開発の全工程を一つの環境で実現できるUnityを利用して、あなたのゲーム制作の冒険が一層豊かで楽しいものになることでしょう。

よくある質問

Unityを日本で開発している会社は?

Unityを日本で展開している企業には、ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社があります。この企業は、日本国内で「Unity」の販売を担当しており、Unityは主にリアルタイム3Dコンテンツの制作や運用に特化したプラットフォームです。ゲーム開発者、アーティスト、建築家、自動車デザイナー、映画製作者など、幅広い分野のプロフェッショナルがUnityを利用しています。

Unityで作られたコンピュータゲームは?

Unityで開発された注目のPCゲームの一部を以下に紹介します。

「Getting Over It with Bennett Foddy Trailer」

「Untitled Goose Game」 〜いたずらガチョウがやって来た!

「Escape from Tarkov」

「Among Us」

「Fall Guys」

Unity Asset Storeとは何ですか?

Unity Asset Storeは、ユニティテクノロジーズとコミュニティメンバーによって開発された無料および商用のアセットが提供されているライブラリであり、その規模は現在も拡大しています。

Unityで作られたスマホゲームは?

Unityで開発されたスマートフォン向けゲームの中からいくつかを紹介します。

ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君

テラバトル

SKYLOCK - 神々と運命の五つ子 - 王道RPG

猫耳さばいばー!

合体RPG 魔女のニーナとツチクレの戦士

スリングショットブレイブズ

おばけおけばOK!

モンスターダッシュ

これらのゲームはUnityを使用して開発されており、様々な特徴や楽しみどころがあります。


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