より良いカバレッジを実現する Codecovとは？ | マネーフォワードAdmina

Codecovは、コードのテストカバレッジを計測結果を可視化したり連携したツールへ通知したりすることが出来るサービスを提供しています。アプリケーションを配信する前に、ソフトウェアのバグや構文の問題を検出します。ファイルやディレクトリ単位でのカバレッジ計測、C、Python、JavaScript、Rubyなどの多くの言語に対応しています。GitHubとの連携も可能です。
Codecovを使用することで、開発者はテストランナーやカバレッジレポートのデータをCodecovにアップロードし、ウェブインターフェース上で情報を表示・分析することができます。このツールにより、ソフトウェアのテスト状況やカバレッジの詳細を視覚化することが可能となります。
Codecovは、各行や関数などのコードの実行状況を示すレポートを提供します。これにより、テストされていない箇所やカバレッジの低い部分を特定し、テストの網羅性を向上させることができます。また、プロジェクト全体の統計情報やトレンドの追跡も可能です。
Codecovはソフトウェア開発チームやプロジェクトの品質管理において役立ちます。テストの網羅性の向上やバグの早期発見、チームメンバーとの共有やコラボレーションの改善など、ソフトウェアの品質向上と効率化に寄与します。

Codecov 機能一覧

・影響分析
・ソースコードカバレッジ
・豊富な言語、CI/CD
・ステータスチェック
・YAMLファイルが使用可能
・GitHub連携

機能詳細

Codecovは、ソフトウェアのコードカバレッジを測定、表示、分析するためのオンラインプラットフォームです。コードカバレッジは、テストスイートやテストケースがコードのどれくらいを網羅しているかを示す指標です。Codecovを使用することで、開発者は自動化されたコードカバレッジレポートを生成し、プロジェクトのテストの品質とカバレッジを可視化することができます。Codecovの主な機能と利点をご紹介します。

・コードカバレッジの可視
カバレッジレポートを視覚的に表示することで、開発者にコードのテストの網羅度を示します。ソースコード上でどの部分がテストされておらず、どの部分が網羅されているかを明確に確認できます。

・統合されたレポート
さまざまなテストランナーやCI/CDツールとの統合が可能です。これにより、テストランの結果を自動的に収集し、カバレッジレポートを作成できます。一度設定すれば、毎回手動でカバレッジレポートを生成する必要はありません。

・履歴とトレンドの追跡
プロジェクトのカバレッジの履歴を保存し、トレンドを追跡できます。過去のカバレッジデータを参照することで、プロジェクトのテストスイートの改善や品質向上の進捗状況を把握することができます。

・プルリクエストの統合
GitHubやBitbucketなどのバージョン管理システムと統合することで、プルリクエストごとにカバレッジの変更を確認できます。開発者は、コード変更がカバレッジにどのような影響を与えるかをすばやく評価できます。

・分析とレポートの生成
プロジェクトのカバレッジデータを分析し、統計情報や詳細なレポートを生成します。特定のファイルやディレクトリのカバレッジを確認したり、特定のメトリクスを追跡したりすることができます。

Codecov 料金プラン

・Open Source　無料
・Basic　無料
・Pro　$12/ユーザー/月
・Enterprise　お問い合わせ

料金については 公式サイトにてお問い合わせください。

使い方

Codecovはソフトウェアのコードカバレッジを可視化するためのツールです。基本的な使い方をご紹介します。

Codecovにサインアップし、利用するリポジトリをセットアップします。コードホストアカウントを接続します。GithubユーザーはCodecov GitHubアプリをインストールして下さい。GitHubなどの該当リポジトリをCodecovに追加します。使用するリポジトリをクリックし、トークンをコピーします。 Codecovアップローダーとリポジトリアップロードトークンを利用し、レポートをアップロードします。CI/CDパイプラインのステップとして追加する必要があります。コミットしてCI/CD パイプラインを実行します。Codecovからカバレッジ分析を取得します。 ダッシュボードを表示し、確認します。

GitHub Actionsとの連携

GitHub Actionsと連携することができます。

GitHub Actionsは、GitHub上でワークフローを自動化するための機能です。開発者は、リポジトリ内に定義されたアクションを使用して、テスト、ビルド、デプロイなどのタスクを自動化することができます。

Codecovは、GitHub Actionsと統合して、自動的にコードカバレッジの情報を収集し、Codecovのサーバにアップロードすることができます。これにより、テストの実行やレポートの生成、レポートのアップロードまでを自動化することができます。

・ファイルの作成
プロジェクトのリポジトリ内にレポートを生成するためのGitHub Actionsワークフローファイルを作成します。テストランナーやビルドツールを設定し、カバレッジレポートの生成をトリガーします。

・レポートの生成と保存
GitHub Actionsがフローを実行し、テストの実行やビルドが行われます。テストランナーやビルドツールはレポートを生成し、特定のディレクトリに保存します。

・アクション追加
ファイルにCodecovのアクションを追加します。カバレッジレポートをCodecovにアップロードする手順が実行されます。

・レポートのアップロード
Codecovのアクションが実行され、カバレッジレポートがCodecovのサーバにアップロード、Pull Requestにコメントします。アップロードされたデータは、Codecovのウェブインターフェースで表示・分析することができます。

GitHub ActionsとCodecovを組み合わせることで、テストやカバレッジレポートの自動化が可能になります。開発者はGitHub上での作業を効率化し、コードの品質管理とテストカバレッジの向上を促進することができます。

導入メリット

Codecovの導入には、いくつかのメリットがあります。

・コードカバレッジの可視化

Codecovはコードのカバレッジ情報が表示される可視化ツールです。カバレッジレポートを通じて、どの部分のコードがテストされており、どの部分がカバーされていないのかを明確に把握できます。

・テストの品質向上

コードカバレッジは、テストスイートがどれだけの範囲をカバーしているかを示します。Codecovを使用することで、テストの不足箇所や網羅性の問題を特定し、テストの品質を向上させることができます。

・バグの早期発見

カバレッジレポートを分析することで、テストの漏れやバグの存在を早期に発見できます。未テストのコードやカバレッジの低い箇所は、潜在的なバグのリスクを抱えている可能性が高いため、それらを特定することができます。

・コード品質の向上

カバレッジの向上は、ソフトウェアの品質向上にもつながります。テストされたコードは、バグや予期しない動作のリスクを低減するため、より安全かつ信頼性の高いソフトウェアを開発することができます。

Codecovの導入はソフトウェア開発プロジェクトにとって非常に有益です。正確にカバレッジを測定し情報を得るためには、適切なテストスイートの作成とメンテナンスが重要です。

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